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2011年6月25日 (土)

まりあ†ほりっく あらいぶ 第11話

 かなこが憧れていた女子だけの花園、天の妃
女学院、そこへさらに、溺愛する妹のみきまで
現れたら、これは願ってもないシチュエーション。
のはずですが、ちょっと違和感があるみたいです。
やはり、天の妃の女生徒達への思いとみきへの
愛情とは別物のようですね。

 テレビアニメ「まりあ†ほりっく あらいぶ」、
第11話「妹の秘蜜」です。
 寮の部屋で、課題の山を目の前に絶句する
かなこ。期末考査で赤点の山を築いた彼女に
対しては当然の結果だと言えるが、本人は大変
不服そうである。夏休みは暑くて勉強できない
から休むものだと彼女は主張するが、鞠也は、
教室にエアコンが完備されている今の状況では
それは理由にはならないと冷静に返す。夏は
汗をかくもの、という考えから、かなこの妄想が
膨らみ始める。

 この所のオープニング映像に顔を見せていた、
かなこの妹のみきが登場、ですね。今まで
かなこのせりふの中では語られていましたが、
本格的な登場は初めてでしょうか。

 本人が現れた事で、かなこがみきをどういう
風に思っているのかが見えてくる気がします。
かなこはみきをとても大事にしていて、目の中に
入れても痛くないほどかわいらしく感じている
ようです。彼女がいるだけで、他の事はどうでも
よくなってしまうみたいです。
 この感情は、年下のみきへの家族愛、という
雰囲気がありますね。かなこは、女の子と恋愛を
したいと考えているわけですけれど、妹までは
ターゲットになっていないらしいです。

 天の妃の美少女達と、妹のみき。形は違う
にしても愛している事に変わりはない女の子達が、
思わぬ形でかなこの目の前に集まります。これは
彼女にとっては願ってもない光景になるはず。
、、、なのですが、なぜか本人はあまり嬉しく
なさそうですね。第5話では壁の外からのぞき見る
だけだった射場に入れてもらって、美少女達
(1人少年が混じっていますけれど)のトークを
近くで見ているのに、なぜか素直に喜べない
ようです。
 これはなぜなのでしょう。一つには、鞠也を
見るみきの目に、自分が知っている妹とは違う
何かを本能的に感じ取ったのかもしれません。
みきが学院に来てくれるのはいつだって嬉しい
かなこなのでしょうけれど、ここに限っては、
手放しでは喜べなかったのかも。
 もう一つは、弓弦達とみきばかりが仲良く
なっていく事に、疎外感のようなものを感じ
始めた、とも考えられそうでしょうか。最近は
美少女達のふれあいを遠くから眺めて喜んで
いるだけになってしまっているかなこですが、
本当は自分だって彼女達のようにしとやかに
笑いさざめきながら、女の子同士で恋愛を
したい、という気持ちを忘れてはいないのでは。
彼女の百合な恋愛を見てみたい所ですけれど、
エピソードは次回まで、なのですよね。

 そういえば、本編中でかなこの過去の事が
取り上げられていました。小学校の卒業文集に
よると、どうも彼女は男の子と結婚する事も
考えていたようですね。昔は彼女も男の子に
興味があったのか、それともそうするのが
普通だと思い込んで文集に書いていたのか、
どちらもありそうな気もしますけれど、可能性
としては百合ではない方向へ行ってしまう場合も
あるでしょうか。第1シリーズでも、かなこは
男であるはずの鞠也に気持ちが揺らいでしまう
場面がありました。いつかは克服して男女の
恋愛に走る、といった事もあるのかな。
 それにしても、相手を女だと思い込んでいても
触れるとじんましんが出てしまうほどの徹底ぶり
なのですよね。かなこが、本当は男の子と
愛し合いたいのか、やっぱりずっと女の子一途
なのかは気になる部分ですね。

 みきの方は、男女の恋愛を普通に考えている
みたいです。最初に鞠也と出会った時の気持ち
が何なのか確かめるつもりでもいたらしいみきは、
この話数で、鞠也への自分の感情を確信しました。
後はもう、百合ではない恋愛へ突き進んでいくの
でしょう。

 という事は、鞠也が女性だと思っていた間は、
迷っていた、とも言えそうですね。年齢を重ねるに
したがって自分の思いが恋愛感情なのでは、としか
考えられなくなり、悩んでいたのかもしれません。
 もともと鞠也は自分についてみきに教えるつもりは
なかったみたいですから、そのままならみきは
悩み続けた事でしょう。そこから他の女の子への
恋愛へ発展、みたいな展開になると百合的には
面白そうですけれど、基本的にみきは鞠也だけが
気になっていたらしいですし、今は相手が男性
だとわかってほっとしたのかも。自分を、女性に
愛情を感じちゃう女の子だと決めつけずに済んだ、
と。
(ところでみきは、かなこが女の子を愛する女の子
だと気づいているのでしょうか? 考えている
事が表に出やすいかなこなら、たぶん、みきにも
知られている、とは予想できそうですね。だとしたら
みきは姉を軽蔑しているのでしょうか。その部分も
少し気になります。)

 射場の場面で、小町が「女の子大好き!」といった
発言をしていました。みきは彼女を興味津々な
まなざしで見ていたようにも思えますが、小町
自身はどんな風に考えているのでしょう。彼女の
場合も、やはり百合な恋愛というよりは、きれいで
かわいらしい子達を愛でていたい気持ちを持って
いるだけなのかもですね。この作品では、百合な
感情を持った女の子はなかなかいないのかも?

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