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2009年10月15日 (木)

にじぷり 第14話

 民子が1人でいる時に何をしているか、って
いうのは確かに今まであまり描かれてきません
でしたね。今回の事で彼女が美羽達とより親密に
なれたかどうかはわかりませんけれど、少なくとも
美羽は、彼女の秘めた意志を尊敬できたのでは
ないでしょうか。

 Webコミック誌「WEBコミックハイ!」で、毎月
20日に更新されている、橘あゆんさん作
にじぷり」の第14話です。
 放課後になり、架は部活へ向かった。美羽と
葵が映画を見に行こうかと話している所へ、
民子が加わる。自分も映画を見に行くというの
だが、よく聞いてみると同じ作品ではなく、隣の
ミニシアターで上映中のものを見るのだという。

 民子の電卓にあんな機能が搭載されているとは
、、、。しかも自作だそうで、彼女の能力は奥が
深いですね。
 ある人の新しい一面を見つけ出して驚くのは、
その人について知らない事がまだあった、という
意味なのですよね。美羽は、民子の電卓の機能や
彼女の映画の趣味、鑑賞方法など、割と身近な
事でさえ知らなかったようです。興味がなかった、
という可能性もありますが、民子が自分から
話題にしなかったのも大きいのでは、という気が
します。
 民子がいつも美羽達のそばにいるのは、単に
寮が同じだからとかクラスで副委員長をしている
からだけではないと思います。友情とか居心地の
良さなどがあるはず。でも民子は、美羽達に、
自分の経験や考え方、好みみたいなものを
話したりはしていませんでした。
 彼女に聞けば、今まで誰も質問しなかったから、
なんてさらりと答えそうですね。まあそうやって
今までうまくいっていたわけですから、別に
そのままでもかまわないのかもしれません。
でも今回みたいな状況になった時、ちょっと
間違ったら美羽達だって助けようにも助けられ
なくなってしまう場合もありそうな気がします。
今回の経験を通して、民子が皆ともっと近づける
ようになるのかは何とも言えなさそう(キャラ
設定的には難しい?)ですけれど、美羽達は
ちゃんと彼女をわかってあげられるのでしょう。

 民子が今目指しているものは、彼女の言葉を
額面通りに聞いただけなら、またお金持ちに
なりたい、というだけの事になってしまう
でしょう。でも彼女が本当に望んでいるのは
その点ではないように思えます。
 彼女が求めているのは、家族と一緒に過ごした
時間なのかな、と感じられます。今の民子は
家族と離れて寮暮らし、それに家族の方も、今は
昼も夜も働きづめで、皆で団らんする時間を
持てないのかも。
 民子にとっては、お金がどうというよりも、
家族との時間を取り戻したい気持ちの方が大きい
と言えそうな気がします。皆で一緒に楽しく暮らす
ためなら、彼女はどんな事だってやってのけようと
するのでしょう。
 また彼女のすごい所は、学校をやめたり、
副委員長の仕事を放り投げたり、美羽達との
つきあいをやめたりなんてしない事なのでは
ないでしょうか。実はけっこう周り(家族以外)
との関係も大切にする人なのではないかと。

 といった感じでしたけれど、、、百合なエピソード
が見当たらないです。今回は麗香も出てきません
でしたし、百合な展開にはなりづらかったのかも。
(その代わりというか美羽のボケが今回も冴えてた(?)
感じだったのは良かったように思います。)
 美羽の一番はいつだって麗香のはず。でも
学院生活はそれだけじゃない、って事なの
でしょうね。、、、とすると次は架のエピソード?

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