快盗天使ツインエンジェル ～キュンキュン☆ときめきパラダイス！！～ 第５話

　一度こうと決めてしまったら、西条先生を止めるのは
簡単ではなさそうです。愛というのはそれぐらい強い
力を生み出す事もできるのでしょう。けれどこのまま
では道を踏み外すのは目に見えています。遥達は相手が
何者なのか知らないみたいですが、これまでの人達の
ように相手をしてはいけないかも。ところで、教室で
西条先生を見る遥達の目つきは笑えました。

　テレビアニメ「快盗天使ツインエンジェル
～キュンキュン☆ときめきパラダイス！！～」、
第５話「熱愛警報！ 西条先生のアルバイト」です。
　工事用のヘルメットをかぶって空高くジャンプする
レッドエンジェル。渾身のエンジェルトルネードは
大地へと炸裂した。するとその場所から、勢いよく
温水が噴き出してくる。村おこしのための温泉の
掘削が、ツインエンジェルへの依頼だったのだ。
この所巨大メカが襲ってくる気配もなく、セブン
アミュレットも無事である。このような平和な依頼が
続くのは、彼女達にとっても何よりだった。

　「あの『しょっしょっ』言う方」は本当にどうしたの
でしょうね。第３話でフェードアウトしたままだと
ちょっと寂しい気もするのですけれど、、、。ブラック
オークションはブラックファンドから用済みと
見なされてしまったようですので、登場するとしたら
違う形で、なのでしょうか。こういう部分は原作と
アニメとでは構成が別になっていると思いますから、
何か面白い仕掛けがあると良いかもですね。

　そしてサロメの代わりとして目をつけられたのが、
西条節子先生。アクセスしてきたのは西条先生からで、
しかも普通のアルバイトの申し込みからでしたが、
取田（とれだ、ブラックトレーダー）の目にかなった
ようです。
　、、、って、採用の決め手になったのは、投稿動画？
それも某動画サイトそっくりの（ていうか同じ？）サイトに
アップロードされていたもののようです。この作品って
実際にそのサイトで配信されていますから、言ってみれば
タイアップみたいなもの、でしょうか？

　何にしても、取田は自分の目的のために西条先生を
自分達の側に引き込もうとしたようです。といっても、
別に色仕掛けとかしたわけではないですし、その
つもりもなかったみたいですね。西条先生は一方的に
取田に惹かれてしまい、あれこれ妄想してしまう
までに。
　取田が西条先生の考え通りに応えてくれるかどうかは
わからない、というか難しそうな気もします。が、
西条先生は、たとえそうであってもかまわないとまで
思うようになっていったのかな、とも感じられます。
自分が選んだ愛の道を、最後まで突っ走るしかない、と。

　でもこれでは、彼女は悪の道へ踏み込んでいくばかり、
ですよね。何とか救い出す手立てはないものでしょうか。
　注意が必要なのは、遥達がまだブラックキャリアの
正体を知らない、という所なのでは、と思います。
自分達の身近な人だと気づかないと、後で何か起きて
しまっ時に、後悔の気持ちが残ったりしないかと心配
です。まあでもそこは、ツインエンジェルならうまく
やってくれるのでしょう。

　それに、取田自身も何か背負っているものがある
ようです。この男はツインエンジェルを敵としています
が、そうしなければならなかった理由とはどんなもの
なのでしょうね。
　取田の言葉の中で、「娘」の話題も少し出ていました。
これって、テスラとナインの事、ですよね。彼女達の
登場も近いのかもしれません。

　さて西条先生にとっては妙にシリアスな回となって
いますが、教師が社長秘書と掛け持ちで仕事ができるのか
とかいろいろつっこみ所はあったような気がします。
遥達生徒も先生を応援しようと盛り上がっていますね。
その気持ちが表情に表れてしまったようです。葵はあまり
変わっていませんが、遥、クルミ、やよい、さつきの
目つきが、、、。ここまではっきりわかる「生暖かい視線」
って初めて見たかも。

　他には、最近までイタリアにいても、日本の歴史は
きちんと押さえているらしいクルミが、「しりとりの
戦国武将縛り」で遥を圧倒している所とか、お見合いの
会場から西条先生が走り去る時に、ばれないようにと
彫像の真似をする遥がベタすぎてかえって面白いような
気がします。
　それに平之丞、ここでも西条先生に成り代わって
華麗に場をまとめたみたいですが、その後思わぬ方向に
事態が転がってしまったようです。この後どうなったかは
本編で描かれるのでしょうか？

　、、、といった感じで、新たな勢力の登場が描かれた
回となりました。西条先生の切ないエピソードが中心に
なって遥や葵の百合なエピソードはちょっと少なめだった
かもですね。
　でも彼女達の間にある信頼感はいつも通り変わっていない
みたいです。新しい賊が現れようとも、クルミを加えた
自分達３人が一緒なら、絶対うまくいくと遥は考えている
ようです。端から聞いただけでは、彼女の言葉は軽々しい
もののように感じられるかもしれません。けれど、
３人の絆を確信しているからこそ、彼女は自信を持って
こんな風に言えるのでしょう。

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