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2011年4月10日 (日)

スイートプリキュア♪ 第8話

 相手の事を知り、相手に近づいていくたびに、何か
違う気持ちに気づいていくセイレーン。彼女は、
マイナーランドの歌姫として何でも1人でやってきた
はず、と思うのですが、実はどこかに物足りなさを
感じていたのかもしれません。それを補ってくれるのは、
響なのでしょうか、それとも他の誰かなのでしょうか。

 テレビアニメ「スイートプリキュア♪」、第8話
チャララ~ン! セイレーンのニセ親友大作戦ニャ♪
です。
 響は、柔道部の助っ人をするため、道場で練習中。
組み手をしていた先輩に襟を捕まれた時、一緒に
髪も引っかかってしまう。彼女のロングヘアは
試合の時に邪魔になる。どうしたものかと2人で
話していた所へ、奏がシュシュを差し出した。
喜んで受け取った響は、それをお守りにする事に。
早速髪をまとめ、彼女は張り切って練習を再開
させた。

 何か響と奏の関係が良い感じになってきていますね。
奏は響の気持ちを理解して細やかに気遣っていますし、
響も奏への信頼をばねに力強く前へ進めているみたい
です。こういう間柄が描かれていると、物語の雰囲気
も安らいだものになって安心できる気がします。

 前回までで気がかりだったのは、彼女達が日頃の
生活でどんな関係を見せるのか、という点でした。
2人は第2話で解散の危機を乗り越え、昔の誤解も
解けました。が、その後も、ちょっとした事があると
すぐに声を荒げて、口げんかのようになってしまって
いました。響が大声で文句を言えば、奏がすぐに
ヒステリックに言い返す、といったように、、、。

 確かに、けんかするほど仲がいい、とも言います。
現に、困っている人を助けたいという2人の気持ちは
同じですし、プリキュアに変身して決める必殺技は、
たくさんの音符達を救ってきました。

 でも2人の日常会話がいつもけんか腰だと、少し
落ち着かない感じがしてしまっていたのですよね。
本当は仲良しな彼女達ですから、2人きりで話す
場面でも、はらはらさせられるのではなく、穏やかな
描き方がされると良いなとも感じていました。

 この第8話では、響と奏がお互いを思いやる優しい
雰囲気が出ていたような気がします。本編中では、
そんな事を言ったらまた口げんかが始まっちゃう、
みたいなせりふが飛び出しても、2人は落ち着いて
会話を続けていました。もう彼女達は、寄ると触ると
けんか、みたいな状況からは抜け出せた、と言えそう
でしょうか。
 やはり彼女達には、こういう暖かな関係でいて
もらいたいですね。その気持ちが中心にあれば、
安心して戦う事ができるのでは、と思えます。
これからも、2人の優しいふれあいをたくさん
描いていってもらいたいですね。

 そして、響と奏の関係を見ているセイレーンの
気持ちも重要になってきます。響と奏の絆が
深まって、2人のハーモニーパワーが高まる事に、
セイレーンははじめ危機感を覚えていました。
それに対抗するために打った手が、「ニセ親友
大作戦」です。

 お互いを親友だと思っている響と奏の間に割って
入れば、2人のつながりは弱まり、ハーモニー
パワーも低くなるはず。セイレーンのもくろみは
間違ってはいなかったようです。

 セイレーンはサクラになりすまし、響に近づき
ます。が、単にアリア中学の生徒になるだけでは
足りません。セイレーンは響の事を調べ上げ、
彼女が理想とするような「親友」を演じきろうと
します。

 その首尾は本編で描かれた通り、ですね。サクラは
響に好かれるために作り上げた人物ですから、うまく
いかないわけはないのでしょう。

 でも、サクラになって響達のすぐそばにいる内に、
セイレーンの胸には何か別の感情が芽生え始めて
いるようです。違和感は、はじめは小さなもの
でした。それがどんどん膨らんでいき、やがては
自分の目的も見失ってしまうまでに、、、。

 セイレーンには、それが何なのか最初は見当が
つかなかったようです。けれど、響に抱きすくめられて
胸が高鳴ったり、響の活躍を見て思わず奏と
抱き合って喜んだりする内に、友達とか親友という
ものについて、考えさせられるようになったの
でしょう。

 親友っていいかも、そんな風にまで思うように
なっていたかもしれません。ですが、彼女のもともとの
狙いは、親友の仲を引き裂く事。それを知ったら、
響が許すはずもないのですよね。
 これはけっこう切ない状況のように思えます。
女の子同士で仲良くする事のすばらしさに気づいた
はずなのに、相手にはそれを認めてもらえないわけ
ですから。自分が引き起こした結果とはいえ、
セイレーンは寂しさを強く感じたのではないでしょうか。

 少し気になったのは、セイレーンが昔から、
友達とか親友というものを意識していなかったのか
という事です。エピソードとしては描かれていません
けれど、彼女はハミィと一緒に過ごしていた時も
あるようで、ハミィはセイレーンを友達だと思って
いるみたいです。
 その状況を理解していれば、以前のセイレーンに
だって友達はいた事になりますから、親友ってどんな
ものなのか改めて調べるまでもない気もしますね。
もしかしたらセイレーンは、ハミィを友達として意識
した事がなかった? それはそれでちょっと寂しい
ようにも思えます。
 まあたぶんそんな事はないのでしょう。一緒に
いない間にほんの少し忘れていただけで、改めて
考えれば、セイレーンにとってハミィが大事な存在
だとわかるのではないでしょうか。そこからお互いが
近づいていくエピソードなど見られると良いかも
ですね。

 というかいっそ、ハミィもセイレーンみたいに
人化して、響と奏に負けないぐらい2人でラブラブ
したら良いのでは、なんて思ってしまいます。そういう
展開にも期待したい所ですけれど、どうなるでしょうか。

・「ふたりはプリキュア」レビューリストレビューセンター

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