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2010年4月19日 (月)

姫神の巫女 其の弐(弐)、(三)と「絶対少女聖域アムネシアン」第1巻の予定

 媛子に背を向けてしまった千華音。2人の
「おつきあい」もこれまでなの、とも思われました
が、千華音の中には何か引っかかるものがある
みたいですね。彼女はここで何に気づく事に
なるのでしょうか。
 それから、新刊コミックが来月発売予定になって
います。「姫子」と「千歌音」の物語です、、、。

 「神無月の巫女」のスタッフによって構築された
物語「姫神の巫女~千ノ華万華鏡~」のサイトが
更新されています。「其の弐」の中で(弐)と(三)が
追加されています。
 この部分のストーリーは、、、浜辺にいて水着で
媛子と戯れていた千華音は、意を決して相手に
背を向け歩き出した、冷たい言葉を残して。だが
足は進むものの気は重くなる。いつかは必ず命の
奪い合いをしなければならない「御神娘(みかみこ)」
である自分と媛子の、これがあるべき姿なのだと、
彼女は必死に自分に言い聞かせていた。

 ここにきて、千華音の中にある「棘」の声までが
聞こえるようになってしまいました。それだけ
彼女の中では考え方が対立していたという事
なのでしょうね。
 そして「棘」と自分が対立しているのだとすれば、
千華音は昔の自分の立場を否定したいと考えている
とも言えそうです。媛子に背を向けたとたんに気が
重くなっているのも同じ原因なのでは。、、、千華音
の気持ちはやはり媛子の方へと傾いているのかも
です。
 この感覚は、これまで2人が一緒にいた時間の
中で育っていったもので、最近は千華音もかなり
自覚していたように思います。同時に千華音は、
この感情はいつでも断ち切れるものだと考えて
いた(考えようとしていた?)みたいです。
 そんな状況があった所へ、このエピソードの
冒頭の場面では、思いがけず彼女の意識が試される
事になってしまったようで。結果は、、、千華音を
さらに複雑な気持ちにさせてしまったのでは。

 千華音の場合は、自分が考えて自分が行動し、
その結果を自分で確かめているため、ある程度は
筋道立てて見られてはいるのでしょう。では
媛子はどうなのでしょうか。
 媛子の目から見れば、前触れもなく千華音が
背中を向け、自分を振り払うような言葉を言い
残して去っていった、という感じにもなります。
この時、彼女は何を感じたのでしょうね。
 媛子は千華音に最初に会った時から「お願い」
をしていて、2人の関係は千華音の好きな時に
終わらせていい、としていました。ですからここで
相手が自分から離れていくのを見て、彼女はこれが
千華音の合図だと感じたのかも。
 やっぱりこんな、甘い「おつきあい」なんか、
千華音は嫌いだったんだ、と媛子は思ったかも
しれません。自分ばかりがはしゃいで、相手の
気持ちなんて少しも考えてあげられなかった、
という後悔の思いが彼女の胸にはあふれていた
かも。
 でもまだ、命までは奪われていません。絶望的な
気持ちに支配されていても、「儀式」はまだ
果たされてはいません。こんな状況に陥った
媛子は、千華音が隣にいない間、何を考えて
いたのでしょうね。

 とはいえ、これまで媛子の内心は描かれて
いないため、彼女が千華音や儀式に対してどういう
感情を持っているのかはわからないのですよね。
もしかしたら(千華音が可能性として想像していた
ように)千華音を陥れる罠を張る事を算段していた
かもしれませんし、、、。媛子の「本当」は気に
なりますけれど、そこが明らかにされるのは
もっと後だったりするのかも。

 ところで、6月の頃の2人の思い出で、媛子が
ジューンブライドなどの話題を話していた、という
場面が少し描かれています。どうも彼女は、千華音
との間でそういう事をしたがっていたらしいの
ですが、、、けっこう飛躍した想像なのでは、とも
思えますね。媛子は、千華音が好意のために自分の
そばにいるのではないとわかっていたはず、と
思うのですけれど、媛子はその想像をやめられ
なかったのかもですね。またそうしようと思うのが、
「御神娘」という一般的ではない状況を共有している
相手だからこそ、らしいのも、切なさを誘う気が
します。
 それにしても、彼女達のウェディングとか見て
みたいかもですね。2人が出てくるこれまでの
物語でもそういう演出はなかったと思いますし。
2人ともウェディングドレスで、、、。

 さて、この「姫神の巫女」は「其の弐」も始まり、
続きは定期的に更新されていくようです。この先が
楽しみですね。
 そしてもう一つ、彼女達を主人公にしたコミック
の単行本が発行される予定があるそうです。発行
角川書店、ヤングエースに連載中の作品です。
 タイトルは「絶対少女聖域アムネシアン」という
そうです。内容は、事故で両親と姉を失った少女の
前に、姉に生き写しの少女が現れ、世界をかけた
壮絶な戦いが幕を開ける、といったものらしいです。
主人公の少女の名前は「来栖守姫子」、彼女の姉に
似た少女の名前は「千歌音」、、、そう、この作品は
「姫子と千歌音」の物語になっています。

 作者のお2人、介錯さんによる作品紹介ページには、
姫子と千歌音らしいイラストが載せられています。
紅茶色の髪の日だまりのような表情の女の子と、
黒髪長髪で月の光のようなさえざえとした眼光の
女の子。正にこの2人ですね。私は連載の方は見て
いないのですけれど、どんなストーリーになって
いるのか気になります。「姉妹」というフレーズ
からはコミック版の「神無月の巫女」を何となく
思い出します。またタイトルにある「絶対」という
言葉は「絶対天使」を想像してしまいます。それと、
「アムネシアン」は、「アムネジア」から来て
いるのかも。これは「記憶喪失」の意味らしいです。
本編中では記憶に関わる何かがあったりするの
でしょうか。

 「神無月の巫女」では、姫子と千歌音は「剣の巫女」
の運命を背負っていて、この世界にオロチが現れる
限り、何度でも転生して戦いに向かわなければ
なりません。そしてオロチを封印する最後の儀式は
、、、。
 ですが彼女達ははっきりとした自分達の意志を
持って、この運命を受け入れているみたいですね。
そしてまた、彼女達は、、、。こんな風にたくさんの
作品で形を変えながら出会い続ける彼女達の姿を
見ると、彼女達の運命と意志をより強く感じる
気がします。

 この作品は、第1巻が5/1に発売される予定と
なっています。後2週間ほどですね。

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