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2011年10月13日 (木)

たまゆら~hitotose~ 第1話

 楓は悲しい経験をして落ち込む日々が続いていたの
でしょう。それをすぐ近くでずっと見ていたちひろは、
楓を悲しみから遠ざけようとしますが、自分の方が先に
泣いてしまって、、、。たぶんちひろ達は、お互いに
相手と自分を重ね合っていたのではないでしょうか。
そこに恋するような意味合いがあると百合的には素敵
なのですけど、どうなのでしょう。

 テレビ放送とネット配信の始まったアニメ「たまゆら
~hitotose~
」を見てみました。第1話のタイトルは、
わたしのはじまりの町、なので」です。
 沢渡楓(さわたりふう)は、父親の形見のカメラで、
友達の塙かおる岡崎のりえ桜田麻音を撮影する。
何事もない日常の風景を撮ってどうするのかというと、
遠くにいる友達に送るのだという。彼女、三次ちひろ
は、楓がこの広島県竹原市に越してくる前に住んでいた、
神奈川県横須賀市汐入で、中学3年まで一緒に過ごした
幼なじみだ。彼女こそが、未来へ一歩進み出す勇気を楓に
与えてくれた女の子だった。

 以前、OVAとして制作されたこの作品がテレビアニメ
になると発表された頃、舞台が横須賀、汐入から始まる
といった事が言われていました。そうなると、楓が
のりえや麻音に出会う前で、かおるとも住む場所が違って
いるため、3人とも登場しないのかなという心配も
ありました。その後竹原に場所が移るとしても物語が
どんな感じになるのかちょっと気になっていました。
 この第1話では、回想場面として横須賀が出てきて
いますね。この感じだと第2話以降は竹原が舞台に
なりそうでもあります。
 とすると今度は、ちひろがどうなっていくのかが
知りたい所ですね。この後ずっと竹原でのストーリーに
なるのなら、ちひろは登場するのかな? もう一度、
今度は思い出ではなく現実の彼女と、楓達がふれあえる
と良いかもです。

 汐入にいた頃、父親を亡くした悲しみのために、
楓は父親との思い出を封印していたようです。手紙や
写真、カメラなど、そういうものを見るたびに、
自分の父親が今はいないのだと思い知らされるから
なのでしょう。
 でも外を歩いていれば、公園で遊ぶ父親と子供や、
カメラで写真を撮る人などがいたりする事はあるでしょう。
そんなのを見たらまた「楓にょん」が悲しくなっちゃう、
と思ったのはちひろでした。
 ちひろは、悲しい出来事が起きる前の楓も起きた後の
楓も知っているんですよね。楓がどれだけつらい目に
遭っているのか、彼女には自分の事のようにわかるの
でしょう。

 楓を落ち込ませないために、ちひろは思い出につながり
そうなものを楓の目から遠ざけようとしています。
それはうまくいく時もあれば、失敗する場合もあり
ました。失敗したら楓が泣いてしまう、と考えると
いたたまれなくなって、ちひろの方が先に泣き出す場面が
多いようですね。そのためかえって楓が泣かずに
済んだ事もあるみたいです。

 こういう2人の関係を見ていて、ちひろが泣くのは
誰のためなのかなと少し思ったりもします。楓が
悲しむ顔を見てしまう自分が悲しくて、結局自分の
ために泣いているのでは、という雰囲気もありました。
 ですがこれは、半分当たっていて、半分はずれて
いるのかも、という気もします。ちひろにとって、
楓の苦しみは自分の苦しみなのではないでしょうか。
とても親しくて2人の間には何も邪魔がないため、
彼女達の境界線は曖昧になっているのでは、と
思えます。なのでちひろが泣くのは、自分のためで
あるのと同時に、楓のためなのかもしれません。

 それぐらい親密な関係なら百合的な場面があっても
良いようにも思うのですけれど、、、それほどでもない
感じですね。OVA「たまゆら」も同じような様子
でしたので、これがこの作品のカラーになっている?
 この第1話では、OVAで少し出ていたエピソード
とのつながりが描かれています。楓がもう一度
写真と向き合うようになったいきさつや、楓の
カメラケースを作った人の事、それに行き先の書かれて
いない切符、など。場所が違っても世界観は同じ、
という事なのかもです。
(ところでストーリーとは関係ないのですが、横須賀
には個人的に何度か行った事があり、汐入をはじめ
町の風景には見覚えがありました。そういった部分
からも、回想場面に何となく懐かしさのようなものが
感じられました。)

 同じという点では、コミカルな演出も継続されて
いると良いかなと思います。楓は割とゆったりした
女の子ですけれど、その周囲で交わされる女の子達の
やりとりは軽妙で笑える場面も多いのではないで
しょうか。
 その辺りについては、のりえのようにハイテンション
な女の子の存在も重要かもです。この第1話では
出番が多くなかったですけれど、後で大活躍してくれる
と期待したいです。

 のりえといえば、冒頭の場面でかおるとキスシーン
を、、、? のりえはやけに格好つけた言い方で
「愛してるよ」なんて歯の浮くようなせりふを聞かせて
います。まあちょっとふざけているのかもですね。
恋愛っぽい意味合いがあまりない点では百合度はそれほど
高いとは言えなさそうでしょうか。というか女の子
同士でキスすると「たまゆら」が写るならどんどん
やっちゃってもらいたいかもですね。

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