スイートプリキュア♪ 第5話
天然っぽいハミィでさえ気を遣うほど、今でも
危なっかしい感じの響と奏の関係、、、。でも本当は、
響も奏も相手と仲良くしたいはず。ならその思いを
実現するのは、モジューレの力や周りからの暖かい
声援や思いやり、だったりするのでしょうか。いえ、
それがきっかけだったとしても、通じ合うのに必要
なのは、本人達の気持ちなのでしょう。
テレビアニメ「スイートプリキュア♪」、第5話
「ドタバタ! テレビレポーターに挑戦だニャ♪」
です。
日の暮れかけた浜辺、キュアメロディとキュアリズム
は、クラゲ型のネガトーンとのバトルを繰り広げて
いた。ネガトーンの放つ触手の攻撃を何とかかわし、
2人は砂を蹴って反撃に転じる。しかし両側から
個別に攻撃しようとした所を、かわされて正面
衝突してしまう。それなら、と大技の「プリキュア
パッショナートハーモニー」を出そうとするが、
なぜかうまくいかなかった。ハミィが言うには、
「2人の心がばらばらだったから」だという。それを
聞いた彼女達は、ふと戸惑った。
加音町(かのんちょう)って、あちこちに音楽が
あふれている、芸術の街って感じがしていました
けれど、ストリートミュージシャンとかだけじゃなく、
お店をやっている人達も音楽隊を組んで練り歩いて
いたりするのですね。歴史も古いようで、1779年
の時代から何かあるようで。そういった、音楽と
町との関わりを題材にしたエピソードとかが、後で
ありそうです(第7話に登場予定のゲストキャラも
何か関係がありそう?)。
それと、響が夜食に食べようとしていたカップ麺。
名前が「KANON NOODLE」というらしいです。これは、
町の特産品だったりするでしょうか。
さてそんな加音町を、テレビ番組でレポーター
として紹介する事になった響と奏。直感で乗り切ろう
とする響と、準備をきっちりしてきた奏が一緒に
いると、どうしてもにぎやかな事が起きてしまう
ようです。
カメラで撮影しているのを忘れて口げんかしたり、
相手のちょっとした失敗を冷やかしたり。普通なら
周りの人達は焦ったり心配したりする所でしょう。でも
なぜか、2人のやりとりは周りを笑顔にしています。
これは、響と奏の言い合いが、険悪な仲違いではなく、
愛情のあるにぎやかな会話だという事がわかったから
なのではないでしょうか。たぶん彼女達とは初対面
と思われるテレビ番組のスタッフの人達にも、2人の
お互いに対する思いはすぐに伝わったのでしょう。
この2人にレポーターを続けさせたのも、彼女達
なら安心して任せられると思ったからなのでは。
現に響と奏は、ちょっと危なっかしい面を出し
ながらも、お互いを助け合ってコンビネーションの
良さを見せていました。とっさの出来事に、何も
言わなくても合わせられるのは、響と奏だから
できたのでしょうね。
響は母親のまりあから「2人は最高のパートナー」
と言われています。奏も、憧れの王子先輩から、
自分達が「お互いを思いやっている」という事を
言われました。街の人達や、取材に来たスタッフ、
それにハミィも、響と奏は気持ちの通じ合った
名コンビだと考えているでしょう。セイレーンだって、
認めたくはないでしょうが2人の関係は強いもので
簡単には壊せないと感じ始めているのではない
でしょうか。
(ところでここでのセイレーンは、ややコミカルな
振る舞いを見せていましたね。こういう行動が多く
なってくると、何となく、憎めない悪役、みたいな
地位に落ち着いてきそうな雰囲気もあります。皆に
名乗る時も、「エレン」ではなく「セイレーン」の
名前を使っていましたので、ますますこの位置づけは
固まってきそう? 彼女には、ハミィとの「ハーモニー
パワー」を生み出すぐらいのヒロイン的な立場を
期待したいようにも思います。)
そうなってくると、響と奏がこの状況をどう考えて
いるのかが気になってきます。前にも少し書いたかも
しれませんけれど、あまりにも周りが2人の絆を
信じすぎて、本人達にはかえってプレッシャーに
なってしまわないかというのが(取り越し苦労ではある
でしょうけれど)ちょっと心配になったり。
それと、彼女達は自分達が気持ちの結ばれ合った
仲だという事は、意識はできているみたいです。
この話数でもお互いにはっきり口に出していました。
それなら、もう少し2人とも相手に優しく接しても
良いかもという気がします。相手の良くない所を
遠慮なく言い合えるのは、お互いの距離が近い証拠
だとは思います、けれど、時々2人とも感情が
エスカレートして少しヒステリックな雰囲気になる
場合もある感じがしたりします、、、。もう少し、
お互いに甘えあったり優しくふれあうような場面を
多く見たいような。これについてはこれからに期待、
でしょうか。
彼女達は、スポーツや料理ではなく、2人で
一緒にできる事を始めているようです。そうした
理由は、一つにはハーモニーパワーを養うため、
という大義名分(?)があるとも言えそうです。
が、そういう外からの都合だけではなく、彼女達
自身が楽しんで、お互いが相手だから一緒にやりたい、
と思えるようになってもらいたいですね。その結果
として、ハーモニーパワーが身につけられるように
なる、という順番でも良いのではないでしょうか。
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