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2011年6月13日 (月)

つぼみ Vol.12とつぼみシリーズコミックス2冊が発売です他

 表紙と連動した掲載作品では、女の子とアンドロイド
の女の子の交流が描かれていくようです。作った側と
作られた側ではあるのでしょうけれど、2人の間には
暖かな信頼関係があったりするのでしょうね。
コミックスは2冊が発行です。また、別のシリーズ
からも百合的な作品が出ているようです。

 発行芳文社による百合コミックアンソロジー
つぼみ」のVol.12が本日発売となっています。
また、本誌連載作品を単行本化した「つぼみシリーズ
コミックス」2冊も同日発売されます。
 本誌の表紙は、小梅けいとさんが担当されて
います。薄着で台の上に足を投げ出しているのは
アンドロイドの女の子で、セーラーカラーの
服を着た人間の女の子が相手を修理をしている
感じですね。それぞれの表情が、2人だけの
安らかな時を楽しんでいるようです。
 この2人の女の子は、コミック作品としても
登場するそうです。タイトルは「ウミニソラ
~The Ocean Meets The Sky」です。編集部
ブログの記事によると、アンドロイドの女の子の
名前はソラなのだそうで、それなら人間の女の子
の方はウミとかでしょうか。この作品は32ページ
で掲載されるとの事です。

 小梅さんは、以前の号でカラー口絵を描かれた
事があります。今度は表紙&コミック作品という
事で、どんな物語が見られるのか楽しみです。
ちなみに、表紙と作品を療法担当された方は、
本誌では小梅さんが初めてかもしれません。

 口絵の方は、カズアキさんが担当されています。
カズアキさんというと、他誌になりますが、
リニューアルされたコミック百合姫で、連続で
表紙を担当されています。こちらではどんな
イラストが見られるのでしょうか。

 掲載作品は、イコールさんの「むすんでひらいて」
や、由多ちゆさんの「くらいもり、しろいみち」など
が第2話となっています。また、水谷フーカさんの
「ロンリーウルフ・ロンリーシープ」は第3話
ですね。この作品は隔号掲載とかでしょうか?

 そして同日発売のつぼみシリーズコミックスは
2作品が用意されています。一つは、コダマナオコさん
の「レンアイマンガ」です。羽田ハルカは、幼い頃に
マイナス思考だった自分を変えてくれた漫画
「With you」の作者の黒井律に憧れ、雑誌の
編集者になります。真面目に仕事をこなし、
ようやく律の担当になれたのですが、実際に
目の前にした律本人は引っ込み思案で後ろ向きな
考えの持ち主、彼女の描く作品に出てくる
キャラクター達とは大違いでした。
 ハルカは、律に対する第一印象はよくありません
でした。が、一緒に仕事をする内に、律のひたむきさ
や、妥協を許さない作家としての姿勢を見て、
考えが変わっていったようです。律の方も、
自分がベストを尽くせるよう手配してくれる
ハルカを特別視するようになっています。ですが
2人を結んでいるのは仕事という関係。それ
以上の気持ちを抱いても良いのかどうか、2人は
悩み始めるのかもしれません。

 もう一つは、鈴木有布子さんの「キャンディ
第1巻です。背が高くスポーツもうまい可南は、
女生徒達の憧れの的。告白される事も多いの
ですが、本人はあまり気持ちが乗らないらしく
いつも断っています。ところがある日、いつも
とは違う反応を彼女は見せています。親友の
一条が気づいた所では、相手は上級生の千秋
でした。
 可南が千秋の時にだけときめいてしまったの
は、やはり何か感じるものがある、好みの
女の子だったからなのでしょう。たくさんの
女の子達と出会っている可南なら、いつかは
こういう日が来る可能性も考えられます。
 では2人がラブラブになってめでたし、と
なるかというとそうでもなさそうなのですよね。
可南としては、素敵な恋を満喫したいと思って
いるのか、誰が見ていても千秋といちゃつこう
とします。ですが周りの目も気にしなきゃですし、
このやり方はあまりよくなかったみたいです。
2人が恋を実らせて行くには他にも壁がある
らしく、「第1巻」とされているのも、これから
様々な出来事が起きそうに感じさせます。

 この他、同じ芳文社からは、他のシリーズでも
百合テイストのある作品が発行されている
らしいです。一つは、水本正さん作「ハナレビの
楽園
」の第1巻です。舞台となるのは「ゆりかご界」
と呼ばれる世界です。秋桜(あきお)は「ハナレビ」
という民の1人で、定期的にこの世界に現れる
「ワスレジ」の民とともに旅立つ運命を背負って
います。女の子2人の旅ではいろいろな事が
起きるのでしょうけれど、そのたびに、彼女達は
近づいていけるのではないでしょうか。

 もう一つは、Magica Quartet原作、ムラ黒江さん
作画の「魔法少女おりこ☆マギカ」の第2巻です。
テレビアニメ「魔法少女まどか☆マギカ」の世界観
をベースに、登場人物は共通していますが物語の
展開が違っている、という作品のようです。
「まどか☆マギカ」では、時間を操る能力を持つ
ほむらが同じ時を繰り返すたびに微妙に違った
平行世界を渡り歩く、という設定がありますので、
数多くの世界の中の一つがここで描かれているの
かもしれません。ここでもほむらは、誰よりも
まどかを大切にしているようです。なお、この
コミックスはこれが完結巻になるそうです。

 この発売を記念して、プレゼントの企画が多く
用意されています。「つぼみ」のサイトでは、本誌
レンアイマンガ」、「キャンディ」それぞれの
特典が一覧になって掲載されています。なかなか
数が多いですね。
 例えば、とらのあなでは、本誌と「レンアイマンガ」、
他には「ハナレビ~」と「おりこ☆マギカ」でも、
イラストカードや小冊子をプレゼントするそうです。
またアニメイトでも、「レンアイマンガ」、「キャンディ」、
おりこ☆マギカ」、「ハナレビ~」でメッセージ
ペーパーやイラストカードプレゼントするとか。
さらに、COMIC ZINでは、つぼみ関係KRコミックス
でそれぞれイラストカードをプレゼントするそうです。
どこがいいか迷ってしまいそうですね。なお、プレゼント
は先着順らしいので、気になる方はお早めにチェック
するのが良いのではないでしょうか。

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コメント

Vol11で天堂きりん先生が男の娘を扱っていたようで
(まだ入手出来ていないのですが)不安でしたが、今回
はそういった事無いようなので安心。
(男の娘自体はそれはそれで良いけど、百合という
題材には合わないと思いますので。)

投稿: ジョーンズ卿 | 2011年6月14日 (火) 14時46分

私もまだVol.11は読んでいなかったりします、、、。
そういう作品が載っているんですね。
ジャンルというかキャラのタイプとしては
あるとは思いますけれど、やはり「百合」アンソロジー
には女の子同士の関係を中心に取り上げて
もらいたいものですね。
ともかく今度のVol.12は楽しみです。

投稿: ギンガム | 2011年6月15日 (水) 23時31分

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