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2011年4月 1日 (金)

Rio RainbowGate! 第11話

 ヤンヤンのそばで自信なさそうにしている
アンアン。彼女はヤンヤンとともにリオ達を
倒そうと戦っているのですが、ミントに手を
差し伸べたりもしています。彼女はどういう
つもりでそうしているのか、、、彼女にもし
考えがあるのなら、それは百合なものなのかも、
とも思えます。

 アニメ「Rio RainbowGate!」、第11話
ナンバーテン」です。
 「リバース」、正に反撃を開始するリオ達。
美しいドレスを身にまとい、ゴルトシュミット
キングダムに正面から乗り込んだ彼女達は、
あらゆるゲームに挑戦し、勝ちを重ねていく。
その快進撃は、カルティアのカジノの利益を
奪うほどの躍進ぶりだった。リナに敗北した
リオなど眼中になかったカルティアだったが、
こうなるとあまり放ってもおけない。相手を
黙らせるために、彼女は新たな刺客をカジノへ
送り込んだ。

 前回第10話の最後の場面で、女性陣が集結
する所はなかなかの壮観ですね。アーニャは
相変わらずリオにもらったエビの着ぐるみ
でした、、、。よっぽど気に入ったのでしょう。
前にも少し書きましたけれど、リオにもらった
ものだからとても大事にしているのでしょうね。

 そこからの流れで、この第11話でもあのまま
登場しちゃうの? と思っていたのですけど、
そうではなかったようです。アーニャの決意を
表すにはあのエビの姿もありかもという気も
するのですけれど、やはり女の子ですし、カジノ
という華やかな場所へ「客」として乗り込んで
いくなら、ばっちり決めたい所ですよね。

 リオ、ミント、アーニャ、イル、エル、ティファニー、
ローザ、リンダ、、、一つの目的のために団結した
彼女達は、向かう所敵なし、という感じです。
各々がきれいにドレスアップして、正に勝負、
みたいな雰囲気が漂っています。相手の陣地に
真正面から乗り込む姿もかっこいいです。
 そしてその姿の通り、ゲームの方も順調の
ようです。ミントだけはゲームに直接参加
できないみたいですが、リオ達は大変な勢いで
勝ち続けていきます。
 また驚いたのはローザですね。ハワード
リゾートでは、リオが姿を見せている時でも
負けが多かった彼女が、ここでは信じられない
ほどの勝ち方を誇っています。本人が言う
ように、相性が良いのでしょう。
 その他、リオ、アーニャ、リンダはディーラー
(リンダはディーラー「ロボ」ですけど)なため、
ゲームに関してはプロと言えるのでしょうね。
イル、エル、ティファニーはバニーガール
ですが、カジノで働いているからには、少々
心得があるかもしれません。

 好調だったリオ達は、次の日にピンチに陥れ
られてしまいます。相手は「ナンバーテン」こと
ヤンヤン。仲間のアンアンも一緒にいます。
ここからは激しいバトルが繰り広げられて
いきます。ゲートはかけられていませんが、
ゲートバトルさながら、とも言えそうです。
 というか罰ゲームがかなり派手ですね。
どこかのお笑い番組で見たようなネタも
使われていた気が、、、。戦いは真剣でも笑いを
忘れない所がこの作品らしいでしょうか。

 でも意外と、ヤンヤンが腕前を発揮できて
いなかった感じがしますね。最初のトライでは
いきなり失敗していますし。カジノと違って
「コンセントレーションボンバー」は初めて
挑戦するゲームだから、なのかな? それに
ヤンヤンの場合は、能力を出すには条件がある
みたいです。
(中国製、というキーワードは、第1話とでの
エピソードともつながっていますね。)
 後は、アンアンとのコンビネーションが
うまくいっていなかった、とも考えられます。
見た目はほとんど同じで、ヤンヤンも一番の
仲良しだと言っていたぐらいだからとても
強い絆があるのだろうと思っていたのです
けれど、、、。

 アンアンは、実はヤンヤンに仕立て上げ
られたディーラーだったらしいです。けど
それなら、ヤンヤンはなぜアンアンを自分
そっくりにしたのでしょうね。

 冒頭の場面で、ヤンヤンは、「つまらない」
と言っていました。そこにはアンアンの姿は
ありません。ヤンヤンは、「つまらない」という
言葉を、「寂しい」の代わりに使っていたの
では、という気もしてきます。
 第1話で、ハワードリゾートに連れてこられた
ミントは、カジノには興味がなく、同じように
「つまらない」と言っていました。でもその時
彼女の胸には、ぬいぐるみのチョコが抱きしめ
られていたのですよね。リオに出会う前の
ミントは、ヤンヤンよりはつまらなさを
紛らわせる事ができていたのかも。

 アンアンは、ヤンヤンとミント、どちらを
選ぶ事もできず迷っていたのかもしれません。
2人の間に立った彼女の表情が、それを語って
いるように思えます。
 最終的には本編のようになったわけです
けれど、女の子3人の揺れ動く感情は、百合
的でもあるのではないでしょうか。この後
ヤンヤンがミント達と一緒に行動するように
なると面白そうです。

 後は、やはりリオでしょうか。ミントと
一緒にボンバーに挑戦している時、ミントが
迷ってしまったのを助けています。ビジュアル
的にもそうですけれど、リオが伝えようと
したメッセージも百合的に意味がありそうな
気がします。
 リオは、ミントを落ち着かせ、彼女の「友達」
を信じる気持ちを取り戻させようとしています。
これは、そのままリオとリナの関係にも当て
はまるのではないでしょうか。特別に親しい
人が今目の前にいなくても、信じてあげれば
思いは通じるはず、、、。リオは、ミントに
そう伝えるのと同時に、自分自身にも言い
聞かせていたのかもですね。

 それと、ここでリオは初めて、意識的に
ロールルーラーを発動させたのでは、と
思いたいです。彼女は今まで、知らず知らずの
内に能力を発動させ、その結果としてカジノの
客達から「ゴッデス オブ ヴィクトリー」と
呼ばれていました。
 でもこの場面では、ミントのために自分の
力を使いたいと願ったのかな、と。もし
そうならばリオとミントのつながりの強さを
期待できそうなので。

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