とある科学の超電磁砲 第18話
寮監は、自分自身の経験が少なかったの
でしょうか、自信たっぷりの黒子の言う通りに
行動します。これが何となくうまく進んでいる
みたいですね。結果はどうなるのでしょう。
それにしても黒子って本当に「百戦錬磨」なのか
どうか、気になります。
テレビアニメ「とある科学の超電磁砲(レールガン)」、
第18話「あすなろ園」です。
美琴と黒子が住んでいる寮の寮監は大変厳しく、
規則を破ったり門限に少しでも遅れようものなら
容赦ない制裁が待っている。黒子も時折彼女に
どやしつけられていて、本人のいない場所では
つい悪態が口をつく。そんな時、寮監がめかし
込んで街の中をどこかへ歩いていくのが目に
入った。
寮監が入っていったピザショップは、、、やはり
実在しますよね。以前タイアップキャンペーンを
やっていた関係で、本編にも登場しているのかも
です。
この感じは、別作品でもありましたね。あちら
でもキャンペーンが行われ、本編中でもショップ
の看板が登場したりしていました。そういえば
あちらの作品の舞台となる学園があるのは
武蔵野の土地、そしてこの作品では東京西部に
あるという「学園都市」が描かれています。割と
土地柄的にも近いものがあるのかも?
黒子にとって、寮監は天敵のような存在だった
みたいですね。第2話でもきっちり(?)締め上げ
られていました。規則破りの判断基準が厳しい
というのもあるのかもしれませんけれど、やはり
基本的に黒子が寮でやんちゃな事をしているから
目をつけられてしまうようにも思えます。
そんな風になってしまう原因は、黒子から美琴
へのアタックの激しさにありそうです。冒頭の
部分もそうだったようですし、第2話の時も
寮の廊下で黒子と美琴がちょっとしたバトルを
繰り広げそうになっていました。
黒子が派手なアクションを見せるのは、彼女の
役目である風紀委員(ジャッジメント)の仕事を
する時、、、ですが、美琴がらみでもつい過激な
行動をとっていますね。「お姉様」により接近する
ためには、手段を選ばない傾向があるような。
でも彼女は、レベル4の能力者として、風紀委員
として、普段はきちんと振る舞っているはず、
ですよね。言葉遣いも(特にアニメ版では)丁寧
ですし、学校では絹保(きぬほ)と万彬(まあや)
といったまっとうな(?)友達とのつきあいもある
ようです。また第17話では、ゲームセンターで
パンチ力を測るゲームで遊ぶ美琴と涙子を見て、
「はしたない」と言って自分は見守るだけだったりも
しました。
普段通りなら、寮監からたびたび叱られるような
人ではないのでしょう。なのにここまで目の敵
っぽく扱われてしまうのは、美琴におぼれて周りが
見えなくなりがちだから、とも言えそうです。
彼女は、たくさんの選択肢があった時でも迷わず、
誇りを持って恋愛(美琴との)を選ぶような女の子
なのかもしれません。
黒子は、恋愛関係についてはかなり自信を持って
いるようですね。中学1年生で「百戦錬磨」って
これまでどんな事をしてきたのか気になります
けれど、彼女の気迫は周りを納得させているみたい
です。
自分の倍以上の年齢の寮監でさえも信頼させて
しまう(寮監に恋愛経験が少なかったらしいのも
原因かもですけれど)ほどの黒子。彼女は恋愛を
成就させるためのお膳立てを次々にしていきます。
あらかじめ飾利や涙子に説明しておかなかった
などちょっとした手違いはあったみたいですけれど、
彼女の作戦はかなりうまくいっているみたいです。
とてもスムーズに進展していって、寮監本人だけ
でなく美琴達も確信するほど手応えがあった
ような。
その結果は、、、という所で、何というかこの
場合は、男の方の態度が良くなかった感じが
しますね。まあ最初から1人の女性しか見えて
いなかったのかもですけれど、だからといって
他の女性の気持ちを察しなくていいなんて事には
ならないでしょうし。
といった感じで、第17話の綴里(つづり)に
続いて大人の側をメインにしたエピソードとなった
みたいです。美琴も恋愛には疎いのでしょうか、
あまり口数が多くなかったような? これだけ
大人達をフィーチャーするのは、後のストーリー
で何か関連が出てくる、といった意味だったり
するのでしょうか。(本編中の地震も、他の出来事
(例えば「禁書目録」とか)と関係があるのかな。)
美琴達4人の「少女たちの物語」の方も盛り上がって
いくのを期待したいかもです。
本編中で、美琴がふと考え込む場面がありました。
それは、「あすなろ園」の子供達と遊んでいた時
です。「チャイルドエラー」の言葉をきっかけに、
不意に春生の言っていたせりふが頭をよぎります。
どうも学園都市では、能力レベルの違いなどで
子供達を分けて扱う人達がいるようですね。美琴
が、良くない考え方を持つ人達を思い直させる事が
できるのかどうかはわかりません。けれど、これまで
経験してきたいろいろな事が、彼女の判断する力を
正しい方向へ導いてくれそうにも思えます。これから
彼女が直面するかもしれない苦しい状況で、より良い
未来を選べるようになると良いですね。
ところで美琴って、割と楽しく子供達と遊んで
いた感じでしたね。彼女は自分に与えられたハードル
を飛び越える事が一番の関心事で、誰かの面倒を
見るみたいな仕事には興味がないと思っていたの
ですけれど、そうではなかったみたいです。精神
年齢が近いから、、、ってわけでもないですよね。
黒子も、寮監が子供達と遊んであげていると
聞いたとたん、尊敬していました。第6話でも
少し語られていたように、学園都市の生徒達は、
身寄りのない子供達について一定の感情を持って
いるのかもしれません。
このエピソードでは、百合な雰囲気はあまり
見当たらなかったですね、、、。やはり美琴や黒子
をメインに、女の子達の深いふれあいを描いて
いってもらいたいように思います。
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