その花びらにくちづけを 「玲緒っぽいらじお」第５回＋すぺしゃる

　この回もゲストが来ていてトークも盛り上がって
いる感じですね。新しいコーナーを考えたり、
ゲームの帯の文句を作ったり、CD化、書籍化の
アイディアも出てきたりしてます。実現したものを
見てみたいかも。それから「すぺしゃる」という
形で、玲緒からの応援メッセージも届いています。

　サークル「ふぐり屋」さんによる百合作品シリーズ
「その花びらにくちづけを」より、ヒロインの１人、
川村玲緒をパーソナリティとしたWebラジオ、
「玲緒っぽいらじお」の第５回です。声の担当は
杏花（あんずはな）さんです。
（なお、「その花びらにくちづけを」のシリーズは
年齢に制限がありますが、ラジオ番組の方には
制限はないようです。また、同じ学校を舞台にした
全年齢対象シリーズ「はなひらっ！」もあります。）

　この回のゲストは、前回に引き続いて楓役の
五行なずなさんです。通算３回目の登場ですから
２人でのトークも息が合ってきているのでは。
　オープニングのドラマでは、玲緒と楓が一緒に
登場しています。鯉のぼりがたなびく風景を
楽しんでいる楓ですが、玲緒の方はどうも食欲に
発展してしまうようで。料理を作るのはやっぱり
麻衣なんでしょうね。

　この番組も回が進んでいますので、新しい
コーナーを作るという案も出ているようです。
何かダジャレっぽい所からできたアイディアで、
キャラのアイスを作る、なんていうのも言われて
います。他には、モデルをやっている紗良に続け
とばかりに、アイドルになるためのコーナー
という案もあります。玲緒はアイドルになる事
自体にはあまり興味がないみたいですけれど、
モデルになって着た服をもらえるなら、とも
言ってますね。「Hana*chu→（ハナチュー）」
みたいな感じならオーケーらしいです（ちなみに
この雑誌は今月発売分で休刊になるようです）。

　「ミカ女文芸部」では、格言を言った後に
効果音をつけたいという希望が。確かにこの
番組は、コーナーの始まりと終わりに音楽が
流れるぐらいで静かな方なのかもしれません。
ここではともかく玲緒は自分の口で効果音を
出すしかなかったようです。けどそれを聞いた
楓は、、、思わず微笑ましくなってしまった、
という事なのでしょうか。

　この回では、紹介される格言がけっこう深い
ものが多いですね。それをまた「その花」風に
アレンジする２人もなかなか文才があるのでは。
その言葉をゲームの新作の帯に使う、というのは
ちょっと期待したいですね。
　後は番組がラジオCDになったら、という事を
楓が言っていました。けれど玲緒は何だか
乗り気ではなさそうです。恥ずかしい部分もCD
として残る事が気になっているようですね。
それなら、いい所だけ残せば、という案も
ありましたが、それだと十分な分量になるまでに
時間がかかる？
　書籍化という考えも良いですよね。その花
テイストになった名言が本になるって素敵かも
です。
　このコーナーの途中で、女性同士の関係が
周りからどう見られるか、みたいなトークが
ありました。やはり玲緒としても意識しない
わけではないようです。が、まあそう深くは
気にしない、という事のようです。

　「むにゃドラ」のコーナーでは、お風呂での
場面を玲緒が夢に見ています。が、何だか怪しい
方向に、、、。玲緒本人は妙な事はしない女の子
だと思いますけれど、夢に出てくるというのは、
何か気になる所があるのでしょうか。とういか
この部分に関しては「神様」の考えもあるらしい
ですね。玲緒的にはもっといい夢を募集したい
ようです。

　という感じで、楓はトークでは控えめになって
いる雰囲気ですけれど、コーナーでのアイディア
は豊富なようで、玲緒もどんどん採用するつもり
みたいです。さすが「お役立ち眼鏡っ娘楓ちゃん」
という所？　この呼び名も定着していったりしそう
でしょうか。

　それから、この第５回以外にも「すぺしゃる」が
配信されています。これは、３月の大地震の後、
玲緒を気遣う言葉が多く寄せられた事についての
玲緒からのお返事という意味があるようです。
　収録は、杏花さんがご自分でスタジオを借りて
行ったとか。それだけ気持ちが込められている、
という事なのでしょうね。
　今大変な状況にある人達に向けても、元気づける
言葉が玲緒からかけられていました。皆で少しずつでも
良い方向へ進んでいけると良いですね。

・「その花びらにくちづけを」レビューリスト、レビューセンター