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2010年3月 7日 (日)

ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第9話

 こんな風に何年もの時が過ぎる間、たくさんの
女の子達がここで暮らし、いろいろな思い出を
作っていったのでしょう。住む人は変わっても、
そこに流れる穏やかな空気は変わらないみたい
ですね。今は3年生のヒロと沙英も、1年生の頃
から同じ親密さで結ばれているようです。夏目も
、、、?

 テレビアニメ「ひだまりスケッチ×☆☆☆(ほしみっつ)」、
第9話「11月22日 三年生と一年生」、「5月21日
泣く女」です。
 ひだまり荘の201号室で、一緒に絵を描く
2人の女の子、みさととリリ。本当は受験勉強を
するはずだったのだが、どうにも気が乗らない
らしい。2人は何となく、卒業したらどうするか
自分のプランを語り始める。国外を回ったり、
2人で卒業旅行をしたり、計画は幾つも思いつくの
だが、何にしても彼女達には先立つものがなかった。

 前半は沙英とヒロが1年生の頃のエピソードに
なっているようですね。11月だそうなので、2人が
やまぶき高校に入学してから半年以上はたっている
事になりそうです。
 受賞して小説家としての仕事を始めているらしい
沙英。ですがなかなか思うように筆が進まないらしく、
学校の授業にもちょっと悪影響が出ているようです。
 吉野屋先生は、ついうとうとしてしまう彼女を
見つけますが、強く叱ったりはしていませんね。
こういう部分でも、彼女は他の先生とは少し違った
雰囲気を醸し出しているのではないでしょうか。
というか先生も生徒もついて行けなくなるほどの
空気は、この時にも既に持っていたようで。

 ヒロは、沙英に寄り添って自分のできる限りの
事をしてあげているようですね。料理の腕前が
上がったのも、実は沙英のために食事を作り続けて
いたのが理由だったみたいです。
 また、単に面倒を見てあげているだけではなく、
一緒におしゃべりをしたり、小説の事ではファン
としての気持ちを一生懸命に伝えようとしたり、
沙英との間についてだけは、とにかくいろいろな
関係を持ちたいと思っているみたいですね。

 ヒロの言葉によれば、沙英をいろいろ手助け
するのは、「友達」だかららしいです。同じ
アパートに住んでいて、同じ学年で、美術科の
同じクラス、、、お互いに一番近い位置にいる上に、
性格も合っているようですし、これなら友達に
ならないわけはないのでしょう。
 けれどそれ以上の気持ちも、彼女の中には
あるような気がします。沙英がいつも一生懸命で
ちょっと不器用だから放っておけない、とか、
沙英が恥ずかしがり屋でお礼を言う時にいつも
真っ赤になるのがかわいい、とか、そういう
部分が、ヒロの興味を引いてやまないのでは
ないでしょうか。
 ヒロ自身は、「ついつい沙英の事考えちゃうの
よね」と言っていて、自分がいつも1人の女の子
ばかり見ているのには気づいているようです。
(相手のために隣に引っ越そうと思うほどですし。)
けれどそうする理由は沙英が「友達」だから、と
思い込んでいるのではないかという気もしたり
、、、。本当の所はわかりませんけれど、この時の
ヒロが沙英を見る目は、友情とか母性本能を
くすぐられたとか、そういうものとはまた別の
感情のようにも思えるのですよね。
 何となくですけれど、ゆの達が入学してくる
頃には、ヒロは沙英に対する自分の気持ちを
自覚しているのでは、という気がします。
なので、もしかしたらこの11月のエピソード
から、次の4月になるまでの間に、何かに
気づく出来事があったのではないかな、とも
思ったりしてしまいます。
 この話数だけでも、みさとが沙英に、ヒロを
「嫁にもらっちゃえば」と言っていました。たぶん
沙英は純朴に、またみさと先輩が冗談を言ってる、
みたいに思ったかもしれません。けれど名指し
されたヒロの方は、沙英と自分がそういう形で
パートナーになった姿を想像したりしたかも。
そうやって、沙英と自分のこれからの高校生活や、
その後に続く未来を具体的に想像するように
なっていった、とも思ったりしてしまいます。

 ではみさととリリはというと、こちらもいい
コンビみたいですね。みさとは本当に茶目っ気が
あるようで、こういう人なら201号室にトラップ
を仕掛けておいて、後から入ってくる後輩(=ゆの
でした)に時間を超えたいたずらを仕向ける、
なんてアイディアも考えつきそうです。
 リリは冷静につっこめる分別(?)を持って
いるらしいです。こういう人がいるからこそ、
みさとのおふざけも引き立つのかもですね。
 ヒロや沙英の目には、リリはおしとやかな
大人な人、と映っているようです。けれど
みさとに言わせればそれは違うようで。これは
やはり、リリはみさとにだけは素の自分を
見せている、とも考えられそうです。リリに
とってみさとは同級生でもありますし、素顔で
おつきあいできる女の子なのでしょう。

 冒頭の場面で、彼女達は201号室で
向き合って絵を描いていました。その姿は、
まるで1年後のゆのと宮子のようにも見えます。
こんな場面を見ていると、ひだまり荘の
暖かな雰囲気は、絶える事なく次の女の子達へと
受け継がれていくのかも、と思えます。

 後半はそのゆのと宮子のエピソードになって
いますね。美術科の授業の様子が主に描かれて
います。
(ところでサブタイトルの「泣く女」にちょっと
反応してしまいました。これは元々はピカソの
作品の名前からきているらしいのですが、他の
アニメ作品のサブタイトルの付け方にも近かった
もので、、、。)
 「光と影」という言葉にゆのは思わず別の言葉を
連想していました。頭の中をそのフレーズが
駆けめぐっていたみたいですが、宮子につっこみを
入れられています。
 そういえば以前にも「敏感なスイートハート!」
という、吉野屋先生が仕掛けたらしいキーワードに
いち早く気づいたみたいですし、第1シリーズ
時にも「竹林(ちくりん)」と聞いてかわいらしい
キャラを想像してました。彼女には意外とそういう
コミカルな発想をするセンスがあるのかもですね。
 「光と影」は、2人のこの日の作品にも影響を
与えていたようで、さらに吉野屋先生も1日の間に
光と影どちらも見てしまったようです。、、、そういった
感じで、後半は百合的なエピソードはあまりなかった
ような。前半に集中されていた、という事?

 そういえば、前半では夏目もちゃんと登場してました。
美術科はずっとクラス替えがないため、1年生の
時も、彼女は沙英達とは別のクラスなのですね。
そのため会うチャンスがあるのは限られていて、
例えば昼食の時の学食など、、、。
 ここでの夏目は、何かさっぱりとした笑顔で
現れていました。無垢というか、悩みを抱えて
いない感じで、何だかいい表情でしたね。クラスは
別でもヒロ達とは知り合いのようで、彼女は明るく
声をかけています。
 もしかしたら、この頃の彼女は、まだ沙英への
自分の気持ちに気づいていないのかもしれません。
単なる同学年の友達、ぐらいの感じ方だったのかも。
 もしそのまま学校生活を送っていったなら、
夏目は物語の中でも単なる友達キャラぐらいにしか
ならなかったのでは、という気がします。でも
実際にはそうはならなかったのですよね、、、。
女である自分が、同い年の女の子にときめくなんて
おかしい、といった悩みを、彼女はいつからか
抱くようになったのかも。沙英と話す時につい
けんか腰になってしまうのも、どんなに遠くから
でも相手の姿を見つけてつい見つめてしまうのも、
すべてこの気持ちから生まれているのでは。
 いろいろな感情を知る事になった彼女は、もう
この頃の無垢な自分には戻れないのかもしれません。
でもそれは、つらい事でも恥ずかしい事でもなく、
誇りに思える成長なのではないでしょうか。夏目が
この先沙英との関係をどういう風に育てていくのかは
わかりません。けれど、この高校時代に抱いた
感情は、彼女を優しく、強くしていくのでは、
という気がします。

・「ひだまりスケッチ」レ ビューリストレ ビューセンター

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