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2011年4月10日 (日)

Aチャンネル 第1話

 一緒に楽しく過ごしていても、時々不意に
思い知らされる事がある。とても単純だけれど、
越えられない壁。どんなに勉強しても、大人ぶって
冷静に振る舞っても、なかなか追いつけないものが
トオルにはあるようです。笑えるギャグの合間に
ちょっとずつ見えてくる彼女の心情が、るん達の
愛情を強めているのではないでしょうか。

 テレビ放送の始まったアニメ「Aチャンネル」を
見てみました。第1話のサブタイトルは、「好き」
です。
 満開の桜並木の向こうにそびえる葵ヶ丘高校の
校舎。とある教室から、背の低い少女が廊下へ
飛び出してくる。彼女の名はトオル。険しい表情で、
長いセーターの袖に隠れた手は金属バットを携えて
いる。他の生徒達をものともせず廊下を走り抜ける
彼女が目指している場所はただ一つ、幼なじみの
るんのいる所だった。

 冒頭の春の場面も、何かが新しく始まる予感が
あってすがすがしい雰囲気ですね。それだけではなく、
河野マリナさんの歌うオープニング曲「Morning
Arch」もノリが良いです。曲に合わせた映像の方も、
遊び心が詰め込まれているようです。
 曲の映像では、美術や撮影、音響などスタッフの
字幕と絵がうまく合わせられています。撮影なら
カメラ、音響ならスピーカーといった具合に
モチーフが使われていて、それも何というか高校の
文化祭みたいなにぎやかさがあります。高校を
舞台にした作品として入り込みやすい感じがします。

 るんは明るい性格でかわいらしく、男子にも人気が
あるようです。けれど天然さも全開で、想像も
できないボケをかます事も多いようです。
 トオルは、るんとは昔からの知り合いで、るんが
危なっかしい時にはいつも助けていたみたいです。
そしてトオルは彼女が大好きで、いつもそばにいたい、
他の誰か(特に男子)が近づいたら容赦しない、
といった所がありますね。
 ナギはこのグループの中ではツッコミ役とも
言えそうです。が、真面目な常識人、というわけでも
ないかな? ノリは良さそうですね。
 ユー子は美人でスタイルも抜群、ですがけっこう
ドジっ娘のようです。トオルとは出会った瞬間から
そうだったように、イジられ役らしいです。

 他には、先生達も個性的みたいです。それと、
第1話では本編より次回予告の方が出番が多かった
ユタカとミポリン(ミホ)は、、、次回にはもっと
活躍する? ちなみにユタカとミホはトオルの
ファンだそうです。

 るんやトオル達は、割と原作コミックの雰囲気が
出ているかもですね(最近第2巻をゲットして少し
読みました、、、)。るんがボケてナギがツッコむ、
といった構図だけではなく、トオルがるんを
(ボケを含めて)華麗にフォローしたり、ユー子が
本人も意識しない場面で突然目立ったりなど、
キャラの関係性が広がりを見せている感じです。
思わぬ所でオチがついたりするのが楽しいです。
 コミック作品がアニメ化された場合だと、間の
取り方がどうなるかが気になりますね。特に4コマ
だとキャラの掛け合いのタイミングが重要になって
くるような。この作品の場合は、ツッコミや切り返し
が少しゆっくりしているようにも思えたりします
けれど、これは人によって感じ方が変わってくるの
でしょう。何にしても彼女達が日常で出くわすネタの
数々は笑えます。

 そして重要なのが、百合テイストですね。トオルが
るんを大好きだったり、ユタカやミホがトオルの
大ファンだったりと、女の子同士の間にある愛情は
多いと言えそうです。本編でもあちこちでそういう
描写が見られます。

 るんといつでも一緒にいたくて、同じ高校を受ける
トオル。受験期間中に会わなかったのは、間違いなく
合格して同じ高校に通うためだったのでしょう。
会わずに我慢しようと思い立ち、それを実践できて
しまうほど、彼女は本気だったのでは、と思われます。

 果たして願いは実現します。同じ制服を着て同じ
通学路を大好きなるんと一緒に歩く、、、。誰にも
邪魔されないひとときは、トオルのものになりました。

 けれど彼女は同時に、大きな壁にも気づかされて
しまったようです。それは、年齢の差。
 るんは1年先に高校に入りました。あかるい性格の
彼女なら当然すぐにクラスメイトもできるでしょうし、
学校帰りに家に寄ったりなんて事もあったのでしょう。

 いつの間にか知らない人達と仲良くなって、違う
教室で違う勉強をしている。同じ高校に入った事で、
トオルはその現実を見せつけられてしまいます。
相手に近づいたからこそ、かえってそういう違いが
見えてきてしまったのでしょうね。

 トオルはとても不安になっているみたいですが、
その気持ちをストレートに言う事ができません。
精一杯に口にした言葉は、ささやかな願いぐらいに
しか受け止めてはもらえないでしょう。
 ですが、るんにはちゃんと伝わったようですね。
るんは優しくトオルに触れて、返事をしています。
 この時の2人の会話を表面的に聞いただけだと、
何だか意味が通じていないようでもあります。けれど、
彼女達にはそれで十分だったみたいです。2人の
表情が、つながり合った気持ちを表しているのでは
ないでしょうか。

 といった感じで百合的にも期待できそうですね。
ギャグなエピソードが語られつつ、時々はっと
させるような感動的な場面が、女の子達の間で
描かれていきそうな気がします。この後の話数でも
この雰囲気が続いていくと良いかもですね。

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コメント

前情報無しで観たのですが・・・良かったと思います。
所謂日常物としても十分面白いのに、百合的にも
見所あるのが嬉しいですね。

投稿: ジョーンズ卿 | 2011年4月12日 (火) 23時22分

なかなか良い感じですよね! るんやトオル
達のゆったりした日常の中にコミカルな
エピソードが詰め込まれていて、さらに
彼女達の百合なふれあいもあって、、、。
これから新キャラも出てくるみたいですし、
次も楽しみですね。

投稿: ギンガム | 2011年4月14日 (木) 22時26分

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