「ブルーフレンド」 第1巻が発売です他
本当は律儀な子、1人で苦しみと闘って
いる子、、、。表面的なものを超えた所にある
美鈴の真実に気づいた歩は、どんな感情を
抱くのでしょうか。また彼女の行動が、2人を
どこに導いていくのか、も気になりますね。
それから、掲載誌の方では、この作品の連載は
次号までのようです、、、。
発行集英社、月刊りぼんに連載中の、
えばんふみさん作「ブルーフレンド」の第1巻
が本日発売となっています。
ストーリーは、、、ソフトボール部所属で、
今度中学2年になった栗原歩は、月島美鈴と
同じクラスで隣の席になる。美鈴は美しい
顔立ちでスタイルも良く、男子達からは憧れの
目で見られ、告白される事も少なくない。
しかし女子達には大変嫌われている。問題は
彼女の性格だった。
この作品の第1話がネット上でまるごと
試し読みできるようになっています。そこで
描かれているまでの感じでは、戸惑いや悩みの
中で、彼女達にとっても驚くような出来事が
起きてしまった、という雰囲気があります。
歩も美鈴も、確かに相手を、尊敬できる人
とか美しい女の子という風に見るようになって
いったみたいです。が、それがそのまま
女の子同士の恋愛を示しているかというと、
この時点ではまだわからないように思えますね。
美鈴は男性がとても苦手らしいですけれど、
だからといって即女性を愛する人だとは
言えない気もします。彼女が他の女子達に
対しても壁を作ってしまっている事も、
問題を大きくしているかもしれません。
いつの間にか周囲の誰に対しても関わらない
ようになってしまった美鈴。そこに現れた
歩は、偏見を持たずに彼女と接しています。
美鈴の内面を知るたびに、歩は、他の友達が
言うほど美鈴は嫌な女の子ではないと
気づいていくようです。美鈴の方も少しずつ
打ち解けていって、2人の間には友情が
、、、という所が王道な展開と思われますが、
この作品ではそうはなっていないのですよね。
中学生ぐらいの時の不安定な心情が、危うい
選択をさせてしまう、みたいな部分が物語の
ポイントになっているのでしょう。そこから
考えると、彼女達が女の子同士で愛を育む、
といった流れは、危うい方の選択肢に含まれて
いる気もします。もしそうであれば、百合的に
結ばれて2人が喜びを分け合う、といった
エンディングはなさそう?
第1話の表紙には作品のタイトルの他に、
「友情よりも恋よりも深い、絆の物語」という
言葉が書かれています。この感じだと、百合な
恋愛とは別の部分で、2人が深くつながる
ようなイメージもありますね。どんな物語に
なっていくのでしょうか。
(ちなみに同じ表紙にはこの他に、「女の子
だけのヒミツ、教えてあげる、、、」とも書かれて
います。基本的に本誌の読者層って女の子が
メインと思いますけれど、その女の子でも
知らない秘密が描かれていく、という意味?)
りぼんの公式サイトなどではこの第1巻が
いろいろな所で紹介されています。紹介文の
中には、例えば、「第1話から衝撃的だった
噂のガール×ミーツ×ガール青春白書!!」
といった言葉もあるようです。
(「衝撃的」なのは、この作品そのものもそう
かもしれませんけれど、実は、本誌のような
雑誌でこういう作品を掲載する事が衝撃的
だったのでは、という気もします。)
「ガール×ミーツ×ガール」と書かれて
いるのは百合的には心強い(?)かもです。
また、えばんふみさんへのインタビュー記事に
よると、「苦難を乗り越えて絆を深めていく」
部分が見所だそうなので、歩と美鈴が愛情で
結ばれていくのを期待したいですね。
ところで現在公式サイトに掲載されている
次号11月号の予告に書かれている所では、
この作品の連載は次号までになるとか、、、。
第1巻の発売からすぐ、ですよね。こういう
場合って、単行本第2巻はどうなるのでしょう。
出ない、という可能性は避けてもらいたい
ような。描き下ろしを大幅に加筆して登場、
みたいな感じになると良いかもです。
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