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2010年1月 4日 (月)

Candy boy 第7話

 ずっとそばにいたい、一瞬でも離れたくない。
子供っぽいわがままな気持ちだとは本人も
わかっているのでしょうけど、自分の本心を
抑えるのは難しいようです。それでも周りの
女の子達が彼女に暖かく接するのは、その
つたない感情を大事にしたいと思ってもいたし、
何より彼女本人を愛しているからなのでしょう。

 アニメ「Candy boy」、第7話「サクラサク?
です。(ちなみに本編映像の最後に添えられて
いるタイトルは「サクラサク…?」だったりします。)
なお、この作品はニコアニ無料配信
行われた後、DVDが2巻まで発売され、今は
シリーズ化前のエピソード「Candy☆Boy」と、
シリーズ第1話「フタリノキョリ」以外は、
Candy boyチャンネル」で有料配信されています。
第7話の配信開始からは時間がたってしまい
ましたけれど、レビューをしていなかった
もので、ここでちょっと、、、。まあ今はちょうど
コミック版が「コミックフラッパー」に連載されて
いるという辺りで。
 人通りの多い夜の駅ビルの一隅で、柱に
寄りかかり人待ち顔の奏。ほど遠くない場所
では雪乃が菓子店のアルバイトをしていた。
時計を気にする奏の脳裏には、数日前に雪乃
と交わした会話が繰り返されていた。

 前回第6話の最後で、奏は雪乃の言葉に
心底意外そうな声を出してました。彼女がなぜ
そんな反応をしたのか気になっていたのです
けど、今回その辺りが描かれていますね。
 奏は、雪乃と一緒にいられる時間がほんの
ちょっとでも少なくなる事が、とても嫌だった
みたいです。北海道から東京へ出てきて同じ
高校に入り、学科や部活は違うけれど、朝も
帰りも手をつないで同じ電車に乗り、寮では
並んだ机で宿題をしながらおしゃべり、
そして1つのベッドで就寝、、、。そんな、
2人にとっては何でもない生活が、たとえ
短い間でも変わってしまうのが、奏には
耐えられなかったようです。
 生まれた時からずっと一緒にいる双子姉妹。
なのに、それでも少しだって距離を置きたくない
、、、この考え方は、場合によっては、単に
変化するのを怖がって前へ踏み出せない弱さ、
とも考えられそうです。
 確かに、社会人として生活していくイメージ
がつかめていない今の段階で、姉妹2人だけで
一生暮らしていくなんていう途方もない人生設計
は立てられないのでしょう。2人がそこまで
はっきり意識していなかったとしても、街の
人々の暮らしぶりを見ていれば、自分達の
しようとしている事が一般的ではなさそう
という感覚が、無意識に作られていたとも
思われます。
 とはいえそういう感じ方が一部にはあったり
するかもしれませんが、奏の中で何よりも一番
強いのは、雪乃への愛、なのでしょうね。何か
証拠がほしいわけじゃない、ただそばにいて、
他愛のないおしゃべりをしたり、一緒にお菓子を
食べたりできれば、指先を触れあってお互いの
瞳を見つめ合えれば他には何もいらない、
みたいな所に、奏は愛情を感じているのかも
しれません。そしてそういう2人だけの時間が
何かの理由で減ってしまうのがとても寂しいと
感じていたのかも。
 まあ高3になろうとしている奏なので、自分が
寂しい気持ちになっている理由は自覚している
ようですね。雪乃のアルバイトに反対する理由が
学費のせいじゃないと素直に認めています。
 そこまでわかるならもっと冷静な判断が
できるようになっても良さそうですけれど、
あまり簡単に割り切れない所もあるみたいです。
彼女がどうやって答えを見つけ出していくか、
という部分がポイントになるのでしょう。

 さてそれでは雪乃の方はどんな風に感じて
いるのでしょうか。やはりこれだけ愛し合って
いる間柄ですし、彼女も奏とできるだけ一緒に
いたいという気持ちには変わりないようです。
 でも今回の事に関してはちょっとだけ、大人な
視点に立っているみたいですね。将来ずっと
2人でいられるためなら、少しの間だけ別々の
リズムで生活するのも仕方ない、と。
 彼女にしてみれば、奏の学費のために自分が
働くなんていうのは全然普通の事なのでしょうね。
それより自分が一足先にアルバイトを始めた
事で奏を寂しがらせているんじゃないか、と
申し訳ないぐらいの気持ちになっているかも
しれません。
 雪乃は、奏を心配したり逆に迷惑をかけたり
する事も含めて、奏といられるのがとても嬉しいの
でしょうね。時々良くない考えに陥ってしまう
奏のために「お姉ちゃん」として大人びた意見を
言えるのも嬉しいのかも。
 かといって別に奏を見下しているわけではなく、
奏の役に立てるならと、いろいろ調べて理に
かなった意見を取り入れているのでしょう。
それもこれも、愛しい奏のためだからできる事
なのかなと思えます。

 今回は雫も、感情的にならずにきっちり自分の
意見を言っていますね。第6話で、姉達が春休みに
帰省しないと聞いた時の、彼女の反応がちょっと
心配だったのですけど、彼女も強く成長している
みたいです。やはり第4話のような経験をしたから、
姉達の愛情が変わらないのもわかったし、自分にも
自信が持てたのでしょう。
 作中で見せていた行動力も頼もしいですね。
やはりこの話数なら直接顔を見せて奏と雪乃に
関わっていく流れが良いかもです。2人の部屋で
寝る時、ベッドの上で見せていた雫の表情が、
奏と雪乃に対する彼女の愛情を示しているようです。

 そして咲夜も見逃せない存在ですね。普段から
奏と雪乃の近くにいる彼女は、2人のちょっとした
変化も気づいてあげられています。彼女が愛するのは
奏ですが、奏が自分を見てくれさえすればいい
わけじゃないんですよね。第1話でも彼女は、自分の
奏への感情と一緒に、雪乃との関係についても
話していました。この頃から(もっと前からかも?)
ずっと、咲夜は奏への愛を思う時に、いつも雪乃の
存在を同時に感じていたのかもしれません。今回も
言っていたように、咲夜が愛するのは、雪乃と
ともにいる奏なのかもですね。そういう「恋のカタチ」
もあるのでしょう。

 、、、といった感じで、奏は雪乃を、雪乃は奏を
愛していて、雫も咲夜もそんな2人を愛している、
という形が見られました。今回はもう最初から最後
までラブが詰まっていて楽しめる雰囲気だったの
ではという気がします。奏と雪乃、2人を中心に
した愛情あふれる物語は続いていくのでしょう。
 アニメとしては、DVDの第2巻に収録された「EX02」
がありますね。実はまだ見ていないのですけれど、、、
こちらも楽しみです。

・「Candy boy」レビューリストレビューセンター

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