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2010年3月 8日 (月)

とある科学の超電磁砲 第22話

 衿衣に自分の能力が何なのか、飾利は教えて
います。涙子にさえ秘密にしていた事を衿衣に
だけ知らせるのは、それだけ親密になりたいと
考えたからなのでしょう。それと、自分だけは
何があっても衿衣を信じている、そういう姿勢を
見せたかったのかもですね。

 テレビアニメ「とある科学の超電磁砲(レールガン)」、
第22話「レベル6<神ならぬ身にて天上の意志に
辿り着く者>
」です。
 収容された医療施設のベッドの上で、衿衣は
飾利達に、自分の過去をぽつぽつと語り始めた。
自分はチャイルドエラーで、小さい頃は専用の
施設で暮らしていた事。引っ込み思案で友達も
作れなかった彼女に、絆理(ばんり)がテレパシーで
いつも話しかけてくれていた事。その彼女は施設を
離れてから消息が途絶えていた。だが最近になって、
衿衣の耳に再び彼女の声が聞こえるようになった
というのだ。その声は叫んでいた、「助けて」と。

 苦しがっている「」は聞こえていても、どこに
いるのか居場所がわからない。助けを呼んで
いるのは間違いないのに、手を差し伸べる事さえ
できないなんて、衿衣にはかなりつらいでしょうね。
 小さい頃、皆の輪になかなかとけ込めない自分を
励ましてくれた女の子、テレパシーの波長が
とても合っていてどこにいても声を聞く事が
できた特別な女の子。そんな絆理を、衿衣は
助けたくないわけはないのでしょう。けれど
いくら探しても彼女には手が届かなくて。
花火大会の会場や自然公園で、突然うろたえ
始めた彼女の胸の中には、うちひしがれたような
気持ちがいっぱいだった、という事なのかも
です。そう思ってあの場面を見返すと、衿衣の
焦りや悲しみがより伝わってくるのでは
ないでしょうか。

 絆理がどういう女の子だったのか、春生の
記憶をのぞき込んだ事がある美琴は何となく
わかっているようですが、飾利達にははっきり
とはイメージできていないと思われます。それでも、
衿衣の話し方や、ロケットに写真を忍ばせていた
事からも、相手が衿衣にとってとても大切な
女の子だとはわかったのでしょうね。
 飾利は「友達」として、衿衣のために全力を
尽くして絆理を見つけ出すつもりのようです。
気持ちとしては涙子も黒子も同じ、、、では
ありますが、何か彼女達と飾利の間には距離が
できているみたいなのですよね。
 皆が衿衣をお見舞いした場面で、飾利は絆理を
見つけ出す事を衿衣に約束していました。そこで
涙子も元気づけるつもりで、「こう見えても初春は」
と言い、それに飾利が答えて「『こう見えても』は
余計です」とつっこみを入れていました。
 いつもなら、場を和ませるための軽い冗談を
涙子が言ってみた、ぐらいの出来事と思われます。
が、飾利の声がなぜか固くて、、、。
 その後の電車に乗っている場面でもそうだった
ように、飾利はまだ黒子と美琴がした事を許せずに
いるみたいですね。その思いが涙子にまで及んで
しまったのか、飾利は3人に対して気持ちを
閉ざしているようです。
 ポルターガイストの原因を突き止めるため
とはいえ、衿衣を調べ上げるような真似をした
黒子と美琴を、飾利はまだ許せていないのかも。
ですがここまで来るとほとんど意地になっている
だけのようにも見えてしまいますね。
 こんな風にかたくなな態度をとって、それを
涙子にまで向けるようになるなんて、飾利には
よほどの事だったのでしょう。もしかしたら飾利
は過去に何か経験をしていて、それがもとで、
人を疑う事を極端に嫌うようになった、とか?
本当の所はどうなのでしょうね。

 飾利は、涙子にも打ち明けた事がなかった
自分の能力を、衿衣に教えています。衿衣が
彼女の能力について語ってくれたから、その
お返しに教える、と飾利は言っています。この時の
飾利は、衿衣に親しみを覚えるのとともに、誰が
何をしようとも自分だけはあなたの味方だと
伝えたかったのかもしれませんね。
 黒子達も最初からこんな風にしていれば、飾利は
反発しなかった、とも考えられます。けれどそれを
前もって知る事はできませんし、起きてしまった
ものは元には戻せないでしょうし、、、。事件の
真相を突き止める以外にも、彼女達には大きな
課題が待っているようですね。
 けれど、黒子も美琴も、飾利との仲直りを
あきらめるつもりは全くないみたいです。この
気持ちがあれば、くじける事なく相手を求め
続けられるのではないでしょうか。
 またその時に、「暖める」という飾利の力の
特徴が生かされるのでは、とも思えます。ほんの
ささやかな力でも、ぬくもりというものが皆を
結んでくれそうに思います。
(ところで本筋とは全然関係ないのですけれど、
個人的に鯛焼きはこしあんが好みだったりします
、、、。)

 さて、では衿衣と絆理の真実はどこにあるの
でしょうか、、、。鍵を握っているらしい春生の影が
ちらつき始めます。彼女は絆理と深い関わりが
あって、実は彼女も絆理を取り戻そうとしている
みたいですね。
 未知の現象を分析して正しい解決策を導き出す
ためには、膨大な計算を瞬時に行える「ツリー
ダイアグラム」が必須でした。けれどその使用許可は
下りる事はなく、どんなに春生が訴えかけても
誰も聞き入れてはくれませんでした。これが
「レベルアッパー事件」の発端、、、。そしてまた、
同じような事態が繰り返されようとしています。
 春生ほどの頭脳を持つ人でさえこんな非常手段に
訴えなければならないのは、なぜなんでしょうね。
「学園都市」には、何か得体の知れない力が
渦巻いていて、正当な意見や要求、誰かをまっすぐに
思う気持ちも簡単には許されないのかもしれません。
それを根本的に直すのは、美琴達にはちょっと
荷が重いのかも、、、。でも何とか衿衣と絆理を
救ってあげてもらいたいです。
 テレスティーナが彼女達の手助けになって
くれるかどうかも気になります。もし彼女が
正しい判断力を持っていて、またそれなりの地位に
ついているというのなら、例えば春生が事件を
起こす前に相談に乗る事もできていたように思って
しまうのですよね、、、。テレスティーナの本当の
ねらいがどこか別の所にあるのかどうか、これから
詳しく語られていくのかも。

 といった感じで、このところ黒子は、飾利の事も
あってか少し抑え気味な感じですね。彼女の過激な
までのお姉様ラブはこのエピソードでも一応ありました
けれど、何というか重苦しい雰囲気をちょっと
和らげる清涼剤(?)のような役割だった? そういう
地位を確保するのも良さそうですけれど、もっと
愛情を確かめ合える展開も見てみたいですね。
(それにしても黒子がバスルームのドアを開ける
タイミング、、、ばっちりでしたね。美琴も危うく
受け入れそうになっていた?)

 衿衣と絆理、彼女達の間にはとても強い絆があるの
でしょう。(それが百合的なものであるのを願いたい
ですけれど、まあそれはおいておいて、)2人がもし
もう一度会えるなら、そこには大きな喜びと愛が
生まれるのではないかという気がします。
 2人がお互いの気持ちを確かなものにできるのを
期待したい所です。けれどそうなった時、飾利が
どんな風に感じるかも気になります。飾利が、自分に
とっての一番の友情や愛情がどこにあるのか、改めて
思い出すような場面が待っているのかもしれませんね。

・「とある科学の超電磁砲」レ ビューリストレ ビューセンター

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