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2011年6月28日 (火)

戦国乙女~桃色パラドックス~ 第12話

 武将達が集結してともに戦います。バトルの場面
では彼女達1人1人の必殺技が出ていて、正に
「戦国乙女」という感じですね。ノブナガを先頭に、
彼女達が一緒に目指す目的は果たされるのでしょうか。
そしてイエヤスが本当に求めていたのは何なの
でしょうか。

 テレビアニメ「戦国乙女~桃色パラドックス~」、
第12話「戦国乙女」です。
 マサムネから具足を奪い、安土城に侵入した
イエヤスは、ついに「深紅の甲冑」を完成させた。
本来なら宝玉がなければ発動させる事はかなわない
はずだったが、妖術使いの血を色濃く受け継いだ
彼女の力は想像を絶するもので、甲冑は形を変え、
イエヤスの身にまとわりついた。ノブナガ達は
結界を破ってようやく彼女のもとへたどり着くが、
既に甲冑を手中に収めているイエヤスは、勝ち
誇った笑みをたたえて待ち構えていた。

 宝玉を使わない異常なシーケンスで起動した
甲冑は、何かまがまがしい空気を漂わせていますね。
それを身につけたイエヤスも眼光が鋭く、というか
危険な感じになってしまっていますけれど、彼女
としてはこういう状況は望む所だったのかも、
という気もします。
 イエヤスは妖術使いの家系の女の子だそうで、
その中でも特に優れた能力を持っているらしい
です。ですからこういう妖しげな存在にも親近感
を持っていると考えられそうです。

 それに対して気になるのはマサムネですね。
彼女は前回第11話で、恐ろしいまでの決意を
語っていました。自分の家系を再興させるためなら
歴史を変えてもかまわない、それよりも自分達が
天下を統一しているのが正しい歴史のはずだと、
彼女は信じて疑わなかったようです。
 が、ここでは急におとなしくなってしまった
とも感じられます。深紅の甲冑をまとった者が
どのような定めを背負うのか見守る役割に就こう
としているみたいです。なぜそうなってしまったの
でしょうね。
 ヒデヨシの必死さを見ていて、自分のしようと
した事が誤りだと気づいた、とかでしょうか。
それとも甲冑の気配を感じた時に、これは自分が
目指していたものではない、と思ったとか、または、
既に甲冑が起動してしまったたために自分の
望みはもうかなわないと考えたとか、、、。本当の
所はよくわかりませんけれど、たぶん今の彼女
なら、ヒデヨシが知っている「伊達先生」らしい
優しさと思慮深さを取り戻せているのではないで
しょうか。
(ところで、伊達先生の実家に宝玉があった
という事は、深紅の甲冑は伊達家のものだと
言えそうです。とすれば、何も奪い取ろうと
しなくても、マサムネは甲冑の正当な所有権を
主張できたのかも、という気もします。)

 さて力を手に入れたイエヤスは、思う存分暴れて
います。破壊の限りを尽くそうとする彼女の姿は、
他の武将達には見慣れないものだったでしょう。
 なぜ彼女がこんな事をしでかしているのか、
周りは理由を考える必要があったかもしれません。
けれど今は、何の罪もない領民達が苦しめられて
います。まず最初にイエヤスの暴走を止めなければ、
とノブナガは考えたようです。
 いつもの彼女のやり方なら、、、手っ取り早く
相手の命を奪う所のようです。いつも命がけで
戦っている彼女達なら、そうなるのは常に覚悟の上。
イエヤスだってそれはわかっているはずだ、と。
 でも、ヒデヨシはそんな武将達の判断はとても
受け入れられませんでした。この世界でなら、考えが
甘いとか理想的すぎるとでも言われてしまうの
でしょう。ですがヒデヨシはどうしてもノブナガ
達に思い直してほしかったようです。

 彼女の一途な願いは、ついに武将達を突き動かし
ました。ノブナガとしても、短絡的なだけでは
能がない、と考えたようですね。
 ここから、武将達の総力戦が始まります。原作
パチンコ機で演出されているような派手な技が
次々に繰り出されています。この辺りはビジュアル
的にも見所なのではないでしょうか。ヒデヨシと
マサムネの技が出ていなかったのは、これは仕方ない
でしょうか。

 戦いの果てに、残されたものは何だったのでしょう。
破壊された安土城、地に落ちた甲冑、傷だらけの
武将達、、、。そこにイエヤスが求めていたものは
あったのでしょうか。
 イエヤスは物語の最初の頃、深紅の甲冑の噂を
聞きつけて興味を持ち始めました。手に入れた者は
天下を取れるといういわく付きの品。彼女は、この
戦国の世界を支配する人間になりたかった、と
考えるのは妥当なのでしょう。海道の領国で
ヨシモトに仕え、お使いをさせられるぐらいには
とどまらず、けんか凧に乗せられたり顔に墨で
落書きをされたり、あまり良い扱いを受けていた
とは言えなさそう。彼女が何とかそこを抜け出したい
と考えたとしても無理はなさそうです。

 ですがもう一つ、彼女には密かな願いがあったの
では、とも感じられます。それは、力を手に入れた
自分をねじ伏せるほどのもののふの女性が現れる事
なのかな、と。この人になら何をされてもいい、
どこまでも一緒について行きたい、と心底思える
人を、イエヤスは探していたのでは? とも思って
しまいます。
 最後の場面でのノブナガに対する態度が、その表れ
だったりしそうな気がします。イエヤスとしては、
強さへの憧れを抱く事の意味は、自分がそうなりたい
という考えよりは、強い人を頼りたい感覚の方に
より重点が置かれているのかもです。

 そこで気になるのが、ヨシモトですね。イエヤス
は、これまでヨシモトの事を「お姉様」と呼び、
彼女の言う事にだいたい従ってきました。
 もしかしたら、昔イエヤスは、ヨシモトの中に
強さを見つけて、彼女について行こうと決心したの
では、とも思ってしまいます。確かにヨシモトは
強いでしょうから、イエヤスの判断は合っていた
とも考えられるでしょう。けれど、途中の話数で
描かれているように、ヨシモトは天下取りには
興味がなく、彼女が持っていた甲冑の一部を
ノブナガにあげてもいいと言っています。
 これには、イエヤスも怒ったというか呆れたの
では。実はそこから、ノブナガが気になり始めた
イエヤスの野望が始まった、なんて事も考えられる
かもしれません。

 他にも、主君であるイエヤスをとことん慕う
ハンゾウ「達」や、やっとお互いの感情を確かめ
合えたノブナガとミツヒデなど、百合な雰囲気が
多くなっていますね。このシリーズは次回まで
となります。次にはどんなエピソードがある
でしょうか。

・「戦国乙女」レビューリストレビューセンター

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