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2011年8月 4日 (木)

猫神やおよろず 第3話

 繭やしゃも達を相手に一歩も引かず、うまくまとめる
事さえできているのは、雪那の持つ血筋だからとも
言えるのでしょう。でも繭達にも、人間に対する
慈悲の気持ちがあって面倒にも乗ってあげているの
ではないでしょうか。皆、口ではいろいろ言って
いても、温かい交流ができているようです。

 テレビアニメ「猫神やおよろず」、第3話
捨て鉢デッドライン」です。
 賀茂雪那は漫画家の稼業をしているが、実は
陰陽師の家系。式神をアシスタント代わりに作品の
制作をこなしている。ある日知り合いのしゃもが
彼女の家を訪ねると、雪那は1人きりで、しゃもに
原稿を手伝ってほしいと迫ってくる。どうやら
式神が重労働に耐えかねて逃げ出したらしい。しかし
雪那は、式神との契約の証文を見せて屈服させる
まではしたくないと言う。しゃもは了解し、「道連れ」
として繭達を呼び集めた。

 最初の方の場面で途中からいきなりモノクロの
静止画になったのは、雪那が描いている漫画の
中のエピソードなのですね。タイトルは「大凶ちゃんと
しあわせな世界」というそうで、原作のFLIPFLOPsさん
チャンピオンREDに読み切りを掲載された事も
あるようです。いつもろくな目に遭わない大文字凶子
が越してきたアパートには死神のメー・S・カリン
(薬の名前でしょうか?)が住み着いていて、さらに
大騒ぎに。そこへ新キャラのテオナナカトルが登場、
みたいな感じになっていますね。

 ついてない女の子の物語をしゃもが見ている
というのも面白いかもです。ストーリーの続きが
気になったしゃもは雪那の家へ行きますが、タイミング
が良くなかったようで、捕まってしまいます。
神様の中でもかなり格が上らしいしゃもと、陰陽師の
雪那のバトルが始まりそうになります。が、あまり
派手な騒ぎにはならなかったみたいです。
 式神が逃げたとしても、証文を見せれば簡単に
従わせられる。けれど雪那はそうはしたくないと
言っています。しゃもが手伝おうと思ったのは、
何も脅されたからではなく、雪那と式神達との間に
あるものを感じて手助けしたいという気持ちがわいた
からなのでしょうね。

 とはいっても、大量の原稿が締め切り間近とあっては、
素人のしゃもだけでは対応しきれません。そこで
繭達が引っ張ってこられています。柚子だけでなく、
笹鳴やメイ子、芳乃にゴン太までついてきてますね。
売れっ子漫画家の家へ行って手伝いまでできる事に
憧れている者もいるみたいですが、それだけで
ここまで集まるものでもないでしょう。たぶん皆、
困っている人間を助けたい気持ちがあるのでは。
しゃもから詳しいいきさつを聞いていないとしても、
その辺りの雰囲気を繭達は感じているのかなとも
思えます。

 そうして彼女達は具体的な作業に入っていきます。
こういう所は、何度も修羅場をくぐり抜けてきた(?)
らしい雪那がてきぱきとこなしていますね。柚子や
神様達を一見しただけで次々に役目を割り振って
いきます。「見た目的に」で決められる方はたまらない
かもですけれど、意外に当たっているみたいです。
 ちょっと身を寄せる場所に困っているのが、繭
ですね。同じ猫神の笹鳴はよくて自分が遠慮されるのは
どうにも気に入らないようです。
 でも、この考え方は結局当たっていたっぽい
です。繭が面倒を起こしてしまい、それが後へと
続いていくようです。

 雪那と式神達の打算的ではない交流とか、それを
見て嬉しい気持ちになっている繭達の様子が、
ほのぼのとした雰囲気を作り出していますね。
この作品ではそういう所が特徴なのかもです。
相手を陥れようとしたり、計算尽くで行動したり
しない、もしくはそう見えたとしても本心では
優しさを持っている、みたいな部分がこれからも
描かれていくのでしょうか。

 ところで百合的にどうなのかが気になるのです
けれど、、、。この話数ではあまりそちらの感じは
なかったですね。笹鳴とメイ子が一緒にいるため
また繭の奪い合いになってしまうのかとも思われ
ましたが、そういう流れは入ってきていないようで。

 雪那の部屋を見て、メイ子はつい良くない事を
言っています。それを聞いた笹鳴が冷静に相手を
たしなめていますね。
 それから後半で、繭達の意見に従わず式神達の
部隊へ正面から飛び込んでいったメイ子を、笹鳴は
たまらず追いかけています。メイ子を止めるつもり
だったのでしょうけれど、結局は自分達で小競り合い
を始めてしまっています。

 考えてみれば笹鳴とメイ子は、繭を挟んでという
形ではありますが、顔を合わせる事は多いようです。
また、お互いに隙を見せれば、繭を奪われかねない
ため、いつも相手の行動には緊張感を持って注意を
払っているとも考えられます。
 だからこの時も、まっすぐに突っ込んでいった
メイ子が何をしでかすか、笹鳴にはすぐにわかったの
でしょうね。まあ最後には2人仲良く捕まって
しまったようですけれど。

 2人は恋のライバル、なのでしょう。でもそうやって
ずっと関わっている内に、彼女達の間にはかえって
何か絆のようなものが生まれてきているのではないで
しょうか。
 お互いに同じ女の子を愛しているのなら、実は
趣味や好みも共通しているとも考えられます。
笹鳴とメイ子は、本当は一番わかり合える仲だったり
するかもしれませんね。
 でも繭という存在が、彼女達をかえって接近させないの
かもです。繭と笹鳴とメイ子は、不思議な三角関係に
ある女の子達なのでは。

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