ブラック★ロックシューター テレビアニメのPVとメインビジュアルが公開されています

　今まであった絆が失われてしまうのは、とても
恐ろしい事でしょう。離ればなれになってしまったら、
お互いに近づきたいと思っていてもそれを知る
手立てがありません。でももし、あきらめずに
前へ進む事ができるなら、道が開けるのかもですね。
ストーリーとしてはOVA版に近い感じになるの
でしょうか。

　テレビアニメ「ブラック★ロックシューター」の
公式サイトが更新されています。メインビジュアル
となるイラストと、作中からの場面を集めたと
思われるPVが公開されています。

　メインビジュアルの方では、ブラック★ロック
シューターやデッドマスターの他、更新前に掲載
されていたイラストに描かれていたキャラの姿が
描かれています。角を生やしたキャラと、茨を
モチーフにしたような冠を頭に載せたキャラですね。
他にも、マスクをつけて目だけのぞかせている
キャラの姿も見えます。この辺りのデザインは、
PSP用ゲーム版に出てくるエイリアン達にも似ている
感じがします。

　それら偉業のキャラが描かれている手前に、
２人の女の子がいます。彼女達は、OVA版に登場する
黒衣（くろい）マトと小鳥遊（たかなし）ヨミみたい
ですね。とすると、世界観としては、PSPゲーム版
よりもOVA版に近かったりするでしょうか。

　気になるのは、マトとヨミの仕草だったりします。
マトが少しリードするような形で、ヨミと２人で
手をつないでいます。彼女達は顔を見合わせて
屈託なく笑っています。
　それだけなら麗しい絆、とも言えるでしょう。
でもこのサイトのトップページには、大きく書かれた
文字が見えます。そこには「つないだ手と手、離れるとき」
とあります。
　これは、マトとヨミが離ればなれになる、という
意味？　こんなに楽しそうにしている２人が引き
裂かれるとしたら、とても切ないでしょう。

　OVA版でも、そういう場面はありました。ヨミは
マトと距離ができてしまったと思い胸が苦しく
なってしまいます。またマトも、ヨミを求めて
さまよう事になります。

　映像の方では、マトとヨミが教室で笑い合う
場面や、クラスメイト達が浴衣を着て出かける
様子、ユウらしい女の子とマトが話している
場面などが見られます。この感じもOVA版と似て
いますので、もしかしたらあちらと近いストーリー
を連続アニメとして描いていくのかもしれません。

　また、放送する長さについては、「全８話」とも
書かれています。普通の１クールの話数の３分の２
ぐらいですね。短い期間と言えそうですがOVA版
よりは長いですので、もし同じ流れを入れて
いくのだとしたら構成が変わっていったりするのか
気になります。

　なお、スタッフについても一部だけ紹介されて
います。キャラ原案は、最初にブラック★ロック
シューターのイラストを公開されたhukeさんです。
原作はBRS★projectとされていて、アニメーション
制作はOrdetとサンジゲンが担当するそうです。
他にもスタッフがリストアップされているのですが、
なぜか肩書きだけ見えていて名前の所は線で
消してあります。後でだんだん明らかになっていく、
という事？
　監督の所だけ、ほんのちょっと文字が見えて
いますね。そのつづりから見ると、OVA版でも
監督をされた吉岡忍さん、でしょうか。ここも
その内公開されるのでしょう。

　映像では、マトやヨミの場面以外の世界も描かれて
います。ブラック★ロックシューターがたどり着く
場所は、巨大な人形が寄せ集められたような
抽象的な空間で、その中空に浮かんでいる屋敷が
目指す場所のようです。人形の頭に何本もの足が
生えたような物体が押し迫ってくる所にキャノンを
撃ち込むカットもありますね。
　後は、デッドマスターとのバトルもあります。
突然ブラック★ロックシューターが鎖ですまき
みたいにされていますけど、、、これは笑う所、じゃ
ないですよね。OVA版ではブラック★ロックシューター
とデッドマスターの息詰まる戦いが流れるように
描かれていましたけれど、今度のテレビアニメでは
どうなるでしょうか。

　少し気になったのは、ブラック★ロックシューターの
表情だったりします。OVA版やPSP用ゲーム版では
ずっと無表情でクールな印象でしたけれど、映像の
中やサイトのトップページにあるイラストでは、
歯を食いしばるような険しい顔をしています。それと、
以前のアクションではアクロバティックというか
軽業のように飛び回って戦うイメージがありました
けれど、テレビアニメ版のPVでは、足を広げたり
踏ん張ったりするなど、割と力を重視した動きが
見られる気がします。パワーよりも身軽さで戦って
もらいたいようにも思いますけれど、実際には
どうなるのでしょうね。

　メインビジュアルや、サイトに書いてあるコピーの
感じからすると、マトとヨミの親密さが物語の中心に
なってきそうに思えます。そこには百合な感情の
やりとりがあるのでは、と期待したいものです。