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2011年2月 1日 (火)

魔法少女まどか☆マギカ 第4話

 いろいろな物事が次々に降りかかってきて、
まどかを追い詰めていくようです。さやかの
決断も、もしかしたら今の彼女には混乱を
呼び起こす出来事だったのかも。まどかは
なかなか希望を見つけ出せずにいるみたいです。
が、そうしている内に他の「魔法少女」が次々に
現れて、タイトル通りではなくなってるような?

 アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」第4話、
奇跡も、魔法も、あるんだよ」です。
 魔女と戦っていたマミの悲運な最期。その
場面を目の当たりにしたまどかとさやかは、
夜が明けても気力が失せたままで、日常生活も
どこかうつろだった。魔法少女だったマミが、
誰に存在を知られる事もなく姿を消さなければ
ならない事実は悲しい。が、まどかはそれ以上に、
魔女との戦いに恐怖を感じていた。彼女のその
感情の前では、魔法少女になる、というマミとの
最後の約束にさえ背を向けたくなってしまうの
だった。

 まどかとさやか(特にさやかの方)は、自分達の
前でマミが見せていた戦いについて、何か意味を
見つけ出そうと必死になっているようです。
魔法少女として戦う事がどういう意味を持つのか、
マミはそういうものをまどか達に教えるために
戦いを見せていた、と考えようとしているみたい
です。
 が、それは見ていた側の人間が想像した事
であって、マミの本当の意図は、今の彼女達だけ
でははっきりとはしないのでしょうね。それなら
もし2人が魔法少女になれば、わかるのでしょうか
、、、その辺りもちょっと何とも言えなさそうにも
思えます。

 作品としては、この話数でも、「魔法少女としての
運命」とか、「魔法少女の最期なんて」といった
ように、あちこちで言葉の定義をしようとしている
感じがあります。やはり他の作品などで多く言われて
いるのとは別のイメージで描こうとしているのかも
しれません。
 そうなると、場合によっては視聴者側とのギャップ
も大きくなってしまう可能性もありそうですね。
その辺りは何か距離が大きくならないようにする
演出が用意されていたりするのかな?
(個人的には、蒼樹うめさんデザインのキャラが、
暴動を起こしたり拷問にあうみたいな表現には
あまり興味はないのでその辺りも変わっていったり
したら良いかもです。)

 ところでこの作品では、魔法少女は単独で魔女と
戦うのが一般的みたいですね。でも結界に入った
時に外部と連絡したり、魔女と大勢の手下を相手に
する事を考えると、2人以上で組んで戦うのが
良さそうな感じもします。
 キュウべえの言っている雰囲気では、魔法少女
ってとてもたくさんいるみたいです。そうだとすると、
一つの社会みたいなもの(例えば魔女のいそうな
なわばりを斡旋するとか力の見合いそうな仲間の
魔法少女を紹介するとか)などが形作られていても
おかしくはなさそうです。
 それにそうなっていれば、マミも孤独を抱えて
戦う必要はなかったかも、なんて思ってしまいます。
けれどまあそう簡単なものではないのでしょうね。

 まどかとさやかは誰にも言えない秘密に悩んで
いるようです。が、彼女達の周りではこれまでの
ように世界が動いているみたいです。まどかの
両親は、まどかが突然泣き出しても(今の所)特に
何かしようとはしていない感じです。この後
この人達が物語に関わってくるようになるとしたら、
それは仁美のように魔女に狙われる役回り、とか?
もしそうなら、まどかにとっては重い事になりそう
ですね。
 またさやかも、恭介の事で悩んでいます。恭介は
自分のけがの事で取り乱しているようです。けれど
「現代の医学」は何か進歩が早いらしいですし、それまで
医者が恭介の精神的なケアをしていればあまりひどい
状況にはならないような、、、? まあこちらも
そんなに楽に割り切れるものではないのでしょう。
 それにしても、まどかが動揺している間に、次々に
魔法少女が参戦していますね。「魔法少女まどか」が
立ち上がるのはもっと先の事になるのでしょうか。
第2話の記事に書いたように、まどかが魔法少女
として自覚するのが物語の目的になるのだとしたら、
まどかの活躍を期待するのは難しそう?

 さて百合的には、、、第2話で百合妄想発言(?)が
多かった仁美も、この話数ではピンチに陥っていて
それどころではなくなってしまっているようです。
さやかも、第1話のように「まどかは私の嫁」と
うそぶく事ができなくなっているみたいです。

 そんな中で有望なのが、ほむら? 彼女的には
何も知らないまどかへの忠告のつもりで言って
いるのでしょう。けれど、言葉の端々から、
まどかを救いたいという気持ちがあふれている
ように感じられます。ほむらは転校して初めて
まどかと会ったのだと思いますが、すぐにここ
までの気持ちになれるというのは、やはり
まどかに対して普通以上の親愛を感じているの
では。
 ほむらは、「優しさが悲しみを呼ぶ」といった
事をまどかに言っています。でも優しさは
悲劇しか生まないわけではないし、優しさを
持っている人が弱い人というわけでもないの
でしょう。別作品レビュー記事に、「優しさは
弱さではない」といった事を書きましたけれど、
この作品でも、それに近い状況が起きたりするの
かもです。

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