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2009年12月 7日 (月)

ささめきこと 第9話

 夏休み直前で期待が膨らんでくる頃。バイトに
精を出す人や部活に励む人もいるようです。
純夏は、、、汐との海辺のひとときを妄想?
あずさも今年はこれまでと違う夏になるのでは、
と、やはり妄想気味の思いを巡らせているみたい
です。彼女の希望は実現するのでしょうか。
挿入歌も雰囲気が出てますね。

 テレビアニメ「ささめきこと」、第9話
その九 ひまわりの君」です。
 期末テストも終わり、夏休みが近づく。朋絵と
みやこは「女子部」の合宿を企て、純夏はうまい
具合にその計画に乗せられてしまう。いつもの
ようににぎやかな彼女達の姿を遠くから眺める
あずさも、この夏、純夏と過ごす計画に思いを
はせ喜びを感じていた。

 これまで描かれる事はなかったようですけれど、
純夏と汐は、言葉を交わさなくてもジェスチャー
で意思疎通できてしまうらしい、、、? まあ
ギャグ的な演出だったりするのでしょう。とはいえ
恋人同士の朋絵とみやこでさえ感心してしまう
ほどの連携ぶりというのは、やはり彼女達の
つながりの強さを感じてしまいますね。本人達は
その辺りをどう思っているのか気になります。

 汐があずさから距離を置こうとするのは、彼女
が慕っている少女小説家「織野真紗香」が自分
の兄だと知られないようにするため、でした。
なぜ知られたくなかったかというと、「織野真紗香」
は謎の女性という設定になっているため、実は
男だったとばれたら、「十代のファン心理」に
影響を与えるかららしいです。この判断は、
あずさの場合には正解だったみたいですね。
 あずさは「十代のファン」の中でもかなり
思い入れが強い人らしく、作品の世界観を
自分の学生生活の中でも体験したいと考えて
いるようです。
 その相手に選ばれたのは、、、純夏? あずさの
妄想の中では2人はいつも一緒にいていろいろな
場所で仲良く夏を過ごしている予定らしいです。
これは、百合な文学について理解し合える
仲間と、小説に書かれているような麗しい
日々を送ってみたい、というあずさの希望の表れ
なのかなと思われます。
 前回の記事でも少し書きましたけれど、
あずさは自分が百合な恋愛をしたいとは
思っていないみたいですね。妄想の中で
彼女と純夏が「I♥百合」と書かれたTシャツを
着ているのは、ギャグな演出、、、でもあり、
彼女の考えを示しているのでしょう。(ちなみに
このデザインのTシャツは実在するみたい
ですね。前にコミック百合姫で紹介されていた
気がします。)

 今年の夏は今までとは違う、と希望に
満ちあふれていたあずさでしたが、現実は
、、、。自分の想像と違っていた事に、彼女は
ショックを受けています。
 冷静に見れば、これはちょっとした考えの
食い違いだけだったようにも感じられます。
もし自分の意図がうまく伝わっていなかったなら、
改めて予定を聞いたりお願いをしたり、
もう少し話し合ってお互いの理解を深めれば
良かったのかも、、、。
 といってもそんなに簡単に臨機応変には
対応できないって事はありますよね。特に
あずさの場合は、以前(中学の時?)友達と
けんかみたいになった後、周りに理解を
求めるよりは、自分1人で何でもやって
しまおうと考えるようになっていたみたい
です。彼女が自分の中に作ってきた尺度では、
想定していない状況にはうまく対応できないの
かもしれません。
 あずさのショックは大きく、どんな言葉も
耳に入らないぐらいふさぎ込んでしまって
いるようです。そんな場面の背景に静かに
挿入歌が流れてきます。
 タイトルは「すぐそこにあるもの」、歌は
清浦夏美さんが担当されています。「水槽に
浮かぶ泡2つ、、、」という歌詞は何となく純夏
と汐の関係を表しているようにも思えますね。
いつもすぐそばにいるのにお互いの気持ちが
なかなか伝わらない、みたいな。
 でも今回で言えば、この歌のタイトルは
あずさの心情を示しているようにも感じ
られたりします。学校では、周りを見れば
友達になれそうな人達は「すぐそこに」たくさん
いるのに、うまく話しかける事ができない、
とか。、、、この作品は純夏と汐が主人公
なためあずさが成長して周りの人達と仲良く
なる、といったエピソードは描かれなさそうな
感じがあります。が、彼女の高校生活が
少しでも充実したものになると良いですね。
そして自信を持ってたっぷりと百合を語って
もらいたいかもです。

 、、、といった感じで、百合なエピソード
というよりは、それよりも前の段階の、
人とのつきあい方についての悩みと解決への
糸口、みたいなストーリーだったかも
しれません。ここに女の子同士の恋愛の
切なさみたいなものももうちょっと入って
いると良かったようにも思うのですけれど、
そういう流れではないみたいですね。
 前回からのつながりと、次への予感という
意味では、汐が雰囲気を出していたように
思います。あずさの家へ行った純夏を
追ってきたのか、2人の声が聞こえてくる
あずさの部屋の窓を、切ない表情で汐が
眺めています。
 この表現は、原作の単行本に収録された
「蛇足」でも描かれています。が、アニメ
では、汐の気持ちの変化を表すような演出が
ちょっとずつ付け加えられていたので、より
印象的になっている気がしますね。アニメ
だと、実は純夏より汐の方が百合な恋愛感情を
より深く表現してくれるのでは、という
予感も、、、。この先もっと百合度が高く
なっていくのを期待したい所です。

 他の部分では、あずさの同人誌活動が
だんだん詳しく描かれてきています。「2次」
とか「オリジナル」の分類や、「オフセット」
といった用語(?)が増えてますね。この辺り
って、同人誌関係を知らない人にはあまり
よくわからなかったりするのかも? まあ
この作品を見ている人ならそういった心配は
いらないでしょうか、、、。
 また、彼女が夏のバカンスを想像する場面で、
部屋で見ていた観光用のパンフレットの
テーマが「軽井沢」と「鎌倉」でしたね。これって
やっぱり、あの作品で2人が出かけた別荘地と、
あの作品で10年ぶりに2人が再会した物語の
舞台、ですよね。さすがのラインアップ
なのでは。
 そしてもう一つ、期待したいのが「ゆりフェス」
ですね。次回辺りにその感じがたっぷり描かれるの
ではないでしょうか。

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