キディ・ガーランド 第８話

　GTOをつけねらう組織が本格的に動き始める
ようです。ESメンバーに対抗する能力者達も
ちょうど３組登場しました。これで戦力はちょうど
釣り合っているようにも見えますが、バトルが
始まったらどうなるのかはわかりませんね。
百合的にも、、、？

　テレビアニメ「キディ・ガーランド」、第８話
「Ｇソサエティ」です。
　喫茶室は、洗うお皿もないほどお客がいなかった。
理由は、近く開催が予定されているGTO創立２５周年
記念式典。その準備が忙しくて局員は喫茶室に
足を運ぶ暇がないのだ。その合間を縫って、
アスクールとク・フィーユの所にトリクシーと
トロワジェインがやって来た。彼女達は、手が
離せない他の人達のためにと、コーヒーとケーキ
の出前を２人に依頼した。

　前回第７話で名前の出てきた「Gソサエティ」が
どういう組織なのかが描かれていきます。５０年前
に、GTOの前の機関に当たるGOTTにひどい事を
されたと主張しているみたいですけれど、本当の
所はどうなのでしょうね。その時代からGOTTにも
GTOにも所属している人ならわかるはず、、、と、
そういえばESメンバーはその頃からずっと変わらない
姿でいるのですよね。この人達なら事実関係を
語ってくれそうですけれど、Gソサエティとしては
敵の言う事などに耳を傾けるつもりはないのかも？

　Gソサエティの側には、いろいろメンバー構成が
あるみたいです。「ノーブルズ」、「シャドウワーカー」
など新しい言葉が出てきていました。この組織には
ESメンバーと同じように特殊能力を持った人達が
いるようで、これまでにも第４話と第７話で合計
２組４人が登場しています。そして今回新しく
リトゥーシャとパウークの２人が姿を現しました。
この人達もかなりの能力を持っているらしいです。
この６人が、ESメンバーのトリクシー、トロワジェイン、
アンオウ、エイオウ、トゥイードゥルディ、
トゥイードゥルダムと直接戦う事になるのでしょう。
　ところでこの２つのメンバーって、ちょっと
組み合わせが似ている感じですね。女性２人のペア、
男性２人のペア、男女のペア（さらに男の方が
女の方に惚れ込んでいる(?)）という形で。どちらも
能力者の集まりですし、バトルが始まれば激しい
ものになるのでしょうね。それに、お互いの主張が
ぶつかり合って、どちらが正義でどちらが悪か、
といった意味での戦いもあるのかもしれません。

　そんな時、アスクールとク・フィーユ、それに
ディアの存在が重要になってくるのでしょう。３人は
ESメンバー見習い（と、さらにその見習い）なため、
相手からは敵としてカウントされていないようです。
でも彼女達だって潜在的な力は秘めているでしょうし、
それに無益な戦いに対して一言言いたい気持ちは
持っているのではないでしょうか。彼女達の活躍が、
平和をもたらすきっかけになると良いかもですね。

　という感じで今回はあまり百合的なストーリーは
なかったような、、、。このまま戦いが本格化していくと
そういう微妙な感情表現が少なくなってしまうのでは、
なんてちょっと心配になっちゃいますね。アスクール、
ク・フィーユ、ディアのつながりは強いもので、その
絆が百合な意味でも感動の場面を描いてもらえると
期待したい所なのですけれど、毎回のエピソード
にもそれを予感させるものを挟んでいってもらいたい
気もします。
　今回だと、例えばリトゥーシャには侍女がいます
が、彼女がリトゥーシャをどう思っているのかとか
ちょっと気になりますね。それほどでもない、かな？
　後は、ちょっとつらそうな表情をしたク・フィーユ
とトロワジェインを、それぞれアスクールとトリクシー
が心配する場面がありましたね。２組らしいやりとり
が見られました。ディアが作った泡の中で２つが
くっついてはじける姿は、GTOとGソサエティの事を
表しているのか、それともアスクール達のこれから
経験する事を示しているのか、意味ありげですね。

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