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2009年10月18日 (日)

とある科学の超電磁砲 第2話

 美琴は、自分に向けてだけ非常識なアタックや
意味不明な要求を繰り返してくる黒子に、時々
身の危険を感じるほどなのかもしれません。けれど
黒子が本当は正義感が強くて慈悲深い人間だという
事を、彼女はちゃんとわかっているのでしょうね。
黒子も、2人の絆を作り上げるのはゆっくりやって
いくと良いのかも(ってのは今の彼女には無理?)。

 テレビアニメ「とある科学の超電磁砲(レールガン)」、
第2話「炎天下の作業には水分補給が必須ですのよ
です(このサブタイトルの長さも何だか面白いですね)。
 寮の部屋で念入りにおめかしをする黒子。今日は
彼女と美琴の記念日だという。プレゼントの
準備も万端に整えて、帰ってきた美琴を迎える
が、美琴はなぜか他の中学の生徒である飾利と
涙子を連れてきていた。

 第2話でさっそく当麻が登場、ですね。これで
もう美琴と黒子達との淡い関係は終わりになって
しまうのかな、とちょっと寂しい気持ちだったの
ですけれど、何だかコミックとは違う展開が、、、。
 この方向性は良いかもです。当麻との場面を
できるだけ減らす事で、美琴にとっての飾利や涙子
とのエピソードがより深く、印象的に描かれていく
ような気がします。

 この作品をはじめとしたたくさんのアニメについて
内容を紹介したりインタビュー記事を載せている
無料冊子「2009 AUTUMN ANIME GUIDEBOOK」という
ものが発行されています。私も読む機会があり、
この作品の記事を少し見てみました。
 番組プロデューサーの方へのインタビューの中で、
この作品では美琴達4人の女の子達の日常を描いて
いく、といった表現がありました。超能力という
非日常的な存在はありますが、それを日常的に
扱う美琴達の生活が語られていく、という意味なの
でしょう。やがていろいろな事件が起こるとしても、
この4人の女の子達のつながりをいつでも中心に
持ってきてもらいたい所ですね。

 それと、当麻と美琴の位置関係については、
オープニングアニメ(第1話ではエンディングに
使われていました)にも予感があります。映像
では、立っている美琴の後ろを当麻らしい人影
(うつむいているのか目の表情が見えません)が
通ります。すぐに気づいた美琴が振り返ります
が、テレポートしてきた黒子が目の前に現れて
美琴に抱きつきます。
 この雰囲気で本編も進むのなら、当麻の影が
ちらつく事があっても、美琴の気持ちは黒子達
の方へ向かう事になりそうでしょうか。黒子には、
その調子で美琴をずっと自分に振り向かせていって
もらいたいです。

 さて今回は、、、お嬢様学校の常盤台中学の
寮に初めて来た飾利と涙子は、あらゆる物に
感激していますね。飾利の場合はセレブ好きの
気持ちが強そうですが、涙子は美琴の暮らしぶり
が気になるのでは。
 第1話の時も少し描かれていたように、涙子は
レベルの高い能力者がちょっと苦手だったみたい
です。過去に何か経験があったのか、それとも
自分のレベルの低さに落ち込んでいるのかは
わかりませんけれど、あまり素直に接する事が
できなかったようですね。
 前回は美琴にわざわざ自分がレベル0だと
言葉に出していました。さらに今回は、美琴本人
の前で「いいとこのお嬢様で」なんて言っています。
この時の涙子には、お嬢様学校に通う高レベル
能力者の正体を見てやろう、みたいな考えが
働いていたのかもしれません。
 そんな涙子に対する美琴の答えは、涙子の
予想とは違っていたようです。美琴の答えを
聞いた彼女の反応は、美琴をちょっと見直した、
という気持ちと、まだまだ信じ切ったわけじゃ
ないぞ、という疑念、それに美琴に向かって
嫌な言葉をぶつける自分を情けなく思う感情
などが混ざり合ったものだったりするような
気もします。
 これから起きるかもしれない事件の中で、
場合によっては涙子の考えがとても重要な意味を
持ってくる可能性があります。そのぎりぎりの
状況で、彼女が美琴に向かって自分の気持ちを
どんな言葉に乗せて言うのか、とかがとても
気になりますね。

 そして黒子は、いつものように(?)度を超えた
アタックで美琴「お姉様」に接しています。
特に今回は「記念日」だそうで大がかりに準備を
整えています。
 けれど彼女が力を入れれば入れるほど事態は
怪しい方へ向かってしまうようで。(それにしても
黒子って、媚薬を飲んでも、やっている事が
普段とあまり変わってないような、、、。)また、
さすがに1ヶ月も一緒に暮らしていれば、
黒子が何をたくらんでいるかは、美琴には
何となくわかるようになっているみたいです。
それにどう対処すればいいのかも、だんだん
身につけてきているように見えます。
 黒子としては、美琴への愛情を自分なりの
やり方で一生懸命表現しているつもりでは
いるのでしょう。けれど美琴に受け入れて
もらうには、今の方法ではなかなかうまく
いかない感じです。黒子は、自分の思う方法
では美琴がオーケーしづらいという事に
気づいていないのでしょうか、それとも
気づいてはいるけれど今以外の手が考え
つかなくて苦しんでいるのでしょうか、、、。
 部屋で美琴のアルバムを見ている時に、
黒子は「過去でも未来でもなく今を見つめて
いる」という言い方をしていました。確かに
彼女には過去のしがらみなんてものが
あったとしても軽々と振り払って美琴に
ついて行っている感じはあります。でも
そんな過去や未来だけじゃなく、今の美琴の
気持ちも、あまり考えてあげられていない
ように思えます。
 自分の希望(欲望?)だけに忠実に生きて
いたのでは誰の気持ちもつかめないでしょうし、
それどころか周囲の人達は去っていくだけに
なってしまいそうです。美琴だって彼女の
事を許せなくなってしまう可能性もあるかも
、、、。

 それでは美琴の方は黒子に何を感じているか
というと、見た目ほど険悪な感情は持って
いないのではないか、という気がします。
黒子のする事を拒否したい場合はちゃんと
ノーと言っていますし、それ以外では普通に
つきあっていますよね。何より本当に黒子を
嫌っているのなら、これまでの1ヶ月の間に
何か対処をしていた事でしょう。
 そんな事をしなかったのは、美琴が黒子を
好ましく思っているから、、、。1ヶ月前に部屋に
押しかけてきたのを受け入れたのも、その後
ずっと一緒にいるのも、この好ましさが美琴の
中にずっと宿っているからなのでしょうね。
 美琴って割とさばさばした性格みたいで、
そこが周りの誤解を生む場合もあるようです。
部屋に4人でいる時、黒子が懸命に「1ヶ月目」を
主張しているのにあっさりした反応しか
しなかったのも、実は事情があったのでは。実際
に、黒子が考えていた記念日と、美琴が思っていた
記念日は1日ずれていました(この演出も何か
うまいですね)。だから美琴は、黒子が言っていた
「記念日」、「初春」、「佐天」の言葉をつなげて
間違った連想をしてしまったのでしょう。
 黒子は、美琴にとって「いらない子」なんかじゃ
ないのでしょう。飾利や涙子から見たら、小競り合い
ばかりしてるっぽい2人ですけれど、内面では
それぞれが相手の方をちゃんと向いているの
ではないでしょうか。
 ちょっと注意する必要がありそうなのは、今回
の最後の方での黒子のモノローグかも。黒子が
今の関係で満足しているようにも受け取れるの
ですけれど、ここで立ち止まってしまっては、
この先進展させるのが難しくなるような気が
します。このままずっと2人の間に誰も立ち入って
こないのならまだ良いかもしれません。が、
何かきっかけがあった時に、黒子の今の立ち位置
だとちょっと立場が弱い感じもします。せっかく
美琴といい雰囲気になってきた時に、よその
誰かに持って行かれたりしないよう、黒子は
美琴をつなぎ止めておく行動をしておいた方が
良いのでは、とも思います。

 ところで今回、美琴と黒子には、相手の人となり
を改めて感じさせる機会があったような気がします。
それは、水泳部員で黒子の同級生の絹保(きぬほ)
と万彬(まあや)の登場です。
 2人と黒子が話す姿を見て、美琴は、礼儀
正しくて恩を忘れない友達が黒子にいる事を
知りました。また黒子が、彼女達にはごく普通に
(まともに?)接している事もちょっとした発見
だったかもしれません。(ついでに言えば、
黒子がべたべたしている相手は美琴だけ、という
事実にも気づいたはずですよね。美琴は、黒子が
どれだけ自分に惚れているかをより強く知ったの
では。)
 黒子の方も、美琴が、自分の知らない場面でも
人助けをしているのにまた気づかされました。
風紀委員である黒子としては、本当は、権限を
持っていない美琴がもめ事に介入するのを
止めなければいけないのでしょうし、黒子の
本心としても美琴を心配していると思われます。
けれど、人助けをして他の人から感謝されている
美琴を見るのは、風紀の事情はおいておいて
黒子にとっては素直に嬉しい出来事なのでしょうね。

 お互いのすばらしさを、美琴と黒子は再認識
したようです。この先、彼女達のこの絆がより
固くなる事を期待したいですね。

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