探偵オペラ ミルキィホームズ 第7話
シャロ達に何かあると、積極的に近づいていく
アンリエット。彼女がなぜそうするのかはまだ
よくわかりません。でも何だか、彼女の目的とは
別の所で、彼女自身に変化が起きているようにも
見えます。探偵学園の生徒会長、アンリエットと、
怪盗帝国の首領、アルセーヌ、、、どちらが本当の
彼女なのでしょうね。
アニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ」、第7話
「太陽のたわわむれ」です。
長い坂道を上るシャロ達ミルキィホームズは、
息も絶え絶えなほど疲れ切っていた。彼女達には
バス賃もなかったため、探偵学院の寮から海辺の
この場所までずっと歩き通しだったのだ。メンバー
からは泣き言もしきりだったが、シャロは皆を
励ます。峠を乗り切った先には、目的の場所が
待っていた。トイズを復活させられるかもしれない
秘密の眠る岬だ。
ちょっとしたミス(?)により、怪盗帝国とミルキィ
ホームズが鉢合わせしそうに、、、。というかそこに
G4まで居合わせて、怪盗対探偵対警察の対決が?
という所ですが、ちょっと状況が変わって共同作戦
のようになっていますね。それぐらい「岬」に隠された
罠が強力だったのでしょう。
その岬を作り上げたのは「大富豪バスカビル」と
されています。出てくるアイテムも、探偵ものの
作品を思い起こさせるものが多いみたいです。
「バスカビルの飼い犬」とか、「まだらのひもパン」
などなど、、、。シャロ達探偵が主人公の作品だけ
あってこういうネタが用意されているのかもです。
が、それだけじゃなく他のネタもあるようで。
「AKG(あかげ)」とか、「『ポロリ』と開きましたぁ」
っていうのもたぶん意味があるのですよね。後は、
アイキャッチに出ていた咲、、、。頭と触手だけの
姿は、あのボーカロイドキャラをデフォルメした
ファンアート、でしょうか。確かに髪の色や形は
似てるかもです。
(他に細かい所では、洞窟にあった罠に小衣が
引っかかって穴に落ちた時、小衣の水着のゼッケン
に「ぺったんこ」と書いてあったり、一緒に起き上がる
瞬間の平乃のシルエットに「平」、次子の方には
「次」という文字が浮かんでいました。それと
咲が「財宝の部屋」で見つけたパソコン風のものも
何かあるのでしょうね。)
さらに、OP曲から後は登場するのはほとんど女性
だけ、しかも全員水着姿という構成になっています
(中でもアンリエットのは、、、あの水着がきちんと
機能しているのかどうかはわかりませんけれど、
そのデザインに誰もツッコまない所がこの作品らしさ
なのかもです)。またそれだけではなく入浴シーンも
あって、「水着回+お風呂回」、とも言えたりしそう?
第5話とかのような超越した展開まではあまり
なかったかもしれませんが、いろいろな要素が
詰め込まれているみたいですね。
この話数の中で百合な展開は、心情的なもの
としてはあまり描かれていない感じがします。
その代わりというかビジュアル的にはコーデリア
とエリーが幾つか見せていたかも?
コーデリアは、第3話でも描かれていたように、
暗い場所が怖いらしいです。(たぶんそれは、彼女が
もともと持っていた五感強化のトイズを失った
ために、闇の中を見通せなくなったから、なのかも
しれません。)そのためか普段のお姉さんっぽい
行動ができず、暴走気味に、、、。そしてその被害(?)を
まともに受けていたのはエリーだったようです。
耳を甘噛みされたり、裸のコーデリアに水着を
脱がされたり、大変だったみたいです。
エリーとしてもちょっと困っていた感じですね。
相手がムードを出してくれているならまだしも、
コーデリアはおかしなテンションになって無理矢理
迫っていますから、エリーもこれではちょっと
受け入れられない所なのでしょう。
その後正気に戻ったコーデリアは、自分の状況を
小衣のせいだと勘違いしていたようですけれど、
あれはどうしてなのでしょうね。小衣がそんな事を
するような人だと思っていた?
そんなコーデリアの言葉に、小衣は律儀にツッコんで
いますね。他の人達のボケにもきっちりと返してますし、
やはり彼女の位置づけって、ツッコミ役、なのかな?
誰に対してもツッコんでいる感じの小衣ですが、
中でも特に念入りに相手をしている人がいるような
気がします。それは、シャロ、、、。第3話に出てきた
黄金のマスクという小道具まで使って、小衣はシャロに
正面から挑んでいます。
シャロの方も、小衣のツッコミをまともに受けて
頭がぐらぐらするほどです。何だかこの2人だけは、
他の人達に対する時と比べて空気が違う感じがします。
小衣からすれば、シャロは、自分達G4よりも多くの
お手柄をあげ続けたミルキィホームズのメンバー。
あまり快く思っていないとしても無理はないでしょう。
けれどそれなら、冷たい態度をとるとか、関わり合いに
ならないようにしたっていいはずですよね。それを
わざわざ自分から近づいていってじゃれつく(?)ような
真似をするのには、何か理由があるのかも、なんて
思ってしまいます。仮にそういうものがあるとしても、
小衣自身が気づいていないっぽい所もポイントかも
ですね。
シャロと小衣、彼女達の間には、ライバル心を
超えた親密さが生まれる事はあるでしょうか。この後の
話数でそういった展開があると面白そうですね。
ここでは、シャロはネロに対して、何とか支えて
あげようとしているようですね。「ダメなんて言わないで
ください!」と彼女はネロを励ましていますが、その
言葉は以前の場面でシャロ自身がさんざん言っていた
ような、、、。まあそういう所があったとしても、シャロが
本気で自分を心配してくれている事はネロもわかって
いるのでしょうね。シャロの真剣なまなざしを見て、
彼女は挑戦する気持ちをもう一度奮い立たせている
ようです。
その他で気になったのは、アンリエットだったり
します。彼女はこれまで別の話数などでも、ミルキィ
ホームズに関わっていって、彼女達にアドバイスしたり
陰でサポートするような行動をしてきました。
ストーンリバー達の目には、アンリエットがシャロ
達を陥れるために画策していると映っているみたい
ですが、実の所はまだよくわかりませんね。ともかく
アンリエットは何か考えがあってそうしているっぽい
です。
アンリエットは、自分が主体になって、ミルキィ
ホームズを意図通りに動かしている、と感じている
みたいです。けれど、この話数を見ていると、彼女の
気持ちが少しずつ変わってきているようにも思えるの
ですよね。しかも、本人はその事に気づいていない
ような。
気づかない内にいつの間にかシャロ達の考え方が、
アンリエットの中に新しい価値観を築いているのでは、
という気がします。彼女が知らない間にそうなって
いるのだとしたら、そのギャップがアンリエットに何を
もたらすのかを知りたいようにも思います。ラットや
トゥエンティ達に見限られてしまうのか、もしそうなら
その時彼女はどうするのか、そういった部分も物語の
一つのポイントになるかもですね。
| 固定リンク
「百合レビュー」カテゴリの記事
- 星屑テレパス 第2話(2023.11.17)
- 16bitセンセーション ANOTHER LAYER 第1話(2023.11.15)
- 星屑テレパス 第1話(2023.11.09)
- アサルトリリィ BOUQUET 第5話(2023.10.30)
- アサルトリリィ BOUQUET 第4話(2023.10.23)
「作品 ミルキィホームズ」カテゴリの記事
- 2016年10月からのアニメ作品とその後の予定など(2016.09.30)
- 10月からのアニメ作品の放送スケジュールやその後の予定など(2015.10.01)
- 1月からとそれに続くアニメ作品の放送予定など(2016.01.11)
- 劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ~逆襲のミルキィホームズ~ 特報映像が配信されています(2015.09.29)
- 探偵オペラミルキィホームズ 劇場版の告知映像が配信されています(2015.09.09)
コメント