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2010年11月18日 (木)

コミック百合姫 Vol.22と百合姫コミックス1冊が発売です他

 隔月刊での発行が始まります。表紙のイメージ
は、これまでとはまた別のものになっている
感じで、正に「再誕。」と言えそうでしょうか。
内容については、、、連載や「~S」からの引っ越しも
あるため大きく変わるわけではないと思います
けれど、今までの素敵な百合作品がもっと速い
ペースで見られるのは良いかもです。

 発行一迅社コミック百合姫のVol.22が
発売となっています。また百合姫コミックス
からも1冊が発行されます。

 本誌はこれまで年4回刊でしたが、今号から
隔月刊になります。それに合わせてなのか誌面の
方も変えられているようですね。
 まず目立つのは表紙でしょうか。「百合姫」の
ロゴも新しくなっています。それにこれまでだと
作家名や作品名、付録の情報などが表紙には
書き込まれていて、言ってみれば少女漫画誌の
ような雰囲気でした。が、今度のにはそういった
情報は載せられていないようです。形としては
大人向けのコミック誌、みたいな感じかも。
 ロゴとともに大きく「再誕。」と書かれているのは、
リニューアルの意味があるのでしょう。それと
同時に、これまで発行されていた百合姫の読者が
違う雑誌だと見間違えないようにリニューアルを
強調している、という事もある?

 表紙のイラストについては、以前から紹介されて
いたビジュアルとは違っていますね。別の記事
書いたものでどうやら合っていたようです。
 イラストはカズアキさんが描かれています。2人
の女の子がいるのですが、本を読んでいる黒髪の
少女は、鎖でつながれた金髪の少女の上に乗る
ような姿勢になっています。
 そこには短い文章が添えられています。文の
担当は深見真さんだそうです。文章はモノローグ
風になっていて、それによると、千里の鋭い視線
を受けて胸がうずく心情が語られています。
 となると、この2人の女の子のどちらかが
モノローグの主で、もう1人が千里という事に
なりそうでしょうか。絵を見ている限りでは、
何となくどちらにもその可能性がありそうな気も
しますね、、、。

 この関係が恋だと本人達は気づいていない、
といった表現も書き込まれています。確かに、
こんな感じで片方がもう一方を支配するような
事をしていても、そこに恋愛感情が含まれている
場合もありそうです。
 けれど、それは百合な感情表現の中ではかなり
限られたケースのようにも思えますね。キスやハグ
といったストレートな表現を使わないのは
さすがとも言えそうですけど、(前にも書いた
かもしれませんが)あまり狙いすぎてしまうと
違う方向性にいってしまいそう、というようにも
感じられます。この辺りは次号以降でもどうなって
いくのか気になる所ですね。

 百合姫の編集部ブログ記事でも、この表紙が
写真入りで紹介されています。ここでは前号Vol.21
と並べて撮った写真もありますね。
 背表紙のイメージも別物になっているようです。
シンプルな感じです。こうなると裏表紙も見てみたい
所かもです。これまでの号では裏表紙には広告が
載せられていました。今号でここまでイメージを
変えるなら、裏表紙も何か統一性のあるイラスト
などが使われている? もしそうだとしたら何が
描かれているのでしょうね。

 なお、背表紙から見る本誌の厚みは、前号と同じか
より薄いぐらいにも思えます。でも記事の文章に
よれば、薄い紙を使用しているそうで、ボリュームは
アップしているとか。これはけっこう読み応えが
あるのでは。ちょっと楽しみですね。

 お名前が挙がっている執筆陣は25名ほどです。
これまでよりも多くなっていますので、本当に
たっぷり読めそうです。各作品のページ数も多め
だと良いかもですね。

 執筆陣は、百合姫のレギュラーに、百合姫Sから
引っ越してきた方達が加わっています。移ってくる
作品は次のような感じですね。(敬称略)

・むげんのみなもに(高崎ゆうき)
・ゆるゆり(なもり)
・此花亭奇譚(天乃咲哉)
・ふ~ふ(源久也)

 なお、「~S」掲載の他の作品は、一部が
百合姫ONLINE(仮)」に掲載が始まったりもする
らしいです。今号の本誌の中では、その事についても
何か情報があるのではないでしょうか。

 後は、「Brand-new Commers」として5人の方の
お名前が見えています。この中では、柏原麻実さんや
紺野キタさん、テクノサマタさんは、これまでにも
百合姫関係の書籍に作品を描かれていたように
思います。今度はどんな作品が見られるの
でしょうね。

 それからノベルの掲載もあります。森田季節さん
が執筆されるようです。文章としての作品が本誌に
載せられるっていうのは、かなり久しぶりのような
気がします。この小説掲載はこれからも続いていくの
でしょうか?

 またもう一つ小説と関係があるのは、コミカライズ
が行われている点ですね。伊藤計劃さん作の
「ハーモニー」のコミック版が載せられるようです。
どなたが作画を担当されるのかは書かれていませんね。
その辺りはどうなるのでしょう。
 また、前にも別の記事に書きましたけれど、この
作品は一応SFのジャンルに入っているみたいです。
百合度がどれぐらいあるのかは、、、原作にもよる
でしょうし、コミック化の仕方にも関係してきそう
ですね。

 そしてコミックスの方は、かずまこをさん作の
さよならフォークロア」が発行されます。生徒達の
間で、「月曜日にふれあった者は呪われる」という
言い伝えがある学園に通う高瀬愛(まな)の前に、
転校してきた真白純夏が現れます。彼女は「呪い」
など気にせず自由奔放に振る舞うのですが、そこ
には彼女が抱えた事情があるらしく、愛は彼女と深く
関わっていく事になります。出会いの時に愛が見た
純夏の涙、その正確な意味を知らなかったとしても、
愛は相手の力になってあげよう、と決心したの
でしょうね。

 この作品の発売を記念したサイン会が行われる
そうです。有隣堂ヨドバシAKIBA店で、12/4に
あるみたいですね。参加方法など詳しくは店舗の
告知ページなどを見てみてください。

 それから、百合姫の発売記念企画もあるようです。
発売当日の11/18に、AKIHABARAゲーマーズ本店
本誌を購入すると、1冊に1回抽選に参加できる
らしいです。「イベント情報」によると、サイン色紙や
コミックセット、イラストカードなどが用意されている
みたいです。
 また、アニメイトでは、先着順でポストカード
プレゼントがあるようです。それと、通販サイトの
アニメイトオンライン限定で、店頭掲示用のポスター
がプレゼントされるとか。どちらもカズアキさんの
イラストになっています。数には限りがありますので、
気になる方はお早めにチェックしてみてはいかが
でしょうか。

 さて「再誕。」した本誌の発行が開始となります。
この頃は百合なコミック誌やアンソロジーが各社
から出始めていますので、その中でどんな素敵な
百合を見せていってくれるのか期待したいですね。

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