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2009年9月 1日 (火)

にじぷり 第13話

 いつも一緒に遊んでいて、同じクラス、寮でも
ルームメイト。2人が一番の仲良しなのは誰もが
認める所でしょう。でも葵が気づき始めたのは、
もう少し違う感情、、、? 彼女の気持ちの
落ち着く先はどこなのでしょう。

 Webコミック誌「WEBコミックハイ!」で、毎月
20日に更新されている、橘あゆんさん作
にじぷり」の第13話です。
 クラス委員長の仕事にも少しずつ慣れ始めて
いる美羽。副委員長の民子がさばかなくても、
彼女は何とかクラスメイト達をリードできる
ようになっていた。そんな美羽を見る葵は、
なぜか胸の中にはっきりしない気持ちを抱いて
いるのだった。

 以前、第5話で、葵は美羽への好意を本人に
向かって直接言っていました(今回の作中でも
回想場面として登場します)。あの時の葵の
言葉は、何があっても自分は美羽の支えに
なりたい、という意志の表れだったように
思います。
 あの時の美羽は、必死に勉強してやっと
入学した虹ノ丘で再会した麗香が別人のように
振る舞っていたり、自分のクラスにもなかなか
なじめなかったりと、悩む日々を送って
いました。葵は、美羽にも味方になれる人が
いる、それは自分だ、という事をどうにか
知らせたくて、ああいう言い方をしたのでは、
という気がします。

 やがて美羽は、葵や民子、架などに支え
られて元気を取り戻していきます。それに
麗香が、昔美羽が憧れていた時と変わらない
素晴らしい人だったと気づく事ができたのも
大きかったのでしょう。
 このまま皆で楽しく学院の生活、寮生活を
送れるものと思われたのですが、、、葵には
何か満たされない気持ちが生まれている
ようで。これって、知らない間に友達が
成長していて、自分との距離を感じてしまう、
あれですよね。自分では一番の仲良しだと
思っていたのに、本当は違うの? という
不安が、彼女の思いをかき乱していたのでは、
と思われます。

 では本当にそうなのか、という部分が見所
になるのでしょう。美羽は、ちょっと
鈍かったのか、葵が何を考えていたのかまでは
気づかなかったようです。けれど、彼女
らしいふれあい方を見せていましたね。
 美羽は、虹ノ丘という偏差値も高くお嬢様
ばかりが通う女子校でいっぱいいっぱいに
なりながら生活しているため、なかなか
他の人の胸の内まで察したり相談に乗ったり
する事ができていないみたいです。でも
彼女は彼女なりにいろいろ考えているの
ですよね。特に葵の事については、一生懸命に
なっています。
 まあその努力が美羽の場合はとんでもない
方向へ行ってしまったりするわけですが、
美羽が大切にしている思いは、周りには
ちゃんと伝わっています。今回も同じなの
かもですね。

 それにしてもここで美羽の百合な恋愛に
突然葵が参戦か、と思ってしまいました。
普通に友達していた彼女が今回急に変わって
しまった理由をもうちょっと見てみたかった
ような気がします。
 例えば、前回その前にあったあきらの
別荘でのエピソードで、美羽と麗香が
急接近したら、葵はそりゃもう気が気では
なくなるようにも思います。その点から
考えても、やはり第11話や第12話では
もうちょっと百合な感じになってもらい
たかったですね。
 とはいえ、あの時の葵の視点では、美羽と
麗香がいなくなったと思って探し回って
いたら、岩場の陰で2人が裸で抱き合ってた
とかいう状況(もちろん誤解なのですけど)
だったわけですし、美羽だけ大人(?)になって
しまうのでは、と寂しさを感じる原因は
あったかもしれません。

 何にしても、葵が美羽を大事に思っている
事に変わりはないのでしょう。美羽も、
自分の事情を知っていて力になってくれる
人の存在をこれからも大切にできると良いの
では、と思います。

・「にじぷり」レビューリストレビューセンター

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