百合への望み 2011
物語の表現の場が増えているのに合わせて、
百合作品もいろいろな場所で見かけるように
なった気がします。ここからは量の点でも
質の点でも上向いていくと良いですね。楽しくて
感動できる百合作品がたくさん見られるように
なるのを期待したいです。
年が明けましたね。今年はどんな百合作品に
出会えるのでしょうか。
アニメでは、百合なキャラが登場する作品が
増えてきている気がします。女の子同士の恋愛が
メインではなくても、ヒロインに恋心を抱く
女の子が登場するものなどけっこう見かける
ように思います。こういう状況ができてくると、
百合な心情を広めて行くには効き目がありそうな
感じですね。
注意したいのはそこで2人の女の子がお互いを
思い合えるかどうか、だったりするかもです。
一方的な愛情が暴走して大騒ぎに、という展開も、
コミカルなテイストを演出するのには向いている
と言えそうです。が、愛情が一つも報われない
となると百合的にはちょっと寂しいですよね。
去年のアニメ作品でも暴走気味の女の子が
あの手この手でお目当ての娘に近づいていく、
みたいなエピソードを持つ作品は割とあった
気がします。でもずっとないがしろにされる
わけではなく、その娘の事も大切にされている
とわかる演出もあって、救われている感じも
します。コミカルな流れの中でも、女の子
同士の関係を拒まない作品なら見ていても
安心できそうですね。
といってもやはり女の子同士の恋愛を中心に
した作品も見てみたいかもです。今の所その
予定はあまり見えていないようではあります
けれど、何か素敵な百合作品がアニメでも
見られると良いですね。
そういえば、劇場版の公開が予定されている
アニメ作品も割とありますよね。大きな
スクリーンで、女の子達の親しいふれあいを
たくさん見られるというのも良さそうです。
後は、劇場版には限りませんけれど、実写
作品がどうなるかも気になりますね。去年は
小説を原作とした実写版映画が公開されたり
しました。こういう柔らかい感覚の百合な
ストーリーを、映画やドラマを通じて実写の
形でもっと見てみたいようにも思います。
コミックでは、百合をメインにした作品や
アンソロジー、雑誌などが増えてきています。
またそこまでの表現ではなくても女の子同士の
ふれあいや親密な気持ちのやりとりなどを
見せる作品もよく見かけるようになっていますね。
この感じでさらに楽しめる作品をたくさん
送り出していってもらいたいかもです。
もう一つ感じているのは、女の子同士の
恋愛を中心にした、長編の物語が増えていくか、
という事だったりします。以前から感じては
いるのですが、例えば単行本で何巻も続く
百合作品って、そんなに多くはないように
思うのですよね。
部活や共同生活がメインで、そこに百合
テイストが入ってくる作品などはけっこう
見かけます。そこでさらに、女の子同士の
恋する気持ちを1番に押し出して、しかも
多くの巻数が発行される作品とかが増えて
いくとこの分野的にも良いような気がします。
ゲームでは、アニメ作品などをゲーム化
する場合も多いですよね。その時、作品に
含まれる百合テイストがゲームで再現されて
いない場合もあるように感じます。できれば
女の子達のふれあいを表現する作品が多く
制作されると良いですね。
その他に、百合テイスト作品を多く手がける
レーベルも見えてきているようです。そこを
きっちり押さえると同時に、同じように
百合ゲームをリリースする所が増えると
楽しいのではないでしょうか。
期待はいろいろ広がりますけれど、楽しく
また感動的な百合作品に多く触れられると
良いですね。いろいろな場面で百合テイスト
のあるものを見かけられるようになると
面白いかもです。
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