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2011年2月 7日 (月)

魔法少女まどか☆マギカ 第5話

 自分から進んで人と関わろうとする事が少なく、
マミやさやかからも嫌がられているような感じの
するほむら。ですが、まどかだけは彼女と普通に
接しようとしていて、ほむらも、まどかにだけは
いろいろな事を教えてくれます。この関係が、
魔法少女の「力」にまつわる打算的なものでないなら
良いですね。

 アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」第5話、
後悔なんて、あるわけない」です。
 仁美が「魔女の口づけ」で操られ、その場にいた
まどかを襲った事件があった翌日、普段通りに
登校してきた仁美は、その出来事を憶えて
いなかった。精密検査を受けなければならないと
ぼやく仁美に、さやかは陽気に受け答えする。
しかしまどかは、さやかのように明るく振る舞う
事はできなかった。仁美とまどか達の危機を
救ったのが、契約して魔法少女になってしまった
さやかだったからだ。

 冒頭の場面は、さやかがキュウべえと契約する
所を描いているようです。何だか意味ありげな
雰囲気になっていますけれど、後になってあれは
実はこうだった、みたいな説明があったりするの
でしょうか。
 それと、この場面ではさやかが何の願いと
引き替えに魔法少女になったのかについては
はっきり出てきていないような気がします。
後の場面を見ると何となく想像できるのです
けれど、ちゃんと言葉に出していないのには
理由があったりする?
 同じように、マミの願いについてもあまり
説明されていない感じですね。第3話で、マミが
契約した時らしい場面が描かれていましたけれど、
何を言ったのかは状況的に想像させるだけだった
ような。そういう所が後できいてくるかどうかは
何とも言えない所でしょうか。(事故にあった
マミが、思わず永遠の生命を願った、とかいった
設定だったりすると、物語的にはまた動きが
ありそうです。)

 魔法少女になったさやかは、何だか生き方
というかものの見方がちょっと変わったような
気もします。少し刹那的になったというか。
やはり、誰も知らない所で魔女との戦いを
繰り広げ、いつ命を狙われてもおかしくない
日々を送る事になる、と思うと、ものの感じ方も
違ってくるのかもですね。
 その振り幅が大きくなったのが、もしかしたら
杏子なのかも、とも思えます。彼女が魔法少女に
なったいきさつなどは(まだ)明らかになって
いませんけれど、自分の狙いのためだけに生き、
戦っているようにも見えてしまいます。

 まどかがほむらと話し合っている場面で、
魔法少女達が皆で協力すれば魔女との戦いも
安全なはず、といった事を言っています。
これは第4話のレビュー記事にも書きました
ように、魔法少女達の一つの社会みたいな
ものにつながる気がします。同じ人間で、しかも
女の子同士なら、人の輪を作る事ってよくある
ようにも思えますし。そういうのを好まなく
なった女の子だけが魔法少女になる、という
わけでもないでしょうから、組んで戦うのも
けっこうありかも、と感じられます。(けど
そうなると杏子みたいな人にはやりづらい
状況になるかもですね。)

 ところでこの話数では、さやかの変身シーン
や華麗な戦い方が見られます(刀をたくさん
用意して地面に突き刺す、というやり方は
何かの作品と関係がある?)。こうなると
「魔法少女まどか」の立場がさらに危うく
なってきそうな、、、? まどかは魔法少女に
なるのか(もしくはならないのか)、なるなら
いつなのかという所はどうなんでしょうね。
1クールの折り返しに何かあるとか、それとも
ずっと最後の方まで引っ張っていったりする
でしょうか。

 さて「魔女の口づけ」で操られていたらしい
仁美は、次の日には元に戻っていた感じですね。
以前マミが助けていた女性も、気がついたら
正気に戻っていたようでした。これできれいに
治るなら、仁美はひとまず安心、という事に
なるでしょうか。後は、他にまどか達の周りで
狙われる人達が出てくるのかどうかですね。
 まどかの家族が危ういかも、という気も
しますし、恭介にも何かありそう、、、?
皆が安全でいられれば良いのでしょうけれど、
でもそうなると、演出的には、ほむらがまどか
に語って聞かせた魔法少女の大変さについての
言葉が、行き場をなくしてしまうようにも
思えてきたり、、、。あれだけ語ったなら、何か
大変な事が起きてしまいそうでもありますね。

 ほむらがまどかに言ったのは、魔法少女が
「願い」と引き替えに背負う事になる巡り合わせ
の過酷さについて。ここで重要なのは、ほむら
本人も魔法少女だという事なのかもです。
 ほむらは、まどかを魔法少女にさせないために
あれこれ教えているみたいです。けれど同時に、
そんな大変な巡り合わせを自分は背負って
いるのよ、と、まどかに知ってほしかった、とも
考えられる気がします。ほむらは本当は、(マミと
近いかもしれませんけれど)自分という存在を
知ってもらいたかったのでは。しかもその相手
は、他の誰でもなく、まどか。だから彼女は、
まどかの前にいる時だけ、口数が多くなって
いるのかも、なんて思えてしまいます。

 ほむらは、とても慎重な人なのかな、という
風に感じられます。優しさや勇気、献身について
自分なりの戒めを作り、それを厳格に守る事で、
彼女は危険な魔女との戦いを今までずっと
1人でくぐり抜けてきた、とか。いつでも自分の
敷いたレールを歩き、蛮勇とは真逆に、臆病な
までに、感情に身を任せるのを嫌がっている、
といった事もあったりするでしょうか。
 そこまで萎縮しなくてもいいんだよ、と、
まどかが彼女に手を差し伸べてあげられる
ようになると良いかもですね。まどかとほむら
なら、お互いに相手の救いになれるのでは
ないでしょうか。
 そこで注意したいのは、まどかがほむらを
助けるなら、魔法少女としての強大な力を
使うのではなく、まどか自身の深い優しさで
触れていってもらいたいように思います。
それでこそ、ここまでずっと語られてきた、
この作品での魔法少女の重さをはねのけられる
ような気がします。

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