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2011年6月25日 (土)

コミック百合姫2011年5月号 その3

 コミックだけでなく企画のページの工夫も
いろいろありますね。「百合っぷるの間取り」
では、これまでの掲載作品に出てくる部屋の
レイアウトが紹介されています。それから
百合な「SSを書こう」なんて大胆な(?)企画も。
題材に取り上げられている作品にも聞き覚えが
あります。

 発行一迅社コミック百合姫2011年5月号を
見てみました。以前に別の記事でも書いています
ので、よろしければそちらも見てみてください。

コミック百合姫2011年5月号
コミック百合姫2011年5月号 その2

 今号の後半では幾つか企画のページが用意
されています。「百合っぷるの間取り」では、
これまで本誌などで掲載されてきた作品より、
作中に出てくる主人公達の部屋のレイアウトが
紹介されています。「キミ恋リミット」や
楽園の条件」などいろいろありますね。部屋の
形が女の子達の距離感を表す場合もありますから、
背景としてあまり前面に出てこなくても、重要な
設定なのかもしれません。
 ところでこの企画の最後には、宮下未紀さん作
マイナスりてらしー」から、松平康光(まつだいら
やすみ)の屋敷の間取りが載せられています。
彼女は銀座の一等地にある広い邸宅に、メイドの
美晴と一緒に住んでいるのですよね。さらに、
この屋敷に他の作品の百合カップルが住む事に
なったら、という設定で、部屋の割り当ても行われて
います。が、藤枝雅さん作「飴色紅茶館歓談」の
ヒロイン、さらさと芹穂は、なぜか土間に割り当て
、、、。料理担当という事らしいですけれど、
ずっと土間に住んでいるわけにもいかないような。

 他には、「SSを書こう」という企画のページが
あります。二次創作の小説を書いて百合を広めて
いこう、といった意味合いがあるみたいです。
コミック誌で二次創作をプッシュする、って
シチュエーションはあまり見かけない気もします
けれど、百合の普及のために特集されているの
かも?
 設定としては、百合ファンのりっちぃ(本誌の
編集長とは別人格、でしょうか)がSSを書くための
コツを百合仙人が教えていくというものです。
文中には、りっちぃが大ファンだという架空の
テレビアニメ「ばんぎゃ!!」(アバンギャルドな
バンドガールズの物語?)が題材として取り上げ
られています。「あんず(あんずにゃん)」、
「みーこ」、「ゆっこ」という登場人物の名前を
聞くと、ついあの作品を思い出してしまいますね。
 文中では、キャラクター表を作ったりプロットを
作るなど、SSを書くための方法が幾つか紹介されて
います。SSに興味のある方はこれを参考に書いて
みるのも面白いかもです。ちなみに、りっちぃが
書いたSSが百合姫の公式サイトに掲載されるかも
しれないとか。もし載せられるとしたら、どんな
感じになっているのでしょうね。
(私も個人的に2次創作を書いてここに載せて
いたりします。作り方については、この記事で
紹介されているのとはやはり違いますね。)

 では前に書いたもの以外の作品について一部
ご紹介、、、。

(・作品名(作者名(敬称略)))

・レンアイ♥女子課 Vol.7 ハートのクイーン(森島明子)
 学生の頃の鐘古知沙(かねこちさ)と城王愛
(じょうのうあい)。恋人同士だった2人はよく
ディスコで踊り明かしていた。
 愛は知沙との恋人関係、というか女性と恋人
同士だった事を隠そうとしているみたいですが、
河合羽音(かわいはおと)の出現で何だかちょっと
変化の予感、、、。知沙視点で物語は進んでいます
から、愛と羽音の関係だけではなく、2人の関係
を知沙がどう感じるのか、そして本人はどうするのか
が鍵になるのでしょう。

・或る少女の群青(百乃モト)
 通学電車の中、鈴は同じ車両の同じ席に座る。
そして、中央町駅で毎朝乗り込んでくる2人
連れの女性の行動を眺めているのだった。
 恋人同士らしい知見(ちみ)と江里(えり)を
見ているだけで、鈴は満たされた気持ちになって
いました。でもふとした事から相手と関わるように
なって、、、。進んでいく先に何が待ち受けて
いるのか、自分自身が百合な恋愛をするなんて
初めての鈴には想像もできないのでしょうけれど、
何もせずにはいられなかったのでしょうね。
 百合作品の中には、時々、百合なカップルを
眺めて主人公が喜んでいるだけ、というものも
あったりします。けれど、(これまでにも何度か
書いたかもしれませんが)百合を見ている人を
見ているのはあまり、、、という気もするの
ですよね。この作品もそうなってしまうの、と
思っていた所で主人公が百合に関わっていく展開に
なったのが良かったかもです。

・3秒ルール(かずまこを)
 友達にボーイフレンドができたと言って
うらやましがる。そんな彼女に、「だったら私と
付き合いませんか」と、言葉をかけてみる。
 主人公の女の子(相手の女の子もですけど、名前が
出ていませんね)は自分の中にルールを作っている
ようです。そうするのは、自分への「戒め」だったり
するのでしょうか。そうするのが相手のそばに
いるためには必要と思ったのかもしれませんが、
それは自分の考え。相手がどう思っているかは
話してみないとわからないのでしょうね。

・愛しい人(竹宮ジン)
 那奈は進学し、女子短大へ入った。陽子とは、
高校時代に傷つけてしまって以来会っていない。
が、彼女は相手の電話番号を消せずにいた。
 もし再会できなかったら、那奈は自分の感情
にはずっと気づかずにいたかもしれませんね。
それはそれで一つの生き方になったとも思われ
ますが、ここでは陽子との巡り合わせが描かれて
います。そこでわかったのは、当時の陽子の
気持ちと、それから自分自身の思い。那奈は
どんな受け止め方をするのでしょうか。
 この作品は3本のシリーズ読み切りという形に
なっています。作中で描かれているのは、
女の子同士の恋愛感情そのものというよりは、
女の子が女の子を愛するってどういう事なのか、
といった点になっている気がします。何となく、
百合なシチュエーションの捉え方をストーリーの
形で紹介している、みたいな感じで。ドラマ
としてもう少し那奈や陽子の心情を掘り下げて
もらいたい気もしたのですけれど、まあそこまで
する必要はないのかもですね。

・むげんのみなもに act+7(高崎ゆうき)
 カギリが殺し屋としての仕事をした現場を、
みなもは見てしまう。突然の頭痛に襲われ、
彼女はその場に倒れた。
 カギリとみなもの出会いのエピソードが描かれて
いきます。2人がお互いを見つけたのは偶然だった
ようですけれど、どちらも相手と一緒にいたい
と思う気持ちがすぐに生まれたようですね。
それにしてもカギリと時間商人はこれより前から
の知り合いだったのでしょうか?ここでの登場の
仕方もちょっと都合良すぎるような、、、。
 この物語は次回がクライマックスになるらしい
ですね。過去エピソードに入ったままですけれど、
この後何か感動的な展開があったりするのでしょう。

・「百合姫」レビューリストレビューセンター

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