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2011年7月 3日 (日)

スイートプリキュア♪ 第19話

 相手の弱点をつきとめるために、セイレーンは彼女達の
振る舞いを細かに観察しています。その結果、変身に
まつわる重要な鍵を知る事に。「ふたり」で変身する
響と奏にとっては、大きなピンチなのでしょう。これを
乗り越えられるかどうかが、ドラマになっています。
そして次回は「4人目」が登場するみたいですね。
どんな風に物語がつながっていくのでしょうか。

 テレビアニメ「スイートプリキュア♪」、第19話
グニャグニャ~!プリキュアに変身できないニャ!
です。
 新しい音符を捕まえたハミィの前に、セイレーンが
現れる。音符を奪われてしまうのかとハミィは
身構えるが、セイレーンは突然泣き出した。友達
であるハミィにそんな事をするはずがない、と
彼女は涙ながらに主張する。ハミィは、以前からの
親友であるはずのセイレーンの言葉を信じ、彼女の
後をついて行く。その先にいたのは、マイナーランド
の手先、トリオ ザ マイナーの3人だった。

 音符を捕まえた直後に草むらからセイレーンが
出てきたのを見て、ハミィはとても焦っています。
そしてこの音符は自分が先に見つけたのだから自分の
ものだと主張しています。こんな反応をするのは、
セイレーンがハミィのものを横取りする可能性が
ある、と考えていたから、と思えちゃいますよね。

 ハミィは以前から、何かあるたびに「セイレーンとは
ずっと親友」だと周りに言ってきました。親友だから
信じたい、手を貸したい、言う事を聞きたい、、、。
その通りにした結果として自分が不利な立場に陥れ
られても、ハミィは「親友」という言葉を撤回したりは
しません。

 ですがここでは、何か怖いものでも見たかのように、
セイレーンに見つめられて震え上がっています。音符を
抱えて後ずさりもしてしまうほど。この振る舞いは、
日頃響や奏に言っている言葉の様子とは、ちょっと
違っているように感じられます。

 とはいっても、今のハミィを責める事はできないの
でしょうね。小さい頃からいつも一緒に寄り添って
きて、つい最近まで友情を暖め合っていた相手ですから、
信じているという言葉に偽りはないでしょう。また
同時に、この頃のセイレーンの自分に対する態度を
見る限りでは、セイレーン本人が言っているように、
「友達」という言葉を安心して使えなくなってきた
ようにも感じているのではないでしょうか。
 このあやふやな気持ちを、どうにかしたいと一番
強く思っているのは、ハミィ自身なのでしょう。
ですが、ハミィが思いつく解決策は、とても限られて
いたみたいです。それは、ひたすらに相手を信じる
事。たとえどんな危険な罠に見えても、セイレーンが
言うなら、ハミィは黙ってついていこうと考えて
いたのかもです。

 この時ちょっと気になるのが、セイレーンの心境
だったりします。セイレーンって、以前のエピソード
で、メフィストに無理矢理「不幸のメロディ」を
聞かされて従わせられていたように思います。たぶん、
メイジャーランドの歌姫がハミィに決まって、セイレーン
が姿を消した辺りから、彼女はもうメフィストに
操られていたのでは、という気がします。
 けれど、マイナーランドの手先となっている状態
でも、彼女はハミィを憶えていますし、ハミィと
一緒に過ごした日々の記憶も持っているみたいなの
ですよね。その時と今とのギャップに、セイレーンは
悩んだりはしないでしょうか。
 昔はいつも一緒にいて、メイジャーランドの楽しい
メロディを、彼女達2人で歌っていました。今は、
セイレーンはハミィを毛嫌いし、相手が持っている
「音符」を、だましてでも奪おうとしています。
昔の自分の、暖かかった気持ちを思い出せているの
なら、今の冷酷な自分を受け入れるのは難しい
ようにも思います。

 最後の方の場面で、誰もいない場所でたたずんで
いるセイレーンの姿が描かれています。この雰囲気
からすると、もしかしたら何か彼女の中で変化が
起きようとしているのかも、とも考えられます。
ですが、このパターンは以前にもありましたよね。
その時は、結局メフィストに操られてしまって
いましたから、このままなら同じ結果になって
しまいそう、、、。今度は、何かが起きて彼女が
闇の中から救い出される、みたいな展開になると
良いかもですね。
 そこで、「4人目のプリキュア」が関わって
くるのでしょう。別の記事にも書きましたように、
どうもセイレーンが「キュアビート」なのでは、
という雰囲気があります。次回登場するのであれば、
そこには感動的な誕生の瞬間が描かれているの
ではないでしょうか。

 というセイレーンとハミィの関係もあります
けれど、この話数では、響と奏の絆も試されて
いますね。プリキュアへの変身について重要な
鍵となる条件に気づいたセイレーンの策略で、
2人は大きなピンチに陥れられています。
 「声を合わせる」事でキュアモジューレを発動
させられる2人は、異なる空間に閉じ込められた
ために変身のタイミングを失ってしまいます。

 このシチュエーション、、、「プリキュア」シリーズ
では取り上げられる場合がありますね。特に、
「ふたり」で変身するヒロイン達は、この状況に
苦しめられる事があります。
 「ふたりはプリキュア」の第42話「二人はひとつ!
なぎさとほのか最強の絆
」では、なぎさとほのかは
ブラックとホワイトに変身できるのですが、その後
2人は別の空間に取り込まれ、プリキュアの力を
少しずつ失っていきます。もう一つ、「ふたりはプリキュア
Splash Star
」の第28話「旅だ! 電車だ! 大冒険!
では、咲と舞が変身前に引き離され、異空間に
閉じ込められてしまいます。

 こんな事なら、2人で変身するなんていうのは、
弱点でしかなかったりするのでしょうか。1人
でも変身できる、ドリームやピーチ、ブロッサム
達の方が、戦士として優れているのでしょうか。

 そうとは言い切れないのでしょう。「ふたり」
の彼女達にとって、かけがえのない相手を常に
求める気持ちが、プリキュアとしての原動力に
なっているのですよね。どんな苦しい状況に
陥っても、そばにいたい、助けてあげたいと
思える人がたった1人いるだけで、彼女達は
戦っていけるのでしょう。
 ブラックは、力を失いかけていたホワイトの
いる場所だけを目指し、ザケンナーの包囲を
突き破ってたどり着きます。咲は、変身していない
というのにミズシタターレの結界をこじ開けて
舞を探し当てます。

 そして響と奏は、、、。彼女達の気持ちは、
どんな時でもぴったりと重なる事ができる、と
感じさせる展開ですね。2人の関係は、今でも
けんかをする時だってありますけれど、いざと
なれば何者にも負けないつながりの強さを発揮
するのでしょう。

 それと対比するように、キュアミューズが
描かれている気がします。彼女は、「誰の味方
でもない」とドドリーに言わせているように、
自分の信念に従って行動しているようです。
まだメロディやリズムとともに戦う時期ではないと
考えているらしいですね。
 単独で戦う代わりに、彼女の能力は非常に
高いものになっています。この話数でも、
ネガトーンの発する不幸のメロディの先回り
をして「防音壁」を展開できるほどです。
 が、それにも限界があるみたいです。これは、
1人で戦う彼女の、自由であるが故の足かせ
なのかも、という気もします。彼女が誰かと
「ふたり」で戦うようになるのかどうかはまだ
わかりませんけれど、この人のためなら何でも
できると思える女性が隣にいれば、今以上の
力を発揮できるようになるのでしょうね。
メロディとリズムのように。

・「ふたりはプリキュア」レビューリストレビューセンター

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