けいおん!! 第15話
唯達は「軽音部らしい」走りを心がけようと
しますが、そこまで意識しなくても彼女達の
行動は十分いつも通りなのかもしれません。
とはいえあまりにも枠にとらわれなさすぎて
後輩達に心配をかけたりもしている感じです。
が、これも一つの思い出なのでしょう。
テレビアニメ「けいおん!!」、第15話
「マラソン大会!」です。
夏休みも明け、唯達は再び学校へと通い始める。
夏フェスや夏祭りなど思い出を語っている所へ
梓が走ってくるが、なぜか輝いて見える。彼女が
浮かれている理由は、学祭だった。ライブが
待ちきれないのだ。他のメンバーも同じ気持ち
ではあったが、その前にもう一つ行事がある。
マラソン大会だ。
学祭でどんなライブのパフォーマンスを見せて
くれるのかが気になる所ではありますが、その前
にも行事はあるようです。唯達は、というか唯は
かなり気が乗らないのでしょうか、教室でも部室
でも文句が出てしまっているようです。
朝登校する時に唯が猛ダッシュするのは不可抗力
らしいです。それではその他の努力はというと、、、
あまりしていない感じですね。てるてる坊主とかも、
ネガティブな努力と言えそうです。
(ところでてるてる坊主を逆さまに、っていうのは
ネタ的な意味では聞いた事があるのですけど、
おまじないとして言い伝えられてきているもの
なのでしょうか。「おばあちゃん」が言っていたの
なら信じたい所なのですけれど、、、でも結果的に
はずれてしまいましたし。「茶柱」についても、
「朝のお茶で茶柱が立っていたらその日1日は、、、」
という言い方だったような。長い間元気に暮らしてきた
おばあちゃんの言う知恵袋ならすべて当たっていて
もらいたいような気もします。これからも、迷える(?)
唯を導いていってもらいたいかもですね。)
紬は、自分に持久力がないのをわかっているようで、
マラソン大会が始まる前から少しずつ準備をしている
みたいです。鉄分豊富なブランマンジェ(といっても
色は黒いのですけど)にはさすがに皆焦っていた
ようです。が、お昼ご飯の時にうな重を出してきても
そんなに驚いてはいないですね。律は普通に会話を
続け、澪は紬をほめていたほどで。やはり3年
つきあっているとちょっとの事では動じないように
なってきているのかも。
やがてマラソン大会当日となり、全校生徒が一斉に
走り始めます。和は淡々といいペースで走っている
ようです。梓は、同学年の憂と純と一緒に、3年生の
唯、律、澪、紬は4人で一緒に走っていますね。走る
前に特に約束をしたわけではないのでしょうけれど、
唯達4人はとても自然に作られたグループだったのかも
しれません。卒業を意識し始めてからというもの
積極的に思い出作りをしてきた彼女達は、ここでも
軽音部として共通の記憶を残そうとしているのでしょう。
とはいえ彼女達がそろえば部室でも教室でも、たとえ
走っている最中でも、特有の空気が生まれるようで。
ここでも唯達のコミカルな立ち回りが展開されていく
みたいです。
さて百合的にはというと、それほど多くはなかった
感じでしょうか、、、。大会中に梓達のグループに
追いついた澪を見て、純が急に元気を出してました。
純の目からは澪はかっこいい先輩として映っている
ようですし、その澪と話せる機会はちょっとでも
見逃したくないのでしょう。
憂や梓との友達関係が強くなるに連れて、純は澪や
律達との距離を確実に近づけている感じがします。
純の中での軽音部、軽音部メンバーにとっての純、
それぞれが大きな存在になってきているのでは。
純は、澪に対して素直に憧れの気持ちを持って
いるのでしょう。かっこよくてベースがうまくて
、、、。この気持ちが百合的に発展するのかというと
作品的にそこまではいかないのかもですけれど、
純が澪にもっと近づいた時、もしくは2人きりになった
時に何が起きるのか、みたいなエピソードも見て
みたいかもです。(ところで純は澪のファンクラブに
入っているのでしょうか?)
後は、唯に対する憂と梓、でしょうか。澪が1人で
走ってきた時、憂は真っ先に姉の心配をしていました。
唯が持久走を苦手にしているのは、妹の憂はよく
わかっていると思われます。姉が大変な事になって
いたりしないかとか、澪達に迷惑をかけていないかと
心配する気持ちが大きかった事でしょう。それとともに、
純粋に姉が今どうしているか知りたかった、というのも
あるのかも、と思います。いつもなら授業をしている
時間に学校の外へ出た唯がどんな表情を見せて
いるのか、憂にとってはそんな部分も興味と愛情の
対象なのではないでしょうか。
先にゴールした憂と梓は、後から来た純から、
唯の身に事件が起きていると聞かされて驚いて
いました。この時の2人の反応はほぼ同じでした
けれど、心情的にはちょっと違っていたかもという
気がします。
梓にとっては、心配な気持ちが先に立っていたの
では。日頃から想像もつかない事をしている唯でも、
校内ならまだ行動が制限される分、予測や対策も
ある程度はできるかもしれません。が、今は学校の
外。何があってもおかしくはない状況ですし、いつも
より不安が大きくなっていたと感じられます。
憂は、最初は梓と似た思いでいたかもです。でも
状況がわかるに連れてだんだん冷静になれたみたい
ですね。こういう所は、長年連れ添ってきた(?)
関係だからできる事だとも言えそうです。いつも
一緒で同じものを見て育ってきたから、姉がどういう
行動をするのか、ある程度はわかるのかも。
梓には、憂のような「唯との時間」は絶対的に少ないの
でしょう。けれど時間だけがすべてではないですし、
梓には彼女なりの親密さを唯との間で育ててもらいたい
かもです。、、、といいつつ憂と唯との関係もうまく
成長させてもらいたいようにも思ったりもしますし。
とにかく百合的な発展を願いたい所ですね。
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