キディ・ガーランド 第3話
トロワジェインのようになってよ、と明るく
ク・フィーユに言うアスクール。ク・フィーユ
にしたら当然のように怒っちゃうのでしょうけど、
アスクールとしては、自分のパートナーはあなた
以外にいないと言っているのも同じなのでは、
という気がします。ところで今回もパロディネタが
、、、。
テレビアニメ「キディ・ガーランド」、第3話
「最悪の相性?」です。
オーダーを間違えたり忘れたり、アスクール
には細かい失敗が多い。ESメンバー候補生
なんだからちゃんとして、と言うク・フィーユ
の注意にも、彼女は生返事ばかり。そんな時
局長室へコーヒーを出前したアスクールは、
ESメンバー最強とうたわれるトリクシー、
トロワジェインのペアに出会った。
今回もパロディネタが入ってましたね。
第2話の時に元ネタがたくさんあったのと違って
ここでは1本ぐらい(そういえばアイキャッチの
「かぼちゃプリンマン」も相変わらずプッシュ
されてますね)? 魔法少女もので、今ちょうど
再放送されているようです。
またこれが本編だけではなくエンディング
曲にまでつながっていたり、、、。という事で
第1話から今まで3話すべてエンディングが
違う曲になっていて、かなり力が入っている
感じです。
それにしてもトロワジェインって日頃から
ああいうものを持ち歩いていたりする?
ミ・ヌゥルーズが喫茶室で見つかった物を見て
「大きいお兄さん」呼ばわりしていましたけれど、
言った方も言われた方も(まだ)気づいていないの
ですよね。アスクールとク・フィーユはどう
考えているのでしょうか。
アスクールは、トロワジェインにとても
憧れているようです。近くで見られるだけでも
嬉しいのに、優しくされたり軽やかな身のこなし
で手助けされて、舞い上がってしまっている
みたいです。目もハートマークになってますし
、、、。
それを見たク・フィーユは、ちょっと複雑な
心境? 彼女自身も、トロワジェインについては、
ESメンバーの先輩で優れた能力の持ち主だ
という事に反対はしないでしょう。まだまだ
見習いの自分達にとっては雲の上の存在、と
感じているはず。
けれどすぐ隣で、アスクールがトロワジェイン
の事ばかり話しているのが気になっているとも
思えます。そして彼女が自分に言った言葉、、、。
アスクールがク・フィーユに、「トロワジェインさん
みたいになってよ」と言ったのが、ク・フィーユに
とっては一番面白くなかったのでは。そりゃあ
ESメンバー最強と言われるペアの片方のように
なる事は、一つの目標とも言えそうです。が、
トロワジェインにESメンバーとして以上に強い
憧れを持っているらしいアスクールの口から
そんな意見を聞かされると、少し引っかかる
ものを感じちゃうのでしょう。それに、他の
誰かのようになれ、というのは自分をないがしろに
されてしまっているようで、反発したくもなる
ように思えます。
けれどもしアスクールが、本気でク・フィーユを
通り越してトロワジェインに近づきたいと思って
いるなら、もっと違う言い方をするような気がします。
例えば「トロワジェインとパートナーになりたい」
とか、または自分自身が彼女のようになりたい、
みたいな言い方を、、、。
でもアスクールは、自分や他の誰かではなく
ク・フィーユに、そうなってもらいたいのですよね。
これは、自分のパートナーはク・フィーユ以外には
いないと感じているから自然に出てきた言葉
なのかも。
すぐにでも見習いを卒業して正式なESメンバーに
なるには、先輩達のような優れた能力と品格を
持つ必要がある。でもそれをするのは自分1人
だけではなくて、ク・フィーユと一緒でなきゃ
意味がない。なぜならば、自分と彼女はいつでも
2人一緒のパートナーなのだから、、、。アスクールは
そんな風に考えているように思えます。
実際に今回起きた問題についても、彼女達は
力を合わせて対応しています。文句を言い合ったり
しながらも、お互いを補い合うように行動してますね。
これが自然にできていると気づいたなら、2人は
自分達の相性が「最悪」なのかどうか見えてくるの
でしょう。
彼女達がそれぞれ相手の存在の大切さに気づける
ように舞台を用意したのは、ミ・ヌゥルーズでした。
またアリサとベルも、不平は言っていましたが
ちゃんとアスクールとク・フィーユの相談に乗って
いました。2人を取り巻く人達は、けっこう彼女達の
事を考えてあげているみたいですね。
それに、単純に仲裁に入るのではなく、2人が
とことんぶつかり合えるようにしたのもポイント
だったのでは。そのおかげで彼女達は2人だけで
問題を解決しましたし、この事実が、彼女達の絆を
より深くできるのではないでしょうか。
さて意外な共通点を見つけたク・フィーユと
トロワジェイン。急激に仲良しになった彼女達を見て、
アスクールは穏やかな気持ちではいられないようです。
彼女は、自分の憧れの人と自分のパートナーが、
自分を差し置いて親密になってしまうなんて、、、。
この経験で、アスクールが自分がク・フィーユに
対してどういう気持ちを抱いているのか、気づいたり
するでしょうか。それが恋愛感情だったりすると
百合的には良さそうですね。
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