野ばらの森の乙女たち 第１巻が発売です

　野ばら咲く園に集う乙女達には、誰にも言えない
秘密が、、、。表紙の絵柄からは何かそんな雰囲気
が漂っているようです。初美には女の子同士の
濃密な関係を紡いでいってもらいたい気が
しますけれど、この第１巻はどのような仕上がりに
なっているのでしょうね。

　発行講談社、なかよしに連載中の、白沢まりもさん
作「野ばらの森の乙女たち」の第１巻が本日発売と
なっています。
　物語の主人公は、この学園に入学した西園寺初美
ですね。彼女にはさくらという同級生の友達がいる
ようです。初美は先輩の泉に憧れの気持ちを持ったり、
同じく先輩の繭子とも何か関わり合っていくみたい
です。
　そんな少女達の関係に、百合なテイストがたっぷり
詰め込まれているのかもですね。連載は見ていないの
ですけれど、この前配信されていた「早よみ」を少し
見た感じでは、けっこう雰囲気がある気がします。
　掲載誌のなかよしは、読者の年齢層が低めのように
感じます。そのコミック誌でこういう作品が連載
されていくのは（ない事ではないと思いますが）
そう多くはないのかもです。そういった状況で、
どれぐらい百合度を高めていけるのかは気になる所
ですね。本誌では「大反響」という言われ方もしている
みたいで、ちょっと期待したいようにも思います。

　表紙のイラストでは、制服を着た初美が、さくらの
胸にもたれかかるように寄り添い、２人手と指を
重ね合っている姿が描かれています。さくらは
初美の長い髪を一束、手に載せています。初美は、
手にした一輪の花を唇に当てていますね。口を
隠すポーズは、誰にも言えない秘密みたいなものを
連想させます。初美とさくらの間にもそういう
関係があるのかもしれません。