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2009年11月 6日 (金)

とある科学の超電磁砲 第5話

 黒子と飾利は、過去にこういう生活を送って
いたのですね。黒子はこの事件で、自分に足りない
所に気づいたと思うのですけれど、今の突っ走り方
にはその反省が生かされていないような、、、。
そんな彼女をうまくコントロールしてあげるのも、
一緒に風紀委員として行動する飾利の役目
なんでしょうね。

 テレビアニメ「とある科学の超電磁砲(レールガン)」、
第5話「とある二人の新人研修」です。
 黒子と飾利は、最近増加している車上荒らしの
対策にと、監視カメラの増設作業を行っていた。
が、その最中に緊急事態発生の警報が鳴り響く。
通報手続きを終えた後、飾利は警備員(アンチスキル)
の到着を待とうと忠告するが、黒子はその言葉を
無視して犯人の前へと飛び出した。

 飾利は、普段からおとなしくて、人の意見に
反対する姿もこれまであまり見かけませんでした
(涙子にスカートをめくられて怒る(というか
慌てる?)ぐらいでしょうか)。いつもそんな
風にしているのは、自分に自信が持てないから、
みたいですね。風紀委員になったきっかけも、
その辺りにあったようです。
 そんな彼女が、今回ばかりは黒子に猛然と
反発しています。自分がけがをしそうになった、
なんていうのは理由の内ではないのでしょう。
黒子が風紀委員の規律に反して独断で行動しよう
とした、というのも実はいつもの事と言えるかも
しれません。
 黒子が自分との大切な約束を忘れていたらしい
と知ったから、飾利は悲しくなってしまったの
ではないでしょうか。それに、2人が一人前に
なるための努力が、出会ってからかなりたった
今になっても、うまくいっていないようだと
感じて寂しい気持ちになった、とも考えられそう
です。

 弱い自分でも、何かに離れるかもしれない、と
決心して、飾利は風紀委員に志願したようです。
それに対して黒子は、当時自分に絶対的な自信が
あったみたいですね。なかなか通常の任務に
出してもらえないのを、自分が小学生だからだ、
なんてひねくれた見方をしていたらしいです。
 そういえば黒子は、自分が入る予定の常盤台
中学についても、ちょっと不満があったっぽい
ですね。世間知らずな金持ちの令嬢ばかりで、
しかも全員がレベル3以上の能力者と聞いた
らしい彼女は、優雅な学園生活を想像する
(またこの想像が、百合の花咲き乱れる麗しい
映像でした)飾利には賛成できていません
でした(この辺りは涙子の反応にちょっと似て
ますね)。
 では黒子は、自分自身についてはどう考えて
いたのでしょうね。常盤台に入れるという事は
彼女も当時レベル3以上だった(今の彼女は
レベル4です)はずですし、お金持ちかどうかは
別としても、彼女が聞いた噂がもしかしたら
自分にも当てはまるのでは、と考えたりは
しなかったのか、、、。
 たぶん彼女は、自分だけはそんな人間じゃない、
と思っていたのかもしれませんね。常盤台の生徒
のイメージを冷静に語る事で、自分は世間知らず
なんかじゃない、と信じようとしていたのかも。

 そんなやりとりの最中に、事件が起きます。
黒子は美偉の言う事に従わず、「訓練通りに」
やればうまくいくと考えたようです。
 けれど結果は、、、自分だけでなく他人も
危険に巻き込むような事態になってしまいました。
訓練だけでは想定しきれない状況が現実にはある
という事を、彼女は思い知らされたのでは。
 ところで相手の暴力にも激しいものがありますね。
相手が小学生であろうと容赦していない感じ
です。おそらくこれは、黒子達が能力者である
可能性があるため、手加減をしたら痛い目を
見るかもしれないと判断したからなのかもですね。
 それにしても、風紀委員や警備員、警備ロボットが
配備されていて、他の地域より30年は科学技術が
進歩していると言われる「学園都市」でわざわざ
騒ぎを起こさなくても、他の場所に行けば自分の
能力で思い通りになる、という風にはこの人達は
考えていないみたいですね。学園都市にいる
必要性が、この人達にはある?

 黒子は、この時の経験から、何かを感じ取った
みたいですね。飾利と一緒に前へ進もうと決心
したようです。
 、、、が、今の彼女はというと、相変わらず
独断で行動する事が多く、それに飾利との「約束」も
すっかり忘れてしまっていたらしいです。これでは
あまり進歩しているとは言えなさそうな。
 それでも、彼女の隣には飾利がいます。どちらも
まだまだ未熟ではありますが、一緒に努力する
限り、少しずつでもより良い姿に近づいていけるの
でしょう。
 そんな彼女達を見守る周囲の人達、美琴や涙子、
美偉はというと、「青春」を感じているようです。
確かにそんな雰囲気ですね。けれど、美琴や涙子達
だって青春まっただ中だと思いますので、黒子達と
同じように青春なエピソードを見せていってくれるの
でしょう。

 さて小学生時代の黒子は、常盤台に入る前、学校
の生徒達にあまりいいイメージは持っていません
でした。特に「レールガン」には、否定的な想像しか
浮かばなかったようです。
 でもそれが今は、美琴を激しく慕っているの
ですよね。そこにどんな変化があったのか、気に
なります。このアニメ本編の中で描いてもらえたら
と思います。それも百合満載なエピソードになると
良いですね。

・「とある科学の超電磁砲」レビューリストレビューセンター

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