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2009年10月24日 (土)

ひだまりスケッチ×365 特別編第1話

 また、ゆの達4人のゆったりとした、愛のある
エピソードが見られるのですね。夏目も百合な
雰囲気を出していて良いかも。そして、新しい
女の子達が、これからの物語に関わってくる
予感があります。

 アニメ「ひだまりスケッチ×365特別編」、
第1話「2月10日 どこでも自転車、2月11日
うさぎとかめ」を見てみました。
 部屋の外のざわめきで目を覚ましたゆの。
出てみると、日曜日の学校にたくさんの学生が
集まってきていた。今日はやまぶき高校の
入学試験なのだ。学校の目の前に建つ
ひだまり荘の住人達は、自分達の受験の頃に
思いをはせる。

 「~×365」から1年以上たっているためか
何か懐かしい感じもしつつ、それでもいつも
通りのゆの達(それにうめ先生も?)を見る事が
できて楽しいですね。
 今回は受験日のやまぶき高校の風景が描かれて
いて、いつものように(?)記号化された群衆が
受験生として学校に出入りする場面がありました。
が、その中で2人だけ、デザインされたキャラが
いますね。これは、今実施中の配布イベント
クリアファイルに登場している2人、でしょうか。
次の4月にはやまぶき高校に入学してくる&
ひだまり荘の住人になるのかもですね(原作では
新メンバーが描かれているそうですけれど私は
原作を読んでいなかったり、、、)。
 これまでの第1期、第2期では、ゆのと宮子が
1年生、ヒロと沙英が2年生でした。その学年
での1年間に彼女達の周りで起きる出来事が、
「○月○日」という日付と一緒に紹介されて
いきます。またその日付が順番になっていない
所が、いつまでもずっと同じ時間軸の中で甘い
物語を紡いでいくようで、何というかちょっと
ファンタジックな感覚もありました。
 でも時間は過ぎていくのかもしれませんね。
次の第3期ではゆの達が進級するのが見られたり
するのでしょうか。もし2年生になるなら、
そこでゆのの心境にどんな変化があるのか
(もしくはないのか)など描かれると良さそう
ですね。
 ところで新キャラといえば、原作では3年生の
有沢という女の子が出てくるらしいですね
作品紹介のページからたどれる試し読みの
中にもちょっと登場します)。そんなに出番は
多くないかもですけど、ゆのが思わずみとれる
ぐらいですから、彼女の印象には強く残るの
ではないでしょうか。こういうキャラもアニメ
に出てくると面白いかもしれませんね。

 さて今回の本編では、放送部の部長の藤堂が
出てきていました。ひだまり荘の住人は変わり者
ばかりだという噂を聞きつけたようですね。
ゆの達自身にはそんな意識はないみたいですけど、
藤堂はかなり納得していたみたいで、、、。
 ゆの達4人だけで何かしている限りは、当人達
の間ではとても自然な空気が流れているの
でしょう。外から見て少し変わっているように
感じるのは、4人の結びつきがとても強くて
簡単には部外者が入っていけない雰囲気を何となく
醸し出してしまっているからなのかも。(コミカル
な例では、4人で銭湯に行った「ゆのさま」の回とか
ありますね。ある意味公共の場とも言える女湯の
中で、4人だけなのをいい事にちょっと不思議な
空間が広がっていました。)
 この4人のつながりはとても強いのでしょう。
でもそれだけに周りとの関係が弱くなったり
という事はないのでしょうね。これからもし
新1年生が入ってくるのなら、彼女達とも仲良く
なって、お互いにかけがえのない存在になれるの
では、という気がします。

 4人を囲む人達としては、智花が少しだけ
姿を見せていました。やっぱり沙英が自転車の
2人乗りで甘酸っぱい思い出を語るとしたら、
彼女しかいないのでしょう。沙英が改めて名前を
出さなくても、他の3人にはちゃんとわかって
いるのでしょうね。

 吉野屋先生は、、、今回はあまり目立つ行動は
なかったような。その分、というか、服装が
アピールしてましたね。学生服っぽい感じで、
彼女を初めて見た受験生達がどう思ったのかが
気になります。

 そして夏目は、今回も見せ場を作っていた
みたいです。学校の手伝いで日曜日に登校、
学校の目の前に建つひだまり荘にいる沙英に
出くわしてちょっとした小競り合いに、といった
辺りまでは、彼女も全然予想できていたと
思われます。が、その後の展開が、、、。夏目
にしても突然の事で、どう反応したらいいのか
わからなくなっているみたいです。けれど
その後自転車に乗る夏目の表情は、今の自分の
心情をかみしめている雰囲気もうかがえます。
この時の彼女は、自分が沙英にどんな気持ちを
抱いているのか、はっきりと意識していたのでは、
と思ってしまいました。(それと、この場面で
夏目の表情が長めに描かれていたのが演出的
にも良い感じだったかもです。)

 また、ちょっとした所なのですけど、最後の
方の場面、ゆのの部屋でゆのと宮子が話し合って
いる所も何か良かったですね。自然に2人が
並んで座っている雰囲気とか。まあ一緒に
テレビでも見ていたのかもしれませんけれど、
テーブルに向き合って座ったりせずにもっと
2人の距離を縮めているのが、彼女達の親密さを
表している気がします。

 、、、といった感じで、この特別編も百合な
感じがありました。次回、それから第3期でも
この雰囲気で、より百合テイストを描いていって
もらえると良いかも、と思います。

・「ひだまりスケッチ」レビューリストレビューセンター

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