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2011年10月10日 (月)

スイートプリキュア♪ 第33話

 これまでのつきあいの間で、自分達の将来の夢を
見つけてきた響と奏。その後、夢を実現する現実的な
ステップが見えてくると不安が持ち上がってきたりも
するようです。けれどお互いに励まし合って乗り越えて
いけているようです。ではエレンは? 彼女も自分の
夢に迷っていますが、大丈夫でしょう、ちゃんと
響と奏が見守り手を差し伸べてくれています。

 テレビアニメ「スイートプリキュア♪」、第33話
ホワワ~ン!みんなの夢はプリキュアの力ニャ!
です。
 調べの館で、響はピアノを奏でていた。そばには
真剣な表情でエレンが立っている。ひとしきり演奏を
終えた後、響は緊張の面持ちでエレンの顔を見上げた。
満を持してのエレンの評価は、高いものだった。実は
響は今度行われるピアノコンクールに出場する予定で、
練習を重ねていたのだ。また奏も、同じ日に開かれる
スイーツコンクールに出場する事になっている。2人は、
自分達の将来の夢に向かって、当たらし一歩を踏み出そう
としていた。

 最初の場面で、調べの館に響とエレンしかいないのが
ちょっと不思議な感じでした。響がピアノを弾くといえば、
隣には必ず奏がいて、時には1つの椅子に2人で腰掛けて
連弾、という姿がすぐに思い浮かびます。
 ハーモニーパワーを高めるための訓練の一つでしか
なかった連弾に、響と奏は、自分達の気持ちを重ねる
喜びを見つけます。また、小さい頃の経験が原因で
響があきらめかけていた、ピアニストになる夢を
もう一度膨らませる事ができたのも、奏が一緒にいて
気にかけてくれていたからなんですよね。

 そういう事もあって冒頭の場面はいつもっぽくない
雰囲気を感じてしまいました。でも、今の彼女達には、
エレンはかけがえのない仲間になっているのですよね。
だから響のピアノの練習につきあいもするし、奏が
コンクールの準備で忙しければサポートしてあげたりも
するのでしょう。

 奏のコンクールの方についても似たようになって
いますね。これまでなら、奏のケーキの試食と言えば
(食いしん坊の?)響の出番でした。第1話の頃、まだ
誤解のために仲違いをしていた状態でも、響は奏が
スイーツ部で作ったケーキを真っ先に食べていました。
仲直りした後は、響はもう遠慮なく奏のケーキを食べて
いますし、奏も、自分のケーキを本当においしそうに
笑顔でたくさん食べてくれる響を見るのが嬉しかった
事でしょう。(プリキュアになってからはハミィも
一緒にカップケーキを食べていますね。)

 この話数のエピソードは、もしかしたら響と奏だけが
プリキュアだった頃にも成り立つものだったかも
しれません。奏はかなり以前からパティシエールに
なってカップケーキを作るという夢を持ち続けて
いました。響は、上にも書いたようないろいろな経験を
通じてもう一度ピアニストになる夢を自分の胸に
抱きます。
 お互いの夢を応援し、くじけそうになったり邪魔する
ものが現れたら相手を支え勇気づける。そういう
やり方は、今の響と奏の関係なら無理なくできると
思えます。

 それじゃあエレンの応援なんていらないの? というと
そうではないですね。エレンは、響と奏にとって、
苦しみも喜びも分け合った女の子であって、彼女が
そばにいて声をかけてくれるのは、2人にはとても
心強い応援になるでしょう。

 さらに、響と奏からエレンに対しても、支えて
あげたいと思う強い気持ちがあると感じられます。
響や奏が中学生の女の子らしい自分達の夢に希望を
持って向かっている姿を、エレンはまぶしい思いで
見ていたようです。それに比べて自分には、同じ
ように夢中になれる夢がない、とも感じていたみたい
です。
 ですが落ち着いて考えればそんな事はないのでしょう。
メイジャーランドに行って幸福のメロディを歌う、
それもハミィと一緒に。その願いは、響と奏にだって
引けをとらないぐらいの大きな夢なのでは。
 エレンは、響達のような女子中学生ではなく、妖精
です。そのため2人とはちょっと別の形になるかも
ですが、自分にも夢があると胸を張って言えるように
思います。
 さらにここでは、人間界でどんな風にしたいのか、
という夢も抱くようになったらしいですね。エレンは
今は猫の姿に戻れなくなっていますし、人間界で
どう過ごすか、それも仲間である響と奏とどういう
関係になりたいのか、そこにエレンの関心があるとも
言えそうです。

 そして、キュアミューズも、3人の輪に近づきつつ
あるようです。今までだったら、戦いが終わればすぐに
その場を引き払っていた彼女ですが、ここでは何かを
言いたそうに、足を止めてたたずんでいます。
 彼女に変化が起き始めたのは、キュアメロディ達が
クレシェンドトーンを救い出し、その力を使うように
なるぐらいからでしょうか。メロディ達の振る舞いが、
前よりもっと気になってきているみたいです。
 もしかしたら、響達が求めているものと、ミューズが
大切にしたいものとが重なりつつあるのかもですね。
次回にも何か波乱がありそうですけれど、響達と
ミューズが、間違う事なくお互いを求められるように
なると良さそうです。

・「ふたりはプリキュア」レビューリストレビューセンター

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