スイートプリキュア♪ 第24話
メイジャーランドだけでなくマイナーランドでも
その歌唱力を発揮し人々に影響を与えてきた、希代の歌姫、
セイレーン。ですが、エレンとなった今では、どうやって
生活していったらいいのか戸惑いが多いみたいです。
そこで手を差し伸べるのは、やはり響と奏、それに
ハミィなんでしょうね。とにかく一緒にいて、少しずつ
でも思い出を重ねていけたら素敵なのでは。
テレビアニメ「スイートプリキュア♪」、第24話
「サンサン! お砂のハミィで友情の完成ニャ!」
です。
ベッドで目が覚めるエレン。彼女はこの所の自分の
行動を振り返っていた。過去の非道を悔い、プリキュアに
なる道を選んだ彼女は、響と奏に支えられて自分の
本当の気持ちを叫んだ、「もっと皆とつながりたい」と。
だがそのためには具体的にどうすればいいのかわからない。
そこで、窓の外から彼女を呼ぶ声がした。カーテンを
開けると、響と奏、ハミィがいる。海に行こう、と誘う
彼女達に、エレンはつい「考えさせて」と言って部屋に
引っ込んでしまう。
エレンはどこに住んでいるの? というのは気に
なりましたけど、その部分は後で説明されたりするの
でしょうか。、、、メイジャーランドで歌姫を続けていた
彼女は、寝返ってマイナーランドの歌姫になり、でも
今はそこからも離れて、プリキュア達のいる町に身を
寄せています。どの場所からも、自分の意志で離れて
いった彼女を、簡単に迎え入れてくれる場所なんてもう
ないはず。ここは、同じプリキュアである響や奏が彼女を
受け入れて、一緒に住んじゃったりする所なのかも、
という予想もありました。
(別のシリーズになりますが、「フレッシュプリキュア!」
では、ラビリンスに生まれ、メビウスの手先として人々
を苦しめてきたイースが、プリキュアとしての力に目覚め、
自分のしてきた事を悔い改めながら、ラブ達と一緒に、
東せつなとして四つ葉町で生活していく、という流れが
あります。あちらの物語では、せつなはラブと同棲、、、
いえ、ラブの家族と一緒に同じ家で暮らしているの
ですよね。そうする事で、他のメンバー、特にラブと
仲良くなっていったように思います。)
とはいっても、響と奏、どちらかの家で暮らすように
なるとちょっとバランス的には難しい感じもします。
かといってふらついているわけにもいかないでしょうし。
彼女が今いるのがどういう場所なのかはわかりません
けれど、そこを新しい拠点にして、少しずつ響と奏との
ふれあいを広げていけたら良さそうですね。
もういっそハミィと一緒に暮らしたら、とも思って
しまいますが、その辺りはどうなるでしょうか。確か
ハミィは、今は基本的に響の家にいるみたいです。
ハミィが引っ越す可能性はある?
それに、キュアミューズや「新しいプリキュア」も
いるんですよね。彼女達がどういう人なのかはまだよく
わかりません。もしメロディやリズム達とともに戦う
ようになった時、加音町で暮らす場所がないというなら、
エレンとルームシェアみたいな場合もあったりする
でしょうか。
まあそれはこの後に期待(?)するとして、今はエレンが
どうするか、ですね。マイナーランド側にいた頃は、
何だか威圧的で、親友だったハミィの天然さに
耐えられず常にツッコミを入れていたような彼女
ですが、人々の絆を守るため、そして何よりハミィを
救うためにプリキュアとなった時は、自分がこれまで
行ってきた事を悔いるとともに、これからはキュア
ビートとして精一杯戦っていく決意を宣言していました。
ではここでは、というと、何だか気弱になっている
感じですね。響達から「海へ行こう」と誘われたら、
前回の最後に自分がした事を思い出して、「またあんな
恥ずかしい事言っちゃうのかな」なんて本気で悩んで
います。
ちょっとそれはあり得ないんじゃないんですかと
思ってしまいますが、今のエレンにはとても気になる
事だったのかもです。もう元の猫の姿に戻れない、
メイジャーランドにもマイナーランドにも行けない、
という状況は、彼女をどうしても孤独な気持ちにさせて
しまうものなのでしょう。
その心情が、周りに的確に伝わっているかどうかは
わかりません。ですが、響と奏は積極的にエレンと
関わっていこうとしています。
やはり前回、エレンが涙を流しながら叫んだ言葉、
「皆とつながっていたい!」は、2人の胸には響いて
いたのでしょう。新しい仲間として真っ先に彼女と
つながるのは自分達だ、と思ったのかもですね。
ちょっとうるさいぐらいにエレンにまとわりついて、
いろいろな事を一緒に経験して、少しでも早く彼女が
加音町の一員になれるようにしたいとはりきって
いるのかも。
この日の朝、2人がエレンを海へ誘ったのも、
そういう気持ちからなのでは。断りもなしにエレンの
部屋へどんどん入っていった彼女達の様子がそれを
表しているように思えます。
半分無理矢理着替えさせられそうになったエレンは、
2人の手でベッドに押し倒されて(!)います。その時の
彼女の表情、、、何か少し喜んでいるようにも見える?
女の子同士のじゃれ合いに、くすぐったさのような
ものを感じていたのかもですね。
海へ出かけた3人は、サンドアートのコンテストに
参加します。優勝賞品は「ラッキースプーン」のカップ
ケーキ1年分(奏的にはやや手前味噌ですね)。それに
審査員は去年の優勝者、王子です。これを聞いたら、
響と奏のテンションが上がらないわけがない、という
所でしょうか。
でも王子って、姿を見せるのは割と久しぶりな感じ
ですね。それにここではせりふはなしでした。やはり
奏には、王子より響の方が似合っている、という意味の
演出だったりすると良さそうですね。第18話での
王子の登場の仕方やせりふの感じからすると、あの
話数で、王子は一つの役目を終えたのかな、とさえ
思えてきます。あちらはあちらで馬論や博尺との
友情があるでしょうから、やはりここは、奏には響
との関係を深めていってもらいたいですね。
そうなるとエレンの立ち位置はどうなるの、という
部分が気になってきます。響と奏の絆があまりにも
強くて、エレンが疎外感を感じるようになったりは
しないでしょうか。
そんな風にはならないのかもですね。響と奏は
エレンを大切にしたいと思っていますし、エレンも
2人とつながりたいと考えているでしょうから、
3人の間では何が違うという事はないのでしょう。
、、、とは思いながらも、やはり響と奏の関係は
特別であってもらいたいとも考えてしまうのですよね。
一度は深く仲違いしてしまった幼なじみの彼女達が、
困難を乗り越えて手に入れた絆を、これからも
ずっと持ち続けていてもらいたいように感じます。
そうなると、エレンにはやはりハミィ、でしょうか。
この2人も、メイジャーランドでは幼なじみで、
小さい頃から一緒に歌を歌って育ってきた仲です。
歌姫という役割のためにこの関係が引き裂かれた事は
ありましたが、今はお互いに本当の気持ちを打ち明け
られて、元のように、いえそれ以上に近づけたの
では。エレンにはそちらのつながりを深めていって
もらえると良いかも?
そしてそのためには、ハミィに人間の姿になって
もらいたい所ですね。ハミィが、劇場版に登場する
新しいプリキュアである可能性はあるでしょうか。
エレンは、いったん作り上げたサンドアートを
壊してしまった事に責任を感じて、自分だけで直し
始めます。手伝おうとする響と奏の手を断ってまで。
そうしたのは、責任感があるとか、2人を信頼してない
とかいった理由からではないのでしょう。どうしたら
いいのかわからない、というのが素直な所みたいです。
どうしたら、の前には、「2人の仲間になりたいのに」
という言葉がつくのですね。この世界で知り合った、
仲間と呼びたいと思った女の子達。ハミィとは
いつの間にか作れていたその意識も、新しく始める
にはやり方がわからない。それでも相手は、こんな
自分に優しく笑いかけて手を差し伸べてくれている
、、、。そこでエレンは悩んでしまっているみたい
です。
でも、3人とも相手に近づきたいと思っている
わけですから、うまくいかない、という事はないの
でしょうね。何かのきっかけが、彼女達をすぐに
結びつけてくれるでしょう。
このエピソードでは、響と奏の方もいろいろ
考えている所が描かれています。奏は、エレンに
自分の事を名前で呼んでもらいたがっています
(確かに「そっち」じゃ、他人行儀どころじゃない
ですよね)。なかなか呼び方を変えてくれないなら
無理矢理にでも、と考えてしまうのも、親しみを
込めた気持ちからだと思えます。
けれど、そんな奏を、響はちょっとおさえて
います。無理矢理は良くないと言っていますね。
いつもならガンガン押していくのは響の方でしょう。
けれど、こうやってどちらかがどちらかを補って
いるのも、彼女達の関係性の特徴なのでは。
そして今は2人とも、エレンと仲良くなるには
どうしたらいいかを一生懸命考えているのですね。
最後の場面では、3人それぞれ思っていた事が
通じたみたいです。エレンを挟んで思わずほおずり
する響と奏、この構図が、これからの彼女達の
あり方になっていくのかもです。
(この場面は、別の記事にも書きましたように、
公式サイトのムービーにも使われています。しかも
長めにリピートされているため、彼女達の親密さを
より強調している感じですね。)
この話数から、オープニングやエンディングを
はじめ映像がかなり差し替えられています。
オープニングでは、マイナーランド側の妖精
として描かれていたセイレーンが、人間のエレン
としてだけ登場しています。しかも表情はとても
明るくて、悩みを吹き飛ばした感じが出ていますね。
ちなみにオープニング曲はアレンジが入っている
ようです。タイトルは、「ラ♪ラ♪ラ♪スイート
プリキュア♪~∞UNLIMITED∞ ver~」だそうです。
オープニング後の提供カットでも、エレンは
屈託のない笑顔を見せています。道ばたでギターを
演奏する彼女の両側には、響と奏が座っていて、
笑顔で音楽に耳を傾けていますね。エレンは、
キュアビートっぽく髪の左の方だけをシュシュで
小さく束ねています。服装は、公式サイトで紹介
されているものと同じで、響達と近いデザインの
ものになっています。
アイキャッチも3人バージョンですね。こちら
では、響や奏がキュアモジューレを演奏していて、
お互いにそのメロディに聴き入っています。
ハミィも演奏していますが、、、これってもしかしたら
ハミィもやがてモジューレを手に、つまりプリキュア
になるという意味? っていうのは考えすぎ
でしょうか。
CM明けのアイキャッチでは、何だか新しいアイテム
が登場しています。それに新しいフェアリートーンも?
これまではドリー、レリーから始まる7体のフェアリー
トーンと、キュアミューズと一緒にいるドドリーの
合計8体が描かれていましたけれど、今度のはその
どれとも違うようです。金色の体で、翼が生えて
いますね。何か特別な存在なのかも。
エンディングは曲も新しくなっています。
タイトルは「#キボウレインボウ#」、弾むような
メロディが特徴で、振り付けでもメロディ達が
ぴょんぴょんとジャンプしています。
最初はメロディとリズムだけだったステージの
上に、ビートが登場して一緒に踊り出します。彼女が
仲間に加わった、というイメージですね。その後の
場面ではハミィも一緒に踊っています。、、、やっぱり
ハミィも仲間に?
後半では、2段になっているステージの、上の方で
メロディとリズムが、下の方でビートとハミィが
踊っています(別の組み合わせになっている場面も
少しありますね)。このペアが一番であってもらいたい
ものです。
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