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2011年1月25日 (火)

ハートキャッチプリキュア! 第48話

 キュアムーンライトとダークプリキュアの戦いに
決着が、、、。ですがその後で知らされた事実には、
ムーンライトは愕然としているようです。2人は
戦うべきだったのかどうか、彼女にはそれを知る
手がかりがもうないみたいにも思えます。そんな
彼女を支えられるのは、ブロッサム達だけなの
でしょう。

 テレビアニメ「ハートキャッチプリキュア!」、
第48話「地球のため! 夢のため! プリキュア
最後の変身です!
」です。
 サバークを支配していた仮面が割られ、素顔が
あらわになる。サバークの本当の姿は、「こころの
大樹」を探す間に行方不明になっていた月影博士、
すなわちゆりの父親だった。キュアムーンライトは、
涙を浮かべ、父の名を呼んでその胸にすがりつく。
しかし月影博士は動こうとしない。その代わりに
博士はこう言った、「私にはお前を抱きしめる
資格はない」、と。

 月影博士がどうして「砂漠の使徒」の側にいたのか
を、本人が話しています。ここで言っている事が
本当なら、博士の責任はかなり大きいと思われます。
仮面に支配されていたからとは言っても、「こころの
大樹」にまつわる秘密をデューンに明け渡してしまった
わけですし、何よりその仮面をつけたのは自分の
意志だったのですから。「資格」がないと言うのは
うなずけそうです。
(ちなみに、回想場面の中で、劇場版に登場している
サラマンダー男爵とオリヴィエらしい姿が少し描かれて
いますね。)

 さらにサバークは、その時地球と大樹を守護していた
キュアムーンライトを倒すための武器も作り出します。
これもたぶん研究の成果を応用したものなのでしょう。
でもそれだけでは、ダークプリキュアは生み出せません。
ムーンライトと互角に戦い、しのいでいくために、
サバークは、同じ性質の物質の上に、自分の技術を
載せる方法を選んだようです。
 このやり方を実現できたのは、月影博士がゆりに
近い立場の人間だったからなのでは、と思えます。
博士がゆりの父親だったという偶然が、砂漠の使徒の
勢力とは全く異なるダークプリキュアの誕生という
恐ろしい結果を作り出してしまったとも言えると
思います。

 薫子は、第46話などで、孫娘のつぼみに警告を
発していました。ムーンライトとサバーク博士を
戦わせてはいけない、と。たぶん薫子は彼女なりに
サバークの正体に気づいていたのでしょう。もし
2人が戦いあって、どちらかが相手を倒すような
事になれば、それは、家族という絆にとってとても
悲しい出来事になるはずです。

 けれど、薫子はもう一つの絆までは見抜けなかった
と言えるのではないでしょうか。それは、姉妹の絆
、、、。
 確かに、1人の体を使ってもう1人を人工的に、
強制的に作り出す、という異常な関係ではあります。
けれど、月影博士が認めているように、2人は他人
などではない強いつながりを持っているのでしょう。

 ところが、、、ムーンライトは、戦いで決着をつける
ために、相手と向き合います。薫子はこの2人の
関係には気づかず、ブロッサムも、彼女達の激しい
ぶつかり合いを目の前で見ていても止めようとは
しませんでした。
 真実を知らされたのは、2人の内1人が倒された
後でした。ムーンライトにとっては、身に覚えの
ない関係だったとはいえ、さすがに痛々しい気持ちに
なったのではないでしょうか。

 でもそれだけではなかったようです。ゆりの思いは
さらに揺さぶられてしまうみたいです。自分の事を
抱きしめてくれなかった父親が、妹の方を抱きしめて
いるのを目の当たりにしたら、この状態では
落ち着いてはいられないのでしょう。
 父親が、自分のしてしまった事に責任を感じて
ゆりから離れていった、とか、無益な戦いを終わらせる
ために妹の方へ行った、という状況は、ゆりにも
わかると思われます。けれどそんな事情なんて
押しやってでも、ゆりは抱きしめてもらいたかったの
ではないでしょうか。長い間行方不明だった父親が、
今目の前にいるのですから、たとえデューンの手先に
させられていたとしても、自分を娘として甘え
させてもらいたかったのでは。

 彼女のそんな小さな望みも、強大なデューンの
前では、はかなく消えてしまうようです。月のように
冴え渡る冷静さを持つゆりも、こうなってはとても
耐えられないのでしょうね。家族の絆を引き裂かれる
つらさだけでなく、抱きしめてさえもらえなかった
悲しみが、彼女を危険な方向へと駆り立ててしまい
そうになります。

 そこで口を開くのが、つぼみですね。彼女にしても、
悲しみを生むだけだった戦いをやめさせられなかったの
ですし、今更知ったような事を言う権利などはない
でしょう。でもどうしても、今のゆりを止めなければ
ならないと考えたのでしょうね。
 ありったけの思いと声をつぎ込んで、つぼみは
ゆりに訴えかけます。それが届いたかどうかは、、、
その後のゆりの行動を見ればわかるのでしょう。

 この後の怒濤の展開も熱いですね。プリキュアが
繰り出す技も、「ふたり」で1組になっていますし、
大きなハートマークが浮かぶ様子も、「愛」を大切に
する彼女達の気持ちが表れているように感じられます。
この先何が起きるのか、次回も見逃せないかもです。

 、、、とこで作中でちょっと気になったのは、ゆりの
「体の一部」という言葉だったりします。それがどこ
だったのか、この後解き明かされる事は、なさそう
でしょうか。

 それと百合的には、ダークプリキュアに「姉さん」と
言ってもらいたかったかも、と、ちょっと思いました。
でもそうすると、ムーンライトとのバトルがとても
悲しいものになってしまいそうなのですよね。
 姉妹だと認めたいけれど、もしそうしたら自分達の
関係が変わってしまう、、、。このエピソードは実は
かなりヘビーなものなのかも、と感じられます。
日曜朝のアニメとしては重い内容かもしれません
けれど、こういう部分がある事によって、物語に
深みが出ているようにも思えます。

・「ふたりはプリキュア」レビューリストレビューセンター

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