つぼみ Vol.10の表紙画像とコミックス２種の表紙＆試し読みが公開されています

　このアンソロジーも発行が２桁になります。
読み応えのある誌面が隔月で読めるのは楽しい
ですね。コミックスの方は企画などもあるようで、
どういうものが用意されるのか気になります。
コミックス２種類の内、「くろよめ」は、本誌掲載
以外の作品がメインで収録されるみたいです。

　発行芳文社による百合コミックアンソロジー
「つぼみ」より、次号Vol.10とつぼみシリーズ
コミックス２冊が２月に発売予定となって
います。その表紙画像が、公式サイトなどで
紹介されています。

　本誌の表紙は、大槍葦人さんが描かれています。
白いセーラー服に帽子という（学校の制服なの
でしょうか？）服装の２人の女の子が手をつないで
います。手前を振り返ってはいるのですが、
背中を向けてどこかへ行こうとしている感じ
でもあります。彼女達の足が向いているのは、
草むらや茂みのある方、、、。２人だけの秘密の
場所なのかもですね。
　さらに２人とも、靴ではなく上履きらしい
ものをはいているのもポイントのような。
休み時間とかに隙を見て何かをしようとしている、
なんて場面だったりするでしょうか。

　Amazonで商品紹介されている画像には、帯付きの
ものも用意されています。そこにあるコピーは、
「少女＋からめ手＝白の聖域」です。２人が指を
からめて手をつないでいるのが表現されているの
でしょう。

　表紙には、執筆陣のお名前も載っています。
口絵の担当は本庄雷太さんで、他にコミックを
描かれると思われる方達のお名前が１５名分
かかれています。Vol.9と同じようにたくさんの
作品が見られそうです。ちょっと気になったのは、
袴田めらさんのお名前の部分。そこだけ「guest」
と書いてあるのには、理由がある？

　他には、コミックスも同日発売される予定
です。２月は２種類ですね。
　一つは、かずといずみさん作「くろよめ」です。
仕事も家事も完璧な女性、田中光子は、まだ独身。
彼女が求めているのは「嫁」だったのですが、
ある日本当にお嫁さんがやって来る、という
展開のようです。
　芳文社の作品紹介ページにもあるように、この
作品はかずといずみさんが同人誌で描かれてきた
もののようですね。本誌の方では、Vol.7と
Vol.8に前後編で掲載された「めとらば」があり、
この２作品は世界観がつながっているようです。
そういえば本誌作品の方にも池田光子という
名前の女性が出てきていましたけれど、こういう
関係があったのですね（私は「くろよめ」は読んで
いなかったりします、、、）。
　表紙には、２人の女性が描かれています。
光子と夜芽、でしょうか。彼女達の間にも、甘い
百合なエピソードがあるのでしょうね。
　コミックスには、「めとらば」の他、描き下ろし
の後日談も収録されるそうです。同人誌の方を
知っている人にも楽しめる部分がありそうです。

　もう一つは、カサハラテツローさん作の
「タンデムLOVER」です。「タンデマイン」と
呼ばれるロボットを戦闘用として操縦するための
パイロット養成学校（女子校です）に通う女の子達
の間に生まれる友情と恋愛の物語、という感じ
でしょうか。「ロボ」と「百合」を楽しめる作品と
言えそうです。
　表紙には、タンデマインに乗り組んで演習中
らしい２人の女の子の姿が描かれています。
メカ＋女の子というモチーフはいろいろな作品で
取り上げられる場合がありますけれど、そこに
百合テイストがあるのは素敵ですね。
　ところでちょっと気になったのは、この作品
には「第１巻」みたいな数字が入っていない事
、、、。この作品は１巻だけで、本誌にももう
掲載されない、という意味なのでしょうか？
たくさんの女の子がそれぞれに百合な恋愛を
繰り広げていく作品でもあり、もう少し見て
みたい気はしますね。

　コミックス２作品については、つぼみのサイト
にある作品紹介のページで、試し読みができる
ようになっています。それぞれ１６ページぐらい
ずつ配信されています。これでどんな雰囲気の
作品なのかある程度つかめるのでは、と思います。

　また、コミックスについては全プレの企画が
あるらしいです。描き下ろしのポストカードの
セットだとか。絵柄はネットでは紹介されていない
みたいですけれど、「セット」というなら何枚か
あるのでしょう。どういう感じなのか興味のある
所です。