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2010年10月22日 (金)

探偵オペラ ミルキィホームズ 第2話

 「お花畑」を守るためなら、どんな事でもしようと
するコーデリア。そこまでこだわるのは、それが
彼女にとってかけがえのないものだから、なの
ですよね。彼女の思いがシャロ達に通じると
良いですね。とはいえうまく絆を取り戻せた
後も、彼女の「妄想」は止まらない、かな?

 アニメ「探偵オペラ ミルキィホームズ」、第2話
ポケットにパンを」です。
 泉で水を汲むコーデリア。彼女達ミルキィ
ホームズは4人全員がトイズを失い、学園の
厄介者として個室を追い出され、今は屋根裏に
入居している。変わってしまった自分達の生活を
コーデリアは嘆いたが、泣き言ばかりも言っては
いられない。チームの再出発を期して、彼女は
気持ちを改めた。屋根裏部屋へ戻ろうとした
彼女は、中で騒ぐ声がしているのに気づいた。

 生徒会長のアンリエッタって、怪盗アルセーヌ
と同じ人なのですよね、、、? 見た目や体格が
けっこう違うような気がします。もしかしたら
彼女の「幻惑のトイズ」のおかげで見た目を
変えられるようになっているとかでしょうか。
 「江ノ島美術館」にあった「江ノ島の夜明け」を
手に入れた時は、アンリエットの姿で制服も
ホームズ探偵学園のままで、マスクをかぶった
だけみたいですね。この格好で美術館に忍び込んで
いたのだとしたら、けっこう大胆かも。探偵を
育てる学園の生徒が怪盗になっているなんて
センセーショナルなのでは。

 アンリエットの狙いがどこにあるのかは
気になりますね。怪盗としての自分が主体
なのだとしたら、探偵学園の生徒会長に
収まっているのは隠れ蓑として最適とも
言えそうです。また、宿敵ミルキィホームズ
を葬り去るには、生徒会長という権限は
何かと役に立つのでしょう。
 実際、彼女はシャロ達から個室を奪って
屋根裏へ追い払っています。これではほとんど
立ち直れなさそうな状況ですし、この話数
ではさらに彼女達を追い落とす策を練って
いるようです。

 ですが、最終的には彼女はシャロ達に有利な
判断をしています。部下のストーンリバー
こと石流も、潔く自分の落ち度を認めて
います。巧みに人の物を奪う怪盗なら、ここで
証拠をねつ造してでもミルキィホームズを
陥れる事も考えられそうですけれど、そうでは
ないようです。これは怪盗の美学というもの
だったりする?
 アンリエットは、何かシャロ達を試している
というか成長するのを助けているようにも
感じられますね。彼女の本当の思いがわかる
時はくるのでしょうか。少なくともこの
エピソードでは、シャロ達から「大好き!」と
言われてうれしさを感じていたようです。

 アンリエットの考えとは別に、屋根裏部屋へと
押し込められたシャロ達はピンチに陥っている
みたいです。コーデリアが目の当たりにした
現場では、凄惨な奪い合いが、、、? まあ食べる
ものがないと気が立ってしまったりもしますよね。
 その後教室では何とか食料を調達できていた
ため、少しは落ち着いて話し合いができると
思われたのですけれど、そう簡単にはいかない
ようで。つい最近まで豪華な食事やきれいな
個室を使えていた自分達を思い起こすと、今の
身の上にはやはり不満なのでしょう。

 それが良くない方向へ行ってしまって、また
仲間割れが始まってしまいます。今度は相手を
けなすような言い方になっていますね。中でも
ネロの言葉はちょっときつい気もします。確かに
コーデリアの髪に付いている花は気になります
けど、、、あんな風に言わなくても、と思って
しまいますね。コーデリアが罰を受けている時も、
彼女をあまり信じてあげられていなかったみたい
ですし、ネロが普段コーデリアをどう思って
いるのか仲間としての意識はどうなのか、少し
気になる所ではあります。

 例えばコーデリアを助けるために、シャロ
よりもずっと率先して捜査に乗り出す、みたいな
場面があると、チームに対するネロの姿勢が
確かめられそうにも思います。まあたとえ名誉や
特権がなくなったとしても、シャロ、エリー、
コーデリアを嫌うようになるなんて事は、ネロは
しないのでしょう。
(ところで最後の方で、石流が反省する場面や、
その次にシャロが石流を励ます場面が出てきます
が、その時左下に妙な吹き出しが突然現れて
います。あれって、誰かの言葉なのでしょうか?
あまりいい事は書かれていない感じですけれど、
ミルキィホームズのメンバーの中にはああいう
風に考える人はいないですよね。)

 コーデリアは妄想癖があるらしく、身の回りで
何か出来事があるとそこからつい想像が膨らんで
しまうようです。、、、彼女の場合、五感を研ぎ
澄ますトイズを使っていたみたいですから、普段
なら現実の情報が彼女の周りにあふれかえって
彼女を刺激していたのかもしれません。それが
途絶えてしまうと、急に情報が減ってしまうため、
妄想で補うようになった、とか?

 最初の方の場面で4人の昔を思い出している時、
「昔はあんなに仲が良かった、、、ような、気がする」
と言っています。このビジョンは本物、それとも
妄想? コーデリアのせりふが自信なさそうなのも
気になります。仲が悪いという事はなかったとは
思いますが、例えば自分達がトイズを持っていて
学園の中でも優秀だったから、余裕もあって4人で
楽しく暮らしていた、みたいな状況だった可能性も
ありそうでしょうか。今は食べ物にも不自由する
ほどで、その事が原因の争いも多く、コーデリアは
そこを悲しんでいたのかも。でも彼女達は、裕福
でなければ仲良くできない、なんて間柄ではない
はずですよね。コーデリアが皆を結びつけようと
努力する姿を見る内に、シャロ達も大切な何かに
気づけるのではないでしょうか。

 それにしてもコーデリアの妄想は、場合によっては
ちょっと危なさも含んでいるように感じられます。
皆が仲良く暮らす事(これはコーデリアの願望でも
あります)を実現するために、自分を犠牲にしたり
嘘までついてしまったり、、、。まあ本人は苦しい
状況に自分で自分を追い込んでも、妄想のおかげで
意外と楽しく過ごせているようにも見えます。けれど
そのために自分の身を滅ぼすような事になるのは
あまり正しい判断とは言えなさそうですね。
 それに、4人そろってこそのミルキィホームズの
はずだとも思います。コーデリアが遠慮して自分を
遠くへ追いやってしまったら、それはやはり良くない
結末になっちゃいますよね。

 シャロ、ネロ、エリーはコーデリアの考える
「お花畑」にはあまりピンときていないようです。
が、4人が一緒にいる事、仲良くしている事が
とても大切なのだとわかり始めている感じがします。
たとえ狭い屋根裏部屋で、1つのベッドに4人が
雑魚寝していても、ぬくもりを感じられるほど近くに
お互いがいられるのはとても素敵なのでは、と
思えます。

 住む所も粗末、食べるものも質素な4人は、
食堂で他の人達がごちそうを食べていても、
気にもとめずに楽しそうに笑いながら話し合って
います。彼女達を周りから見ている人達は、その
姿に何か不審に感じているようです。たぶん
その人達は、コーデリア達が見つけた本当の
喜びには全く気づけていないのでしょう。
 どんな逆境にあっても、親愛な仲間達と一緒に
いられれば悲しくないし、怖くない。そんな絆の
すばらしさを、彼女達4人は一足先に知る事が
できたのでしょうね。
 彼女達はまだトイズを取り戻せていないため
しばらくは(それとも1クールまるごと?)
慎ましい生活を余儀なくされそうです。けれど
お互いの存在のありがたさに気づきつつある
これからは、親密さを大切にしながら生きていく
事ができるのではないでしょうか。またそこに、
女の子同士の百合な関係が織り込まれていくと
良さそうですね。

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