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2010年2月13日 (土)

ソラノヲト 第6話

 ミシオに抱きつかれた時、カナタはどんな
気持ちになったのでしょうね。彼女も、ユミナが
そうだったように、誰かの何かになりたい、と
思ったりはしなかったでしょうか。カナタには、
もうリオ達がいるから大丈夫、とも思えそうですが、
けれど彼女達はカナタに隠し事をしているようで
、、、。

 テレビアニメ「ソラノヲト(ソ・ラ・ノ・ヲ・ト)」、
第6話「彼方ノ休日・髪結イ」です。
 カナタが砦に来てから最初の休暇の日になった。
前日には初めての給料も受け取っている。こんな
辺境の小隊でも現金で給料が出る事に何の疑いもなく
感動するカナタは、私服を身にまとって街へと
向かった。そこで開かれている市場で、故郷にいる
家族への贈り物と、「自分へのご褒美」を調達する
つもりだった。

 エピソードの構成が、ちょっと面白い感じに
なっていますね。同じ日の時間の流れを、前半は
リオ達の視点で、後半はカナタの視点で描いて
いるようです。
 前半では、これまで何となくほのめかされてきた
フィリシア達の「副業」について語られています。
最初の方の話数で、リオとナオミの会話で「出荷」と
言われていたり、第5話ではクレハがクラウスに
渡していたものがちょっと「らしくない」感じだったり
しました。小隊の秘密はこういう所にもあった
ようですね。
 それにしても、彼女達はなぜそういう事をしてるの
でしょう? 「先輩」達から代々引き継いできた、
と言われているので長い間続けられてきた仕事
らしいですけれど、理由までは説明されていない
感じです。
 普通に考えて軍紀違反(あの世界の軍隊がどんな
ものなのかはよくわかりませんけれど)でしょうし、
ノエルが言っている所では、軍法会議ものにまで
発展する可能性もありそうです。そこまでの危険を
背負ってする意味とは、、、? ここまでで示されて
いる影響としては、カナタの給料が現金で支払われる
ほどには儲かっている、という事ぐらいでしょうか。
彼女達がお金儲けのためだけに規則破りをしている
とは思いたくないのですけれど、、、どうしても
そうしなければならない事情みたいなものが、この後
説明される場面はあるのでしょうか。

 それともう一つ気になるのは、なぜこの副業に
ついて、カナタに事実を話していないのか、という
事だったりします。入隊して少なくとも2ヶ月
たたないと教えられないといった決まりがあるとか?
または隠し事が下手そうなカナタに教えて気持ちの
負担を増やさないようにしているとか、でなければ
単に副業仲間として受け入れていないだけ、とか。
リオ達の事ですからカナタのためにいろいろ
考えてはいるのでしょう。でもどんな理由があった
としても、隠し事をしていると、お互いに距離が
できてしまう気がします。

 後半では、カナタがミシオとのふれあいの中で、
人が生きていく事にはつらさばかりではなく
すばらしさもある、と気づかされるストーリーが
描かれていきます。カナタ自身ではなくミシオと
ユミナの関係が重要になってくる流れですね。
 いつもははっきりした態度で男の子にも意見する
ミシオですが、なぜか髪の事となると急に様子が
変わってしまいます。ユミナに対しても反抗的な
態度をとっているようです。
 でもユミナは嫌われているわけではなかった
みたいですね。ミシオには理由があって、髪に
ふれられるのを拒んでいたらしいです。
 ミシオがそんなにも「箱」にこだわったのは、
母親の言葉を守りたかったというのもあるでしょうし、
また自分の生活を預ける大事な人がこの人だ、と、
自分にも相手にも、周りの人達にも示したかったの
かもしれません。
 そしてミシオの思いを、ユミナはきちんと受け止めて
くれました。2人は本当の家族で張りませんけれど、
本物以上に強く結びつく事ができるのでしょうね。

 そんな2人を見ていたカナタも、とても感動
したようです。人が生きていくためには、こんな
風に誰かと一緒に歩いていく事も重要なのだと
感じられたのではないでしょうか。

 ピンチを救ってくれたカナタの胸に、ミシオは
飛び込んで泣いてしまいます。叫んでいたのは
「お姉ちゃん!」という言葉。さらにその言葉が示す
相手は自分ではない、とカナタはわかっていた
みたいです。
 でもこの時カナタは確かに、相手のぬくもりと
柔らかさを自分の感覚で感じていたはず。普段なら
もしかしすると自分よりもちゃんとしているように
見えるミシオが自分を頼っているようで母性本能を
くすぐられたのでは、という気もします。
 その後のカナタの振る舞いを見ていると、ミシオ
とユミナのふれあいには感動しているみたいです。
けれど、自分も誰かの事を受け止めてあげたい、
とまでは思っていないようにも見えます。彼女自身、
まだ頼る側だと考えているから、とか? というか
今の彼女には、既にリオ達のような、家族と呼んでも
差し支えないような人達がいるから今はいい、と
思っているのかもしれませんね。

 リオ達もカナタとはだんだん親密に接するように
なってきている気がします。ですが、4人はまだ
大きな秘密をカナタに対して隠していますね。
 上にも書きましたように、彼女達がなぜカナタに
副業の事を言わないのかはまだよくわかりません。
彼女達の事ですから何かそうしなければならない
ちゃんとした理由があるのでは、と思いますけれど
、、、。
 とはいえ、説明できる理由があったとしても、
隠し事をするのはあまり良くない傾向のような感じも
あります。リオ達にとっては、本当の事を打ち明けるのが
遅くなったとしても、カナタならあまり深く考えずに
許してくれそうだ、と考えての秘密だったりするの
でしょうか。けれどそう簡単にいくのかどうかは、
この後で描かれる?

 さて百合的な場面はというと、、、カナタがいない
場所で副業について話し合っている場面で、
クレハが、リオの顔を見て赤くなる部分が
ありました。あれは何か裏に意味がある? まあ
いろいろ原因は考えられるのかもしれません
けれど、できれば百合な方向性になっていると
良いように思います。
 また、風呂上がりのリオの髪を拭いてあげる
カナタ、というのもありましたね。リオが
髪に触れさせるのは、ミシオと違って髪には
無頓着だったからなのか、それともカナタなら
許せると思ったからなのでしょうか。できれば
彼女達の間で何か百合な出来事があったり
すると良いかもです。

・「ソラノヲト」レ ビューリストレ ビューセンター

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