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2011年5月14日 (土)

スイートプリキュア♪ 第13話

 親友ならいつも一緒にいたいし、お互いに励まし
合って腕を磨くのもいいでしょう。何か目指すものが
あってそのためにライバルになるとしても、友達で
ある事に変わりはないはず。ハミィもセイレーンも
同じ気持ちだったとは思うのですけれど、、、。どこかで
何かが違ってしまったのでしょうか。

 テレビアニメ「スイートプリキュア♪」、第13話
ムムム~ン! セイレーンとハミィの秘密ニャ♪
です。
 「ラッキースプーン」の片隅の席で、響と奏を前に
ハミィは力説していた。バリトン達が言っていた
ように、キュアミューズの正体がセイレーンである
可能性があるのだという。ハミィによれば、彼女は
音楽を心底愛しているとてもいい子だというのだが、
それにしてはこれまでの行いは、とても良いとは
言えない。そこの所を尋ねると、ハミィも一瞬答えに
迷ってしまうのだった。

 響と奏の絆を深めるためにわざと悪さをしていた
、、、というのもなかなか遠回りなやり方のようです。
が、そうだとしか思えないぐらい、ハミィは今の
セイレーンの振る舞いが理解できなかったのかも
ですね。
 響や奏とは違って、彼女は昔から、本当に小さい頃
からセイレーンと一緒にいて、ずっと相手を見てきて
いました。音楽を愛し、歌がうまくて、自分にも
優しくしてくれたセイレーンが、マイナーランドの
手先になってアフロディテの邪魔をするなんていう事は、
どうしてもそのまま受け止められなかったのでしょう。
何かそうしなければならない理由があるはず、と
考えたとも言えそうです。

 本当の所はどうなのでしょう。ライバル宣言の後、
セイレーンはハミィとは会わないようになります。
コンテストにはハミィだけでなく彼女も出場した
ようですが、結果的に今年の歌姫にはハミィが
選ばれました。そして、年に1回のメロディを奏でる
日に、第1話で描かれたような事件が起きたわけ
です。
 ハミィの目から見たら、やっぱり簡単に信じる
事はできなかったのでしょう。久しぶりに会った
親友が、去年まで歌姫としてつとめてきた舞台を
めちゃくちゃにしようとするなんて。

 歌姫に選ばれなかったから悔しかった、といった
単純な理由ではなさそうですね。マイナーランド側が
何か仕掛けてきた、のかもしれません。この話数
でも、メフィストはセイレーンに、ディーバの幻影を
見せ、細工を施して彼女を無理矢理従わせています。
もしかしたらそういう事が、ハミィの知らない所で
起きていたのかもですね。

 もしそうだとしたら、セイレーンの本当の気持ちを
取り戻せるのは、ハミィだけなのでは、という気が
します。セイレーンとずっと一緒にいて、彼女を一番
よく知っているハミィなら、間違う事なく彼女を
導いていけるのではないでしょうか。
 問題があるとすれば、セイレーン自身が元に戻ろうと
する意志を持てるかどうか、ですね。アフロディテの
邪魔をし、加音町の人々を苦しめてきたのだから今さら
昔のようになるなんて無理、と決め込んでしまっては、
変わる事は難しそうです。
 確かにマイナーランドの意志に従ってこの世を闇に
染めるやり方に手を貸してきてしまったかもしれません。
でも十分に償いをし、その上でメイジャーランドの
妖精に戻りたいと強く願えば、できない事ではないとも
感じられます。
 セイレーンに決断させるには、彼女がメイジャーランド
に強く惹かれる何かが必要になりそうです。それは、、、
やはりハミィなのでは。彼女と一緒にいたい、彼女と
一緒にまた歌いたいと思う事が、セイレーンを変えて
いくきっかけになると良さそうですね。

 というかハミィも人化して一緒に手を取り合って
歌ったりしたら素敵でしょうね。響と奏とはちょっと
タイプが違うかもですが、彼女達だって立派な親友
でしょうし、絵的にも(百合的にも)麗しい感じに
なりそうです。

 セイレーンって、この過去エピソードを見ると、
とても真面目で素直な妖精なのかな、と思えます。
ハミィが自分と同じコンテストを目指すと言い出した
時、彼女はお互いの間にライバルとしての線を引こうと
します。そんな事をしないで今までのように一緒に
練習したって良さそうですけれど、セイレーンは
なぜかそうはしなかったのですよね。
 彼女は、これまでコンテストで優勝し続け、ずっと
歌姫の役目をつとめてきました。この大役を与えて
もらうためにどれだけの苦労があり、どれだけの
競争相手を退けなければならないのか、彼女は
身をもって知っていたのでしょう。だから、ちょっと
(どころではないか)天然で頼りなげなハミィが、
何の気持ちの準備もなくコンテストに出たらどんな
目に遭うか、想像できてしまったのでしょう。優勝
する事の厳しさを教えるためにも、彼女はハミィの
前から姿を消したのかもです。

 同時に、ハミィがコンテストに出たいと言ったのは、
セイレーンにとっては嬉しい出来事だったとも考え
られます。ハミィが何か目標を見つけた事、しかも
それが自分と同じ道を進む事だったのが、昔からの
親友だった彼女にとっても喜びだったのでは。ハミィ
を全力で応援するために、セイレーンは自分から
距離を置こうとしたと言えそうです。

 そしてコンテスト当日、セイレーンは驚くような
景色を目の当たりにします。その日ステージにいたのは、
間違いなく歌姫でした。ハミィの歌なら自分が一番
たくさん聞いてきた自信が、セイレーンにはあった
でしょう。でもコンテストで聞かれたハミィの歌声は、
今までのどれとも違っていたようです(もうせりふと
歌では人が違うのではというぐらいに?)。
 、、、自分がついていなくても、いえ、自分がそばに
いなかったからこそ、ハミィはあそこまで歌える
ようになった。楽譜が初見であろうとも、ステージで
緊張してそろい踏みになっていても、そんな事は
関係ない。ハミィの実力がそこにあって、セイレーン
は事実を見せられてしまったのでしょう。

 その瞬間、セイレーンが見せたのは、悲しみでも
嫉妬でもありません。ただもう感動した、それだけ
なのでしょう。彼女の表情には、自分の気持ちが
素直に表れていたようです。
 ハミィがセイレーンのおかげでうまく歌えた事を、
セイレーン本人はよくわかっていないかもしれません。
ですが同じようにハミィも、セイレーンの胸の中の
思いをもっと理解する必要があるような気がします。
そうなった後で彼女達がまた一緒になれたら、その
間にはとても強い絆が生まれている事でしょう。

 ところで、「セイレーン」という名前で歌にまつわる、
というと、妖精の中の「siren(サイレン、セイレン)」
がありそうです。歌で人を惑わせて船を難破させる
らしく、人にとってはあまり好ましくない存在みたい
です。けれどもう一つ、「selene(セレーネ)」という
言葉も近いように思えます。こちらは月の女神の
名前らしいです。
 セイレーンはどちらにより近い存在なのでしょうね。
まだ謎がありそうです。(実はサブタイトルの
「ムムム~ン!」が「月」を意味してる、とか?
セイレーンは「涙があふれた時は月を見上げる」と
ハミィに教えていたようですし。)

 といった感じでハミィとセイレーンの関係も
大きく取り上げられる予感があります。が、響と奏も
負けてはいられない所でしょう。
 この話数でも、2人はコンビネーションの良さを
ちょっとずつ見せていました。バトルの場面の
協力技はあるとして、その前にボス猫を追い払う
場面でもちょっとした連携技を見せていました。
 存在感としては小さめだったかもしれません。
けれど彼女達のつながりや親密さも、これからもっと
深まっていくと思いますし、そういう部分を感動的に
描いていってもらいたいですね。

・「ふたりはプリキュア」レビューリストレビューセンター

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