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2009年11月10日 (火)

ささめきこと 第5話

 朋絵が「女子部」や部活にこだわるのは、今の
自分達に足りないものを築き上げようと考えたから
なのかもですね。みやこも、何があっても彼女に
ついていこうと考えているのでしょう。2人が今
そうしようと思い立ったのは、自分達の思いを
理解してくれそうな女の子達に出会えたから、なの
でしょうね。

 テレビアニメ「ささめきこと」、第5話
その五 friends」です。
 学校帰りに、朋絵とみやこが純夏の家へ来た。
勉強会をするわけではなく、女子部設立のための
作戦会議なのだという。しかし脱線ばかりする
議論に収拾はつかず、翌日朋絵達は、汐の家で
続きをすると言い出した。

 純夏とみやこが話している場面などで、原作
追加された場面がありますね。追加部分の中では、
ギャグっぽい雰囲気のものが多くなっている気が
します。やはりアニメの方もギャグテイストを
押していく感じなのでしょうか、、、。前にも少し
書きましたけれど背景の絵柄とか音楽の雰囲気は
割と落ち着いているため、これだとせりふと場面の
ギャップが大きくなってしまいそうにも思えます。
 それとも、笑いを乗せつつも最後はしっとりと
した形に持って行く、みたいな感じなのかも?
今回で言うと、汐の家で純夏とみやこが大暴れ(?)
した後、きよりがやって来た所が、空気の切り替わり
を感じさせました。みやこの言った、「遅っせーよ、
ご主人様」というせりふは、前半と後半で言葉遣い
が違っています。ここからエンディングに向かって
は、朋絵と純夏が感じていたような、友達との
楽しい時間を思う流れになっていました。

 ところで純夏と汐って、これまできより以外に
「友達」と呼べる人はいたのでしょうか。原作だと
汐は中学時代から(かわいい)女の子好きを周りに
はっきり言っていて、最初はちょっと浮いた
存在だったようです。純夏は、成績優秀、スポーツ
万能で背も高く、少し近寄りづらい雰囲気だった?
 彼女達が友達作りに励みたい人なのかどうかは
よくわかりません。けれど、朋絵とみやこの2人に
出会う事で、「友達」とわいわいやる楽しさや、
「恋人」と2人でいる意味などを知った、とも
言えそうですね。

 他に百合な場面はというと、、、純夏とみやこの
妄想、とか? やっぱり純夏の考える事や言う事
って、「男子」という感じがしますね。この2人に
ついては、(前も書いたかもしれませんけれど)
男女の恋愛の置き換えではなく、女の子同士の
恋愛感情を紡いでいってもらいたい気がします。
 そういえばWebラジオ「ささめきラジオ」でも、
純夏役の高垣彩陽さんと汐役の高本めぐみさんが
純夏のキャラについて話されていました。お2人に
よると、原作のいけだたかしさんが「純夏は中身
は中2男子」ともおっしゃっていたとか。そういう
イメージで見るのが妥当な所なのでしょうか。
(純夏が今回言っていた「女同士で結婚とか
できねえかなー」というせりふも、言い方が
男っぽい感じがありました。)

 みやこの妄想の方は、彼女達の場合とても
自然に創造できるイメージですね。2人きりに
なったらやってるのでは? と思えます。

・「ささめきこと」レビューリストレビューセンター

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