まりあ†ほりっく あらいぶ 第５話

　オープニング主題歌が本来のバージョンになって
いますね。曲の雰囲気や歌詞など、鞠也らしいかも
です。かなこの方はというと、本編では意外といい思い
をしているようです。が、テストの結果がピンチ
なのは変わるわけもなく、、、彼女はうまく乗り切る
事ができるでしょうか。

　テレビアニメ「まりあ†ほりっく あらいぶ」、
第５話です。この話数は２本立てになっていて、
それぞれのタイトルは、「第１節 穢された姉妹」、
「第２節 悪戯な指先」です。
　期末考査で全科目赤点を取ってしまったかなこの
学力を問題視した鞠也は、緊急対策に乗り出す。
かなこは天の妃のレベルの高さに不平を言うが、
実の所は都内でもありふれた水準。怠惰のせいで
低下した学力を回復し追試で合格させるため、
学院の教師達が作った教材をすべてクリアするよう
鞠也はきつくかなこに言い渡した。が、本人や茉莉花は
手伝うつもりはないらしい。

　オープニング曲が「るんるんりる らんらんらら」に
切り替えられていますね。これで通常バージョンに
なったという事でしょうか。
　この曲は、鞠也役の小林ゆうさんが歌われて
います。鞠也っぽく、おしとやかな部分とＳな
キャラ、どちらの雰囲気も歌で表現されています。
この辺りはゆうさんの腕前が存分に発揮されて
いるのでは。

　期末考査で赤点を取ってしまったかなこ。確か
彼女って、中間考査の時（第１期の第１０話辺り）も
似たような状況になっていた気がします。
　両親が出会った場所で自分も百合な出会いを
したい、という一心で天の妃に飛び込んできた
ため、学校のレベルなんて気にしてなかった、
とも思われたのですが、鞠也や茉莉花によれば
天の妃が飛び抜けて水準が高いわけではなさそう
です。かなこは、百合な出会い（というか最近は
百合妄想？）にあまりにもはまりすぎていて勉強が
おろそかになっていたんでしょうね。まあ恋愛
だけを目標に編入して、自分の本能の赴くままに
行動を続けていたら、どうしてもそうなって
しまうのかも。

　このエピソードの中でも、勉強を怠けて弓道場に
やって来た彼女は、弓弦をはじめ弓道部員達が
仲良く話し合っている場面を見ていろいろ想像を
始めていますね。美少女達（少年が１人います
けれど）が集まっているだけで「百合的空間」と
言い切ってしまうかなこはかなり潔いかも？
　「妄想空間」の中でかなこが自分好みのシチュを
作り始めたら、もう誰も彼女を止められない
感じです。妄想ではなく実際に弓弦や皐月千史、
または他の誰かの中に百合な感情があったり
すると良いのですけれど、、、。少なくとも
ここではそういうエピソードにはなっていない
ようです。

　かなこが妄想以外でときめく場面は、後半に
ありますね。いろいろあって(!)髪が伸びて
しまったかなこがヘアスタイルに悩んでいる時、
颯爽と現れたのは穂佳（一緒にいるＡ、Ｂも、
一ツ橋瑛と羽二重美衣という名前を与えられて
前面に出てきています）。実は「カリスマ盛り師」
だったらしい彼女は、かなこの髪型も華麗に
アレンジしようとします。
　美少女に髪をなでられ、うなじに触れられ、、、
というのはかなこにとってはとても心地よい
状況だったようです。やはり頭の中で想像
するだけなのよりは、現実にふれあう事の方が
インパクトがあるのではないでしょうか。
これをきっかけに、かなこが、女の子と
おつきあいするという元々の目的を思い出すと
良いですね。

　ギャグな部分としては、前半から後半の間に
かなこの様子も学園の雰囲気も大きく変わって
いる所が笑えますね。「オッス！　おら、かなこ」
って、やっぱりあの、７つのボールを集める作品、
ですよね。特別な場所で腕を磨く、という所が
イメージ的に重なっているのかもです。
（イメージといえば、後半に出てきた「日本英雄
伝説LEGEND」も、どこかで見たような２人の
キャラのイメージが描かれています。）

　かなこがいない間に、学院ではデコや盛り髪が
はやっていたようです。天の妃はミッション系
らしいですけれど、こういうものは認められて
いる、という事？　生徒会長の絢璃が「カリスマ
デコ師」になっているぐらいですから大丈夫なの
でしょうね。

　その他には、かなこの姉と妹の事が少しだけ
出てきていました。ここでは話題になっただけでは
ありますけれど、いずれ姿を見せる時もあるの
でしょうか。かなこは、姉の事は嫌っているみたい
ですが妹にはべたぼれのようで、そこに百合な
テイストなど描かれる可能性もありそうです。
　それと、鞠也の妹の静珠（男になりすまして男子校
の御星の森に通っています）も話題になっていました。
第１期で少し登場していた彼女も、この第２期で
また出てきたりするでしょうか。