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2010年10月25日 (月)

侵略! イカ娘 第3話

 新キャラに対してイカ娘は侵略者としての
自分を思い出して優越感に浸っているようです。
が、その割にイカ娘は手荒く扱われている
みたいですね。本人が納得してるならそれで
かまわない? それから、早苗はここでも深い
愛情を発揮しています。また彼女が、イカ娘と
どうなりたいのかも少し描かれていますね。

 テレビアニメ「侵略! イカ娘」、第3話
「怖くなイカ?」、「天敵じゃなイカ?」、
「新入りじゃなイカ?」です。
 夜の相沢家、テレビでは怖い番組が放送
されている。たけるは怖がっていたが、栄子
は怖いもの見たさだと言って取り合わない。
一緒にテレビを見ていたイカ娘は、しかしながら
2人の言っている事がよくわからない。幽霊
なんていう目に見えない非科学的なものより、
サメやシャチの方がよっぽど怖いとイカ娘は
胸を張る。そんな彼女を見て、栄子は何とか
彼女を怖がらせられないかと思案した。

 前回の悟郎と早苗に続いて、また新しい
キャラが登場しています。渚はサーフィンが
大好きなため、海のすぐそばにある「れもん」で
アルバイトを始めようと決めたみたいです。
が、栄子達と一緒にいるのは、海からの使者、
イカ娘。人間離れした彼女の能力を目の前で
見た渚は、恐怖を覚えています。
 それでも「れもん」でのバイトをやめないのは
、、、使命感があるから? 思い返してみれば、
栄子や千鶴、たけるは割とすぐにイカ娘の
生態に慣れてしまっていた感じです。彼女達の
場合は、イカ娘をどうやって安上がりに
働かせるかの方にばかり考えがいっていて
他の事をあまり気にしてなかったのかもですね。
 それでは悟郎はというと、最初はイカ娘の
触手を見て驚いていました。けれど、海を守る
仲間になったりすぐに仲間割れしたりしている
内に、もう驚かなくなってしまったようで。
 早苗は、、、もう「恋」しちゃった弱みというか、
イカ娘が何者であっても全然かまわないみたい
ですね。彼女にとっては、イカ娘という女の子
が一緒にいてくれれば他は何も気にしないの
でしょう。

 こういうメンバーの中で、渚が慣れたり
せずにいつも標準的な見方でイカ娘を見るの
ならば、「れもん」の周りでは普通に見える
出来事も冷静に分析して視聴者に伝えてくれる
かも? でも渚が抱く恐怖、イカ娘が感じる
優越感とは違って、よく見るとイカ娘は渚に
けっこうひどい目に遭わされているようです。
それでも気づかないイカ娘の姿が、コミカルな
見せ場を作っているのでは。

 ちなみに、渚の声は片岡あづささんが担当
されているそうです。あづささんというと、
他の作品になりますが「ペンギン娘」のアニメ版
ペンギン娘♡はぁと」で、ペンギンこと
南極さくら役を担当されています。
 前にも書きましたけれど、「ペンギン娘」と
「イカ娘」って、共通点が、、、。海に関わる
生き物がタイトルに使われている事と、週刊
少年チャンピオンに連載されている事、だったり
します。さらにアニメ版の声優も一部共通する、
というのはちょっと面白そうですね。
(それと、その内登場するらしいシンディは、
生天目仁美さんが声を担当されています。
あづささんと仁美さんというと、、、もう一つ
別の作品、「ストロベリー・パニック」にも一緒に
出ていらっしゃいましたね。それぞれ東儀瞳役と
花園静馬役を担当されていました。)

 ほんのりと他の百合作品との関係もありそうな
アニメ版ですが、この話数でも早苗がイカ娘への
愛情を見せてくれていました。肝試しに参加
したのは、ちょっとした下心があっての事
みたいです。
 この肝試しのイメージは、オープニング曲の
映像の中にも出ていましたね。あの映像では
もしかしたら他にも本編で登場するような
イメージが先取りされているのかもです。
 なお、この本編では、悟郎の弱点が暴かれて
いるようですね。前回はライフセーバーの役目を
きっちりこなす非の打ち所のない青年という
面がアピールされていました。が、この話数では、
たけるでさえ驚かないような事をかなり怖がって
いますね。この人にも弱みはあるし、千鶴の
前ではいい格好をしたがっている、という所
なのでしょう。

 さて早苗ですが、肝試しにかこつけてイカ娘と
ふれあうチャンスをうかがっているようです。
彼女の願望が映像で描かれますが、そこで2人は
熱い抱擁を、、、? 怖がらせて抱きつかせよう、
という手はオーソドックスではありますけれど、
その時の早苗の対応が、百合的には良かった
ような気がします。
 よくあるパターンなら、怖がる女の子を颯爽と
男の子っぽく包み込む、みたいな所なのでしょう。
けれど、早苗はあくまでも女の子としてイカ娘を
守ろうとしている感じがします。男女の恋愛の
置き換えではなく、女の子同士として親密な
ふれあいをしたいと、早苗は願っているのでは
ないかと。
 早苗が昔から女の子を愛する人だったのか
どうかはわかりません。栄子の反応を見ている
限りでは、早苗が女の子にめろめろになるなんて
いう事は、これまでにはなかったのかな、とも
感じられますね。早苗にとって百合な感情が
初めての経験だとしたら、悩む事も多いかも
しれませんけれど、自分の気持ちを大切に、
少しずつでもイカ娘との間に親密な空気を
作っていってもらいたい気もします。

 そんな関係を、肝試しで一気に築きたいと
考えたのでしょうか、早苗は一生懸命になって
いるようです。相手のある草木に小石を投げる
なんてちょっとベタな手にでも頼りたいほど
だったみたいです。
 それに、謎の光に追いかけられている時に、
本人も意識しない内にイカ娘の写真を撮って
いました。こうなると早苗はもう本能的に
イカ娘の存在を感じる事ができるようになって
いるのでは、とも思えてきます。

 どうしてもイカ娘とふれあいたい早苗は、
肝試しを続けようと言い張っています。その
言い方がまた。自分の希望を頭に描きながら、
「、、、ってなるまで私、帰らない!」と叫んで
います。
 このせりふの雰囲気が、精一杯の主張をする
彼女らしさを表しているようで、良かったように
思います。自分の言い分はわがままかもしれない。
それでも相手の女の子を求める気持ちは強い。
女の子同士という、「変」と言われても仕方ない
関係かもしれないけれど、自分が相手を求めて
いる事をわかってもらいたい、そんな彼女の
気持ちが込められているような気がします。
この先彼女達がどうなるかはわかりませんけれど、
早苗が温かい気持ちになれる関係を、イカ娘と
築けるようになると良さそうです。

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