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2011年3月 1日 (火)

ドラマCD「GIRL FRIENDS」

 友達が増えていき、まりの知る世界も広がって
いきます。けれどそのきっかけを与えてくれた
始まりであり、その時からずっとまりの思いの
中心にいるのは、あっこなのですよね。ドラマの
音声で聞いていても、そういう彼女達の関係が
伝わってくる気がします。

 発行双葉社、月刊コミックハイ! に連載された
森永みるくさん作「GIRL FRIENDS」は全5巻
発売されています。さらにエスプリズムよりこの
作品のドラマCDがリリースされていて、これを
聞いてみました。

 ストーリーとしては、原作コミックスの第1巻
から第2巻の途中ぐらいまでがカバーされている
感じでしょうか。物語は、高校2年の2学期、
まりとあっこの初めての会話から始まります。
 クラスメイトなのに、友達グループも違って
いて、それまで話した事がなかった2人。最初は
あっこの事をちょっとなれなれしいとも思っていた
まりですが、だんだんあっこのおしゃれや高校生活
に興味を持ち始め、友達づきあいが始まります。
 あっこの友達のすぎさんやたまみんとも一緒に
いるようになり、学校帰りのファストフード
ショップへの寄り道、プリクラ、バーゲン、
ダイエットなどなど、今までの自分なら経験する
事もなかったような日々を、まりは重ねていきます。
 そうしている内に、まりはあっこに対して何か
ときめきを感じるように、、、。そしてついには、
それが恋なのではないかと意識するようになって
しまいます。

 といった感じで、原作のエピソードをかなり
うまく再現している雰囲気ですね。まりとあっこの
やりとりが声で聞けるため、せりふの間合いなども
楽しめます。

 が、ちょっと「もったいない」と思う所も、、、。
これだけの長さのエピソードを1時間ほどの
ドラマに収めているため、各話が所々はしょられて
いるのですよね。
 たぶん、2人の出会いからを描きつつ、さらに
百合な恋心を意識するエピソードを描き出すために
こうなっているのでは、と思えます。でもやはり
ちょっともったいないですね。まりとあっこが、
友達から始まってだんだん近づいていき、親友に、
そしてそれ以上の感情を抱くまでになる道のりを
じっくり聞いてみたかったかも。
 でもまあそれは仕方ない所だったりするのかも
ですね。限られた時間の中にここまでのドラマを
築き上げたのはなかなかなのではないでしょうか。

 声の方は、各キャラらしさが出ていた感じが
します。まり(声は佐々木未来さんが担当されて
います)は、落ち着いた優等生タイプだけど少し
引っ込み思案、みたいな雰囲気が感じ取れます。
おしゃれやお化粧に挑戦するのがほとんど初めてな
彼女のおどおどしたような態度が良い感じです。
物語としてはまりのモノローグが多いため、
胸の中であれこれ悩んだり戸惑ったりしている
様子が、声だとよりわかりやすいですね。

 あっこ(声は遠藤綾さんが担当されています)は、
明るくはきはきしていて、でも自分勝手じゃなく
きちんとした思いやりを持っている、という
雰囲気が出ている気がします。ドラマを聞く前に
自分で勝手に想像していたのよりは、お姉さん的な
包容力や甘みがややあり、はじけてる感が少なめ
といった印象もありますけれど、でもやはり、まりを
いつでも大事にしているって感じは出てますね。

 すぎさん(小林ゆうさんが担当されています)は、
大人の色っぽさが出ていてキャラにハマってます。
たまみん(かないみかさんが担当されています)は、
受け答えの軽妙さや(マニアックな)知識の豊富さが
うかがえる雰囲気が感じ取れます。
 2人の場面では、たまみんが「食える」とすぎさん
が言って絡む辺りが面白いですね。せりふには
アドリブも入っているのでしょうか、2人で
盛り上がってる様子が笑えます。
 久野ちん(百合マニアの(?)橘田いずみさんが
担当されています)とうらら(瀬戸麻沙美さんが担当
されています)もそれぞれにらしさがありますね。
高校生っぽい明るさが出ているような。

 最初の方のエピソードでは、登場するのは
ほとんどまりとあっこだけでした。2人が友達
として仲良くなっていく場面は1対1のやりとりが
積み重ねられていますね。やがてそこにすぎさんと
たまみんが加わり、次には久野ちんとうららも
入ってきます。だんだん友達の輪が広がって
にぎやかに(かしましく?)なっていく様子は、
声で聞いているとよりわかりやすく感じられ
ます。
 またそんな中にあっても、まりはあっこを、
あっこはまりをいつも気にかけているのが
伝わってくるようです。まりの場合はモノローグ
が入っているので彼女の気持ちがそのまま語られて
います。あっこの方は、まだ恋愛感情みたいな
所には至っていない状況ではありますけれど、
すぎさんやたまみん達に対するのとはやはり
違う態度でまりに接しています。その暖かさや
ちょっとした切なさのようなものが感じ取れるの
ではないでしょうか。

 、、、個人的に、ドラマCDを楽しむもう一つの
方法があったりします。ってまあやってらっしゃる
方もいるかもしれませんけれど、ドラマの音声を
聞きながら、同じ場面のコミックスを見る、という
ものです。どちらか一つだけを見聞きしている時
よりも躍動感がアップするというか、音と絵で
キャラの動きがつかめるというポイントが
あります。
 この作品でもそれをやってみました。、、、けれど、
この作品では分けて楽しんだ方が良さそうな
感じがしました。
 (これは個人的に感じた事なのでどなたにも
当てはまるわけではないと思います。)ドラマCD
では、原作での雰囲気にもう少しコミカルさを
加えているような気がしました。あっこが
カルーアミルクを飲む勢いがけっこうなもの
だったり、あっこにキスしてしまったまりが
自分でも驚いてしまう場面では背景に心臓の
鼓動音が鳴っています。これはこれで楽しいの
ですよね。原作コミックとはまたちょっと別の
楽しみ方になるのかな、と思いました。

 ともかく、原作も素敵ですし、ドラマCDも
良い感じです。希望としては、、、やはりこの
続きをまた次のドラマCDで是非聞きたいですね。
できればもっと時間をかけて丁寧に彼女達の
エピソードを楽しみたい所です。そういう企画が
ある事を期待したいですね。

・「GIRL FRIENDS」レビューリストレビューセンター

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