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2010年8月15日 (日)

ハートキャッチプリキュア! 第26話

 なぜ皆と同じように「普通に仲良く」できないの
、、、と、思ってしまうのは、相手に対する自分の
気持ちが特別なものだから、なのでしょうね。
彼女自身がまだそれに気づいていなかった
としても、これから続いていくはずのおつきあい
の中で、少しずつ知る事になるのでは。その時
彼女はどうするのでしょうか。

 テレビアニメ「ハートキャッチプリキュア!」、
第26話「勇気を出して! 友達になるって素敵
なんです!!
」です。
 つぼみ達ファッション部の合宿は続く。輝く
太陽の下、皆で波打ち際へ出て遊んでいる内に、
水の掛け合いになった。しぶきを上げまくる
えりかに対抗しようと残りの部員達は団結するが、
なおみだけは輪の外でおとなしくしている。
そしてどういうわけか、彼女に手を差し伸べる
いつきの笑顔を見ただけで、なおみは頬を染め
言葉が出なくなってしまうのであった。

 「砂漠の使徒」の大幹部も夏合宿、、、だったの
ですが、たまたまプリキュア達と同じ場所に
来ていたため前回は鍛錬の途中で戦わなければ
ならなかったようです。そのせいかサソリーナ
がピンチに陥っているみたいですね。
 その状態はこの話数でも続いているようです。
彼女はせりふもないほど(?)毒気を抜かれ、
コブラージャも合宿からは降りてしまい、
残るはクモジャキーだけ。せりふもこの人しか
しゃべっていないため、構図的にはこの人と
プリキュア達の意見のぶつかり合いが強く
打ち出されている感じがします。(というか
何となく男の子と女の子の意見の対立、みたい
にも見えちゃったりするのですけれど気のせい
でしょうか。)
 ですがどちらも、言っているのはどうやって
友情を育てるか、という事なのですよね。砂漠の
使徒は友情みたいなプラスの感情を嫌うのかと
思っていたのですけれど、少なくともクモジャキー
については違う、のかな?
(ところでストーリーとは関係ないのですけど
特訓の時にクモジャキーが、腰に巻いていた
もの、、、。前回に比べると長さが短くなって
いる気がするのですが、何か心境の変化でも
あった?)
 とはいってもその考え方は、繊細ななおみの
気持ちを踏みにじるようなものだったようです。
相手への思いやりを否定する砂漠の使徒を、
プリキュア達は許せなかったのでしょうね。
 プリキュアと砂漠の使徒の間ではどうしても
戦いで決着をつけなければならないのかもです。
が、なおみの気持ちについてはぶつかり合い
ではなく思いやりが答えを導き出してくれそう
です。

 それからちょっと気になったのは、いつきの
言葉の使い方とか。今の所彼女は、普段の生活
では自分を「僕」と言い、キュアサンシャインに
変身した時は「私」と言っています。
 この話数ではファッション部の合宿で学校の
友達と一緒にいますから、「僕」と言いそうな
雰囲気ですよね。でも本編中はその言葉は出て
きませんでした。
 これはまあ脚本の書き方とかが工夫されていたり
したのかもしれません。けれどそうなると、
いつきが「僕」と言う機会を意識的に減らしている
とも考えられそうですね。こういう状態が少し
続いた後、ちょっとずつ、皆の前でも「私」と
言えるようになれば、いつきも本来の自分を
取り戻していけるようにも思います。少なくとも
この合宿では彼女は男子の制服を脱ぎ、自分が
デザインしたかわいらしい服を着ていますし、
期待はできるのではないでしょうか。
 、、、ですが、ちょっと惜しかったのは次回予告
だったかも。ここでつい「僕」と言ってしまって
いますね。早く「私」に慣れていってもらいたい
気もします。
(それにしてもこの予告でのつぼみのせりふ
って。「鎌倉、初恋、イケメンさん。ぐっはぁ」
とか言っていたような。前にも書きましたけれど
第3話の時もそうだったように彼女は次回予告に
なると「イケメン」に反応してしまうみたい
ですね。)

 なおみは、突然身近に一緒にいるようになった
いつきに、どう接したらいいのかわからなかった
ようです。生徒会長のいつきは、勉強もスポーツも
万能で性格も明るくいつも微笑みを絶やさず、
男女問わず生徒達から慕われています。なおみも、
そんな風に憧れる生徒の1人だったらしいです。
 ところが、遠くから見ているのがやっとだった
いつきが、同じファッション部のメンバーになり、
今は一つ屋根の下で一緒に合宿にまで参加していて
、、、。なおみにとっては大きな変化だったの
でしょう。
 いえ、それは、ななみやるみこ、としこにとっても
同じだったはず。でも彼女達は、最初は男子の
服装だったいつきにちょっと緊張気味だった
ものの、彼女が自分でデザインした服に着替え、
いろいろな事を話す内にすっかり打ち解けられた
ようです。
 ではどうしてなおみはそうする事ができなかったの
でしょう。もしかしたら彼女は、いつきに強く
憧れるあまりに、自分とは別世界の人で、きっと
話題も合わないに違いない、と思い込んでいたの
かもしれませんね。自分を見てもらって会話
をしてもらっても、いつきには何も面白く
ないんじゃないか、とか。
 そう思うのは、実は、いつきに喜んでもらいたい、
いつきの中で自分を価値のある人だと位置づけて
ほしい、という思いがなおみにあったからなのでは、
とも感じられます。いつきの瞳に決して映る事が
なかった今までの自分ではなく、いつきの部活
仲間として、友達としてふさわしいと認めて
もらいたかったのかも。
 さらに彼女の場合は、皆と同じじゃ嫌、といった
気持ちも密かにあったのかもしれません。自分に
とっては憧れるだけの人だったのに、今は友達
以上のものを望んでしまっている。自分で作って
しまったその差が、彼女を悩ませてしまって
いるのかも。

 つぼみは、なおみの様子から、いち早く彼女の
内心に気づいてあげられたようです。なぜそこまで
できたかと言えば、それは自分も似た気持ちを
持っているから、なのでしょう。
 なおみの気持ちを解きほぐすために、つぼみは
自分の経験を語っています。転校してきたばかり
の頃のつぼみは、いつきを女の子だと気づかずに
「淡い恋心」を抱いていた、と。、、、そう、
つぼみは、いつきに対する自分の気持ちが恋愛感情
だと自覚しているみたいですね。
 この時の彼女の言い方からすると、その恋心は
いつきが女の子だと知るまでのものだった、とも
聞き取れます。まるで今はそうじゃない、とでも
言いたげな感じですね。でも第25話での彼女の
振る舞いから見たらちょっと信じられないような
気もしたり。
 月明かりの見える夜、バルコニーにたたずむ
いつきと語り合い、彼女の姿を見ている内に、
つぼみの頬は思わず染まってしまいます。
何でもない普通の友達を見た時の表情ではない
ように思えますよね。つぼみが今の自分の心境を
きちんと自覚しているのかどうかはわかりません。
けれど、女の子同士ではあってももっと素直に
自分の憧れや愛しさを意識できるようになった
方が、これからいつきやえりかとつきあっていく
上で大事なのでは、というように感じられます。

 なおみの密かな願いをどうにかしてかなえて
あげたいつぼみは、えりかに相談を持ちかけます。
そうしたのは、えりかが自分の親友だから、
というのもあるでしょう。それに、かつて
引っ込み思案だった自分に手を差し伸べて
くれてクラスやファッション部の皆と仲良く
できるきっかけを作ってくれたえりかなら、
同じように何とかしてくれるのでは、と期待
したのかもしれません。
 相談されたえりかは喜び勇んでなおみと
いつきの仲を取り持とうとするのですが、、、
最初はちょっと直接的すぎてうまくいかなかった
ようです。てか「ドキドキぐるぐる席替え
タイム!」って、、、。実はつぼみの時も
そうだったのかもですけれど、えりかは割と
自分の考え方の尺度で何でも解決しようと
する傾向がある感じがします。「会話が
したいなら、話せばいい。そのための場を
用意してあげよう」とえりかは思ったの
でしょう。ですがそう簡単ではないから
なおみは悩んでいるわけで、、、。こういう
所を見てしまうと、えりかはまだ成長できて
いない面もあったりするのかな、とも
感じられますね。まあそれが場合によって
彼女の短所にも長所にもなるのでしょう。
えりかが自分の長所をより伸ばしていける
ようになると良いかもです。

 自分の恋心の経験を告白するつぼみの言葉を
聞いて、なおみは心細そうに微笑んでいます。
なおみはこの時、何を思ったのでしょうね。
転校したばかりのつぼみでさえたちまち
恋してしまうほど、いつきは魅力的な人なんだ、
と感じたかも。またそれ以上に、自分がいつきに
対して抱いている思いが、実は恋愛感情なのだと
確信してしまったのでは、という可能性も
ありそうでしょうか。
 「なんで生徒会長の顔を見ると声が出なく
なっちゃうの?」、、、彼女がずっと胸の中に
秘めてきたのは、そんな気持ちでした。話したい
のに話せない、なおみの恥じらう思いが、
いつきに間違いなく通じて、彼女達が新しい
関係を築けるようになると良いかもですね。

 本編中では、いつきとなおみが、それぞれ
相手の体を支えてあげる場面がありました。
こういう部分は、女の子同士ならでは、という
感じがしますね。一緒に浴衣に着替える、
とかいうのも。ていうかこんな状況でいつきと
2人きりで着替えなんかしたら、なおみは
意識しまくりなのでは? その後2人が手を
つないでいる場面などもありましたし、
着替え中に何かあったかも?

・「ふたりはプリキュア」レビューリストレビューセンター

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