その花びらにくちづけを 「玲緒っぽいらじお」第16回=「麻衣っぽいらじお」!
さりげなく麻衣のオープニングドラマとトークで
始まっていますね。パーソナリティは麻衣で、ゲストは
玲緒? こういう形も面白いですね。2人のキャラや
声がどんな風に生まれたのかなど興味深いトークも
聞けます。こういういきさつがあるから、玲緒と麻衣
が自然な感じで語り合えるのでしょうね。この回は
ずっとそんな雰囲気があって素敵です。
サークル「ふぐり屋」さんによる百合作品シリーズ
「その花びらにくちづけを」より、ヒロインの1人、
川村玲緒をパーソナリティとしたWebラジオ、
「玲緒っぽいらじお」の第16回です。声の担当は
杏花(あんずはな)さんです。
、、、というのがいつもの番組ですけれど、ここでは
ちょっと別になっていますね。この回では、ヒロインの
1人、沢口麻衣をパーソナリティとしたWebラジオ、
「麻衣っぽいらじお」が配信されています。声の担当は
和泉あやかさんです。
(なお、「その花びらにくちづけを」のシリーズは
年齢に制限がありますが、ラジオ番組の方には
制限はないようです。また、同じ学校を舞台にした
全年齢対象シリーズ「はなひらっ!」もあります。)
オープニングのドラマでは、ミカ女の衣替えについて、
麻衣が何か考えているようです。長袖姿になった玲緒
が汗をかいたら、なんてちょっと暴走気味なのは
変わっていないようで。これも彼女から玲緒への愛ゆえ
なのでしょう。
、、、と、気づいていみれば話しているのは麻衣だけ。
さらに続くタイトルコールは、「麻衣の、『麻衣っぽいらじお』」
です。タイトルだけ少し遊んでみたというのではなく、
本当に番組全部で麻衣がパーソナリティをつとめて
います。
さらにゲストは玲緒、第10回などの麻衣登場回とは
ちょうど反対の立場になっていますね。これまでだと
玲緒が番組を進行していって麻衣がついて行く(もしくは
ツッコんでいく)という流れですけれど、ここでは
麻衣が番組を作っていく立場のようです。
2人で番組を進める、という意味では今までと同じ
とも言えそうです。が、これが麻衣には意外と大変な
ようです。やはり玲緒の方が、困難を何度もくぐり抜けて
きただけあって、パーソナリティは板についているの
かもですね
まあでもこうやって麻衣も少しずつ慣れていけば、
例えばこれから番組を2人でやるにしても自然に入って
いけるのでは。玲緒と麻衣でレギュラー化するための
布石(!)とも言えそうです。
(一応この回では、配信のタイトルは「玲緒っぽいらじお」
になっていますし、途中で入る短い音楽と音声(ジングル、
と言うのでしょうか)でも玲緒が「玲緒っぽいらじお」と
言っています。なので、「麻衣っぽいらじお」であると
同時に「玲緒っぽいらじお」でもあるのでしょう。)
さて麻衣は、パーソナリティをやる事については
収録の場所に来てから知らされたみたいです。さすがに
気持ちの準備ができていない状態では、うまく番組を
さばいていくのは大変なのでは、と思えます。
さらに、麻衣によるとこの番組では台本がない
らしいですね。(ちなみに進行の方針って、番組に
よっていろいろあるようで、きっちり台本を作って
その通りに進めるものもあれば、パーソナリティに
できるだけ任せて自由に進めるものもあるようです。)
この番組では台本がない分、パーソナリティの進行の
仕方が際立ってくる所なのでしょう。それに声優の方が
キャラとして話すため、キャラっぽい部分をキープする
必要もあるでしょうし、なかなか難しそうです。
でも聞いていると、玲緒にしても麻衣にしても割と
自然な感じが出ていますよね。本当に玲緒と麻衣が
向き合っておしゃべりしているような雰囲気です。
これには、2人のキャラの成り立ちが関係している
ようです。花さんもあやかさんも、それぞれ玲緒と麻衣
の声は普段の声に近いものらしいです。そのため、
いつも話すような感覚でトークできるのでしょう。
さらに台本がない事で、自分のペースに合わせた
話し方ができるのかも。
この回の番組中で新しく始まったコーナー、
「花たんいんしたお」で、その辺りが語られています。
玲緒の声を担当している花さんがリスナーからの
質問に答える中で、第10回(麻衣が初めてゲストで
登場した回ですね)を超えたぐらいから、ご自分の
話す感覚と玲緒の声の境目がよりなくなっていった
みたいです。また、あやかさんも、麻衣のキャラを
作り出すのは安産だったそうです(このトークの
部分だけ、あやかさんについての話題だったため、
「あやかたんいんしたお」とされていますね)。玲緒の
かわいらしさを意識してからせりふを作っていく、
というやり方をされているみたいです。
そんな玲緒と麻衣のトークは、もう何だか最初から
ずっと和気あいあいとした感じです。久しぶりの
ゲストだった麻衣は、他のゲストと玲緒が番組で
話しているのを聞いて面白くなかったようで、ずっと
焼き餅を焼いていたらしいです。それだけに、自分が
ゲストになってのびのびと玲緒と話せているのかも。
お菓子のゲストが登場する時の麻衣の鼻歌も、どこか
玲緒のと似ている気がします。コーナーの「しめ」が
なかなかうまく決まらないのも似ている?
楓がゲストの時は、楓が出す課題を玲緒がクリア
しつつ番組を進める、みたいな感じだったようにも
思います。そこから考えると、麻衣のやり方は、
トークにもあったように、甘やかすようなものなの
かもしれません。玲緒的には、甘やかされるのは
嬉しいみたいですが、パーソナリティをきちんと
やっていけるようになるには、甘えてばかりは
いられないのでしょうか。
「むにゃドラ」では、麻衣の夢が描かれています。
麻衣の部屋へやって来た玲緒に、彼女はお菓子を
振る舞っています。名付けて「ジュレ麻衣子」という
そうですが、形は(玲緒にとっては見慣れている)
あるものに似ていて、、、。
ドラマの後のトークでは、夢の中までこんな調子の
麻衣を玲緒がとがめるような言い方をしています。
が、麻衣に言わせればこれは「愛」なのですよね。
そう言われてしまうと、さすがの玲緒も反論できなく
なっているみたいです。
玲緒は、そんな風に恥ずかしがらずに愛情を向けて
くる麻衣に照れてしまっているのか、時々何も言えなく
なっていますね。これまでに麻衣が登場した回でも、
麻衣が素直に愛情を言葉に表して、玲緒がふと言葉を
失う場面がけっこうあったような気がします。ラジオ
では音声が2、3秒途絶えるだけといえばそうなの
ですけれど、その間に、玲緒が照れてしまっているの
では、と考えてみるのも面白いかもですね。
「第3回SHK総選挙」は、次回に結果が発表される
そうです。登場人物達の順位がどうなるのかも気に
なりますが、玲緒か麻衣が1位をとれるかどうかも
興味のある所です。彼女達としては、1位に与え
られる「ごほうび」は、「2人でラジオのレギュラー
をつとめる」という事みたいですから、それが実現
すると素敵ですね。
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