Rio RainbowGate! 第1話
リオの鮮やかな手際と、「勝利の女神」としての
才能が発揮されています。そして彼女はこれから
ミントと一緒に行動をするようになるみたいです。
けど、仕事だから、という感じがしないでもない
ような? 2人が絆を深めるためには、リオもです
けどミントも自分の本心をもっと見せていく必要が
ありそうな気がします。
テレビ放送が開始され、ネット配信も予定されて
いる「Rio RainbowGate!」を見てみました。サブタイトル
は、「ゴッデス オブ ヴィクトリー」です。
ミント・クラークは、大富豪の祖父に連れられて、
広大なリゾートホテルの島、「ハワードリゾート」へ
来ていた。ここはカジノで有名だが、ミントは
一つも興味を持てない。暇つぶしに散歩をするの
だが、何かすごいものがないかと期待する気持ちは
隠せなかった。その時、往来にたいそうな人だかりが
できているのを彼女は見かける。大人達の言葉に
よれば、「勝利の女神」が姿を現したのだという。
名前は、リオ、カジノに勤める女性ディーラーだ。
公式サイトのキャラクター紹介に載せられている
キャラの多くが登場してきていますね。リオとミント、
ティファニー、ローザ、ハワード、イル&エル、ダーナ
、、、全員ではありませんけれど、やはり第1話
だけあってそれぞれが自分達の雰囲気を見せている
感じです。
(キャラといえば、エンディング映像の中で、1カット
だけ男の子らしいキャラが登場していました。年頃は
ミントと同じぐらいでしょうか。、、、この人がその内
ミントのボーイフレンド候補になったり、とか?
百合的にはそれはあまり考えたくないような。その
場面ではミントはあまりピンときていない表情
でしたので、あるいは大丈夫(?)なのかもしれません。)
リオ、イル、エル、ティファニー、ハワードは
リゾート側の人間ですから、「お客様」をもてなす
事を第一に考えているようです。バニーガールだけ
でなく女性ディーラーもお色気を振りまくような
制服を身にまとっていますが、それを嫌がったり
ひるんだりする事なく、颯爽と仕事をこなしています。
前にも少し書きましたけれど、こういう部分は
かっこいいように思います。
とはいっても作品的にはそれだけにするわけには
いかないのでしょうか、女の子の恥じらいみたいな
部分も描かれています。ミントのお世話をするために
最初に登場した時のリオは、ミニスカートのメイド服を
着せられてとても恥ずかしがっていました(というか
あの丈の短さはスカートとして機能していない?)。
でもこれも、考えてみるとリオの仕事熱心さを
表しているとも言えそうです。彼女はハワードから、
この服を着るように言われていたようです。何でも
これもお客様をもてなすための要素らしく。「お客様
のため」と前置きをされれば、リオとしては従わない
わけにはいかないみたいです。
本業はディーラーなのにいろいろな事をさせられて
しまうのも、実はリオが生真面目だから、なんていうのも
考えられそうですね。ハワードの方は、お客を喜ばせる
にはどうしたらいいかを心得ていて(まあ半分は自分の
趣味みたいですけど)、日々イベントを考えている
ようです。
この話数では、さらにミントの勘違いが加わって、
ハワードの差し金(?)でリオに思わぬピンチが。ここを
どんな風にして切り抜けていくか、という所で、
ディーラーとしての彼女の腕前が披露されていますね。
鮮やかなゲーム運びになっていた気がします。
ところで、「勝利の女神」とも言われるリオは、
カジノに現れただけでお客達に幸運を与えている
ようですね。ルーレットでもスロットマシーンでも、
急に大当たりが出るようになったり。彼女の場合は、
美貌だけではなく、勝利を呼び込む所にも人気の秘密が
ありそうですね。
けれど、客に大勝ちさせるというのは、ディーラー
としてはあまり腕が良くないとも思われちゃいそうな
気もしますね。ディーラーがどういう仕事なのか
詳しくはわかりませんけれど、ゲームの場を支配し、
客を勝たせるとしても負かすとしても、ゲームを
楽しくプレイさせる事が重要なようにも思います。
まあリオの場合は意識して勝利を呼び込んでいる
わけではなく、本人としてはとにかくディーラー
としての腕前を磨いているみたいですね。その部分
では、彼女は(若いらしいですけれど)周りから一目
置かれているような感じがします。
他には、この作品ではコミカルな所もあるようです。
公式サイトにある、プロデューサーの方へのインタビュー
記事では、シュール系のギャグが入っているように
言われています。
この第1話では、前半は別にそういった場面もなく
進んでいましたね。後半、特に最後の方では、何となく
コミカルな雰囲気になっていました。とはいっても
それほど強烈な感じではなく、リオの天然ボケに
周りが呆れ気味になる、っていう展開かもです。
でもリオの言う事も一理ありそうに感じられたり
します。何かにとらわれすぎずに、時には一歩引いて
考えを切り替えてみる、というのは、行き詰まった
時には効果がありそうですよね。それに行き詰まって
いる本人だとなかなかそこまで気づけないでしょう
から、リオに教えてもらえた相手はとても嬉しかったの
ではないでしょうか。
まあそれはそれとして、リオの言葉はイルやエル達
を脱力させていました。もしかしたらこれからも
こんな感じのコミカルさが演出されていくのかも
です。(そういえば、次回予告でミントのせりふが
「しょたい(ピーッ)」と一部伏せられていました。
これもそういう演出の一つ?)
ここで注目したいのは、ミントですね。皆が呆れて
いる中、ミントだけはリオの言う事に感動しています。
もしかしたら、この2人はとても波長が合うのでは
ないかな、とも思えます。
ミントがリオに惚れてしまったからリオの言う事
なら何でも素晴らしく感じられるようになった、とは
あまり考えたくないかも、、、。2人はまだ気づいて
いないけれどお互いの間には気持ちのつながりが
あるのだと思いたいですね。
百合的には、今はとにかくミントがリオを「お姉さん」
として慕いたい感情が前面に出ている感じでしょうか。
リオはそれに対して、まだ特に反応はしていない
ようです。子供だと思ってあまり真面目に受け取って
いない?
公式サイトのキャラクター相関図の「裏」バージョン
では、ミントの気持ちがつづられています。リオが
自分の相手をしてくれているのは仕事だから?
という所が、ミントはとても気になっているらしい
ですね。
もっともミントの方もリオに何を求めているのか、
まだちょっとわからない感じもあります。彼女は祖父に
このリゾートへ連れてこられただけで、退屈している
みたいです。「胸が破裂しちゃいそうな、もっとすごい
もの」を見たいと思っていた彼女は、ちょうどリオに
出くわすのですよね。
ここだけを見ると、ミントにとってリオは、つまらない
日々を面白く演出してくれる人だった、とも考えられ
ます。リオと一緒にいれば毎日が刺激的でいられる
と感じていた、とか?
そうではないと思いたいですね。ミントは、美しくて
かっこよくて、仕事に対して真面目なリオを純粋に
慕っているとのではないでしょうか。
リゾートへ車で行く途中、宣伝用の大画面に一瞬
だけ映し出されたリオを見て、ミントはすぐに反応
しました。彼女はリオと出会う前から、相手に惹かれる
ものを感じていたのでは、とも思えます。ミントのその
気持ちを大切にしていってもらいたいかもですね。
彼女達には、仕事だからとかじゃない強い絆を
作り上げていってもらいたい所です。2人が一緒に
行動する間に、お互いの考え方を尊重し、好ましいと
思えるようになり、さらにかけがえのない存在だと
感じるようになってもらえたら素敵ですね。
ミントは、客としてこのリゾートにやって来ました。
もともと住んでいるわけではないですから、いつかは
自分の家へ戻る時もあるのでしょう。その時に、
リオがどうするのか、が気になります。リオには、
ミントと一緒にいる未来を選んでもらいたいですね。
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