コミック百合姫 Vol.21 その3
「それが君になる」と「もの女」は、物語の
クライマックス部分がコミックスへ持ち越しに
、、、。本誌の構成が変わったりするため仕方が
ない所なのでしょうか。次号Vol.22の発売時期は
少し先になってしまいますが、素敵な誌面に
なっていると良いですね。
発行一迅社、コミック百合姫Vol.21を
見てみました。以前に別の記事でも書いています
ので、よろしければそちらも見てみてください。
・コミック百合姫 Vol.21
・コミック百合姫 Vol.21 その2
では前に書いたもの以外の作品について一部
ご紹介、、、。
(・作品名(作者名(敬称略)))
・それが君になる(袴田めら)
雨音の部屋に泊まった時、陽はキスを拒まれて
しまった。それきり電話にも出てもらえず、陽は
相手の事をいろいろと考えてしまう。
陽は雨音の悲しみを何とかしてあげたいと
思って行動していたみたいです。が、彼女に
向けられる雨音の表情はいつも同じのようで。
陽が彼女の笑顔を見るには、何か他のやり方を
見つけるしかなそうです。でなければどちらに
とっても良くない結果になりそう、、、という所で
続きはコミックス?
本編中、学校の場面で海や月子が出てきて
いますね。時間軸的には「この願いが叶うなら」
の後みたいですけれど、3人は友達のままで
いるようです。あの頃は陽は割と陽気で活発な
印象でしたけれど、今はちょっとおとなしく
なってしまっている感じです。彼女がここまでに
なるのは、やはり雨音との事がとても気にかかって
いるからなのでしょう。それと、ここでは月子が
あまり陽の相談に乗っていなかった(というか
寝てた?)のがなぜなのかちょっと気になり
ました。
なお、本作のコミックスは秋に発売予定
だそうです。ちなみに9月には「会長と副会長」
が出ますね。これとは別の本になるのかな?
・妄想HONEY(三国ハヂメ)
乃ノ花はスマコからひどく叱られていた。彼女が
望に告白、しかもその模様が全校放送で流れた
からだ。「ビジュアル委員」に恋愛は禁物なのだ。
ののかは、望からの返事に浮かれてしまったり、
奏に初めての隠し事をする羽目になって悩んだり、
気の休まる暇がないほどですね。でもその中で
何か大切なものをなくしてしまいそうな予感も。
ののかがもっと周りの人達の気持ちに気づいて
あげられればいいのかもですけど、今の状況では
気を回すのは難しいでしょうか。
作中、奏と2人でいる所を写真に撮られた
らしいののかが恥ずかしがっていますけれど、
なぜか口元には笑みが、、、。こんな状態に
陥っても、彼女はつい何かを妄想してしまう
みたいですね。
・ときめき☆もののけ女学園(南国ばなな)
あられは人間界へと戻ったが、同時にペロも
移動してしまったらしい。ペロを連れ戻すため、
キリは力の強い妖怪のもとを訪ねた。
ハラミは経験豊富、というわけではないの
でしょうけれど、キリが胸の奥に抱えている
思いには何となく気づいたみたいです。けれど
彼女がアドバイスしたとしても、決めるのは
キリ本人なのですよね。ではキリはどんな結論を
出すのか、、、という所は8月発売のコミックスに
引き継がれています。
コミックス第2巻では、人間界と妖怪の世界
に引き離されたあられとキリが、お互いの
愛情について何か答えを出そうとする流れ
でしょうか。人間と妖怪であり、女の子同士
でもある彼女達には未来はあるのか、という
辺りであられが底力(?)を見せていますね。
これが彼女らしいやり方なのかも。
・ランチボックス(青木光恵)
中学の頃、ゆかりには大好きな先輩がいていつも
一緒にいたが、思いは結局伝わらなかった。彼女は
もっと積極的にならねば、と決心するのだった。
言葉や軽いふれあいぐらいじゃ気持ちはちゃんと
伝わらない、特に女の子同士では。と思い知って
から、ゆかりはとにかく前進して好みの人に
アピールしてきたのでしょうね。でもあまり
先走りすぎても良くない場合があるようです。
とはいえ、そこまでの気持ちになってしまうのは、
芽衣子がとても魅力的だったからなのでしょう。
この作品は前号Vol.20に掲載された同じタイトル
の作品と続いているようですね。こちらも
8月発売のコミックス「プリンセス♥プリンセス」
に収録されています。
・恋文未満(四ツ原フリコ)
「王子」とあだ名されるほど精悍な顔立ちで
在校生から人気の大路。もらったラブレターは
数知れないが、本人はどれも本気にしていない。
例えばもし「手紙あげる娘の身にもなってよ」と
口で言われたとしても、大路は何かに気づく事は
できなかったのではないでしょうか。たった一通の
手紙でも深い意味があると知っている岸に出会った
からこそ、変われるチャンスを見つけられたの
かも。その後どうするか、という部分は、純粋に
大路の気持ちが表れる所なのでしょうね。
、、、といった感じで、次からは隔月刊が
始まります。そのために今号の構成もいろいろ
アレンジされているっぽいですね。読者コーナー
「ゆりっコScramble」も今号までとなるようです。
彩香(あやか)と幸(さち)の出番もここまで
なのでしょうか。
そういえば百合姫の前身に当たる百合姉妹の
読書コーナーに登場していた摩由璃(まゆり)と
花(はな)って、「津ノ守坂ソロリティ」の後
しばらくしてからちょっとだけ復活していた
ような。そんなパターンもあったりするかな?
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